PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / PDCA Diary Vol. 17「夜間交通の必要性」/ "Necessity of night traffic"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 17「夜間交通の必要性」】

私は朝早くから仕事を始めており、夏になると始発待ちの若者達が街で騒いでいる光景に遭遇することがあります。

「始発待ち」という言葉があるということは、日本の交通機関が24時間動いていないことを意味しています。

私が16年前に住んでいたニューヨークの場合、24時間地下鉄が動いており、「終電を逃した!」というセリフをマンハッタンで耳にすることはありません(当たり前だけれど :-)。

「ニューヨークでできることを東京でなぜできないのか?」と思われる方がいるかもしれませんが、この背景には、日本の地下鉄に存在する「独立した路線」というニューヨークにはないチャレンジが横たわっています。

日本の地下鉄の場合、24時間運行することを前提として設計がなされておらず、各路線が独立運行されているため、24時間地下鉄を走らせ続けるということが非常にチャレンジングになっているのです。

ニューヨークの地下鉄は24時間運行がなされていますが、小さなトラブルは頻繁に起こっています。

さらに、複雑に路線が張り巡らされているため、ある線路をメンテナンスする場合は、別の路線を経由するなどチャレンジングな運行体制が取られています。

一方、日本の地下鉄の場合、それぞれの路線が独立した形で運行されています。

そのため、東京のある路線が故障でストップした場合、違う路線を経由して電車を動かすという手法を取ることが物理的にできなくなっています。

また、現在はただでさえ人手不足の状況であり、24時間地下鉄を動かすとなると働いている人達の労務負荷が増大し、人的ミスが発生しやすくなるため、中々踏み切れないということが現状のようです。

前置きが長くなってしまいましたが、今回紹介する資料「ルールメイキング: ナイトタイムエコノミーで実践した社会を変える方法論」は、「既存フレームワークの外で起きるイノベーション」をキャッチフレーズにしており、海外と比較して「大人が夜遊びに行く場所が少ない」と言われる日本のナイトスポットについて、焦点を当てた珍しい本になっています。

東京オリンピックが開催される期間中、公共交通機関は深夜2時近くまで運行することを検討しているようです。

私が以前住んでいたニューヨークやパリの場合、「ドレスアップ」と呼ばれるフォーマルな服装をして大人が夜遊びに行ける場所が数多くあり、「旅行客はナイトスポットに困ることはないだろうなぁ~」と感じながら見ていました。

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!


P.S. 日本の場合、都心部の深夜帯になるとタクシーが数多く走っており、地下鉄や鉄道の24時間運行が実施されるとタクシー業界への影響が大きいため、当局を含めた関係者の了承を取りにくいと唱える識者もいます。

UBERを活用して個人が自家用車をタクシーのように扱うと、日本の法律では「白タク」扱いになります。

そのため、海外のように手軽にUBERを活用することは東京や大阪ではチャレンジングになっています。

ただ、UBERは日本でも一部サービスを提供しており、タクシー会社やハイヤー業者経由で配車ニーズに応えています。

UBERの世界展開はチャレンジングだと思いますが、フランスで良く見られるバイクのタクシーサービスがあるといいなと思うMr. PDCAでした :-)。

< Mr. PDCAのボンジュール英語「白タク = unlicensed taxi」>

今回出てきた「白タク」を英語にすると、「unlicensed taxi」になります。

「Unlicensed taxi」を直訳すると、「無免許タクシー」になりますが、日本では免許を受けていないタクシーのことを「白タク」と呼びます。

日本で免許を受けているタクシーのナンバープレートは緑色ですが、普通の車のナンバープレートは白になっています。

白いナンバープレートをつけて配車サービスを行うと、「無免許タクシー」になるため「白タク」と呼ぶわけですね。

「ボンジュール英語」を続けることで、私自身が英語以外の分野について勉強できるというメリットが発生しています :-)。


【"PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 17 "Necessity of night traffic"】

Since I start working early in the morning, I sometimes encounter a scene where young people are waiting for the first train in the city.

Transportation systems are available until midnight in Japan, so in case you missed the last train, you will have no method to go home in cities like Tokyo.

In New York, where I lived 16 years ago, the subway is moving 24 hours a day, and I never heard the word “I missed the last train!” in Manhattan.

You may be wondering why 24 hour subway system can't be implemented in Tokyo.

In Japan, there are many independent routes, so it would be challenging to move the train through different routes.

The New York subway operates 24 hours a day, but minor problems have been occurring frequently.

Since the subway lines have not been designed to operate 24 hours a day in Japan, it is quite difficult to actually move the train all day.

The material to be introduced today "Rule Making: Night Time Economy (Japanese only)" has a catchphrase of "innovation that occurs outside of the existing framework".

This is a rare book that focuses on Japanese nightspots, which are said to have few places to go to.
 
During the Tokyo Olympics in 2020, public transportation systems will be operating until 2 am.

In New York and Paris, where I lived before, there are many places where people can go by wearing formal clothes.

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