PDCA日記 / PDCA Diary

継続は創造だ! / Continuity is Creation!

PDCA日記 / PDCA Diary Vol. 26 「礼儀正しさは武器である」/ "Courtesy is strength"

English follows Japanese.

 

PDCA日記 Vol. 26「礼儀正しさは武器である」】

 

PDCAカフェで多い質問として、「自分でビジネスを行う上で、心がけることは何ですか?」というものがあります。

 

大企業や官庁で働く人の社会的地位が比較的高い日本の場合、自営や起業が選択肢になることがそれほど多くないような気がしますが、私がコンサルタントとして意識していることは、「礼儀正しさ」になります。

 

この考えを質問した方に伝えると、「そんなこと?」という顔をされるケースがありますが、実は礼儀正しい行動を取れている人は、意外なほど多くないという現実があります。

 

礼儀正しく振る舞うことはそれほど難しいことではなく、自分から挨拶をする、何かをしてもらったらお礼を伝える、素晴らしい仕事をした人を称賛する(ほめる)という「挨拶、お礼、称賛」の3つを徹底すればよいだけです。

 

皆様の周りで、上記3つをきちんと実行されている方をイメージして頂くとお分かりになると思いますが、実はこれらを徹底できる人は少数派なのです(「ほとんどいない」と言っていいかもしれない :-)。

 

ビジネスがチャレンジに直面している経営者、上司や同僚との関係に悩む会社員の方と話をすると、上記3つができていないパターンが背景にあったりします(挨拶がきちんと行われていない場合、チャレンジがやってくる可能性が高いです)。

 

そのため、「最近チャレンジングだなぁ~」と感じている場合、意識的に「挨拶、お礼、称賛」を大げさなくらいにやってみると効果をかなり感じられますので、お勧めの方法です。


今回紹介する資料「「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である」は、「一流のエリートほど、なぜ不機嫌にならないのか?」という命題に挑んでおり、「無礼さは脳に焼き付く」、「いい態度に接すると、いいことに注意が向く」などの本質を突くテーマについて、議論が展開されています。

 

本書で印象的だったのは、「礼節が悪化し続けている理由の一つとして、グローバリゼーションがある」と指摘している以下のフレーズです。

 

「日本で地下鉄に乗る時は、プラットフォームで列を作って待ち、列車が来たら、ドアの脇に立って、降りる人がいなくなるまで待つのが礼儀とされている。

 

ところが、中国ではそういうことをしない。ともかく列車が来て、ドアが開いたら皆が一斉に乗り込もうとする。

 

それは、特に礼儀に反するとは思われていない。(P12)」(引用終わり)

 

私は水泳が好きで、フランスに留学生として行っていた時もよくプールに通っていたのですが、フランスのプールでは日本のようにスイムキャップをかぶる必要がありません。

 

また、日本のプールでは禁止されている飛び込みや潜水、横切って泳ぐことなどについて、フランスでは何も言われることがなく、とにかく自由だった印象が強かったことを覚えています(良い悪いはそれぞれお考えがあるでしょう :-)。

 

日本のプールで同じことをすると、すぐに監視員がやってきて、「キャップをかぶってください」「飛び込まないでください」「潜水はやめてください」「横切って泳がないでください」などと注意を受けるはずです。

 

ある国では問題ない行動でも、別の国では失礼に当たることはほかにもあり、「グローバリゼーションが礼節を悪化させている」という、今回紹介した資料「「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である」の仮説は、非常に面白いと感じました。

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!

Think CIVILITY(シンク シビリティ) 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である

Think CIVILITY(シンク シビリティ) 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である

P.S. 当たり前のことですが、フランスのプールではフランスの水(硬水)を使っています。

 

軟水の日本とは違って、フランスのプールでは硬水の中を泳ぐ必要があります。

 

硬水というだけあって、フランスのプールの水は確かに硬く、泳ぐのがチャレンジングだったことを覚えています。

 

また、髪を洗っても硬水であるため「ゴワッ」とした感じが残り、軟水の日本で洗う感じと違います。

 

なお、フランスのパン屋の外れが少ないのは、パン職人が国家資格で技術が均一化されていることに加えて、パンには硬水が合うからではないかとも考えている親仏家の私がいます。

 

ちなみに、フランスでお米を炊くと硬水であるせいか、軟水の日本で炊いたお米とは風味が異なります。

 

そのせいか、パリで食べた寿司のシャリの味も日本のものとは違った記憶があり、その土地で栽培されたものは、そこの水と合うもの(パンは硬水、お米は軟水)だということも留学中に学びました。

 

学校の勉強も大切ですが、このあたりの違いもビジネスで話題にすることができるため、過去のPDCA日記でも紹介した通り、海外経験はいつかどこかで役に立つ日が来るものです :-)。

 

PDCA日記 Vol. 19「海外勤務は2回必要?」>

https://pdcadiary.hateblo.jp/entry/2019/08/19/013247 

 

ですので、皆様もどんどん海外に出て行って働いたり、勉強したり、生活してみましょう。


< Mr. PDCAのボンジュール英語「親仏家」 = pro-French」>

今回出てきた「親仏家」の英訳は、「pro-French」になります。

 

「親米家」は「pro-American」、「親日家」は「pro-Japanese」となるわけですが、私が予備校講師をしていて大学時代を含め、学校の英語の試験には目にしたことがありませんでした。

 

「親仏家は英語でどう表現するのだろう?」と思って発見した英語の一つであり、外国語の場合はいつまで経っても分からない単語が出てくるという特徴があります。

 

これを楽しめるかどうかが外国語学習を続けるカギになるのかもしれませんね :-)。

 

 

【"PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 26 "Courtesy is strength"】

 

One of the most frequently asked questions at PDCA Café is that "What should I (participant) keep in mind when I start my own business?"

 

From my point of view, the most important thing for self-employed business persons is politeness.

 

It is not so difficult to behave politely.

 

In order to be polite, all you have to do is greet from yourself, thank others if they do something for you, and praise colleagues who did great jobs.

 

When you look around, it might be challenging to find out people who are thoroughly implementing above 3 principles.

 

In other words, by doing 3 behaviors, you will be able to make differences with others in terms of politeness.

 

The material to be introduced today “Mastering Civility: A Manifesto for the Workplace” is challenging the proposition that “Why the great people are not getting upset so easily" and the following phrases were impressive.

 

“Globalization might be one of the reasons why politeness continues to deteriorate.

 

When you get on the subway in Japan, it's polite to wait in line on the platform, and when the train arrives, stand next to the door and wait until no one gets off.

 

However in China, people don't do that on the subway.

 

After the train comes and the door opens, everyone tries to get in at once there.

 

Interestingly, It doesn't seem particularly considered rude in China."(Unquote)

 

I like swimming and I used to go to the pool when I was in France, but it wasn't necessary to wear a swim cap like in Japan, and it was free to jump in and swim across the pool.

 

If you do the same thing in a Japanese pool, the lifeguard will come immediately and he or she will be saying that “Please wear a swim cap” “Do not jump in” and “Do not swim across the pool”.

 

From these facts, politeness and manners are different in each country and as "Mastering Civility: A Manifesto for the Workplace" reiterates "globalization is exacerbating politeness" might be true, because each person takes a different view of an action.

 

Let's function PDCA today!

Mastering Civility: A Manifesto for the Workplace

Mastering Civility: A Manifesto for the Workplace

プライバシーポリシー・お問い合わせ