PDCA日記 / PDCA Diary

継続は創造だ! / Continuity is Creation!

PDCA日記 / Diary Vol. 39「先延ばし人間の守護神」/ "Guardian Deity for Procrastination Humans"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 39「先延ばし人間の守護神」】
 
私の最初の職場は外資系金融機関でしたが、最も重視されたのはスピードでした。

中でもメールに対するレスポンスについては、社会人なりたての頃に結構厳しく指摘されました(メール受信後、10分以内の回答が原則になっていました :-)。
 
メールを受け取ったら、すぐに返事をすることはもちろんですが、依頼への対応にどれくらいの時間が必要であるかを含めて回答することを教えられました。
 
最初にそのことを言われ続けたことによって、その後のビジネス生活において、かなり有利に働いたように感じています。
 
今回紹介する資料「「先延ばし」する人ほどうまくいく:「大事なことほど後回し」の隠れた効用」は、「大事なことほど後回しの隠れた効用」を紹介しており、「先延ばし人間の守護神『聖エクスぺダイト(P56)』」を説明している以下部分が印象的でした。
 
 「時は四世紀、アルメニアの道端で、古代ローマ軍の百人隊長がしゃべるカラスと出会ったところから物語は始まる。
 
百人隊長はキリスト教に改宗する決意をしていたのだが、この雄弁なカラスがやってきて何事も早まってはいけないと説得しようとした。
 
いい考えがあるという。改宗するのを先延ばしするのだ。あせってはいけない。せめて一日考えてからにするといい。
 
だが、百人隊長は先延ばししなかった。今すぐキリスト教徒として新たな人生を始めるのだと主張した。
 
実は、このカラスは姿を変えた悪魔だと気づいて、百人隊長はーーのちに聖エクスペダイトという先延ばし人間の守護神となるのだがーーめざましいことをやってのけた。
 
カラスを踏み潰してしまったのだ。(P56)」(引用終わり)
 
本書の面白いところは、国や地域によって聖エクスペダイトの扱いが異なることを紹介しているところです。
 
先延ばしを拒否した聖エクスペダイトは、世界のあちこちで礼拝対象となっていますが、フランス領のレユニオン島では聖エクスペダイトの像が、道にゴロゴロころがっているそうです。
 
先延ばしに対する考えが影響しているのか、お国柄によって聖エクスペダイトへの捉え方も違っていて、大変興味深かったです。
 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!    


「先延ばし」する人ほどうまくいく:「大事なことほど後回し」の隠れた効用

「先延ばし」する人ほどうまくいく:「大事なことほど後回し」の隠れた効用

 

P.S. 私はかなり時間に厳しい方だと思いますが、「郷に入っては郷に従え」の格言の通り(?)フランスで学生をしていた頃は、時間がゆっくり流れるパリの生活をそれなりに楽しんでいました。

 

フランスの場合、電車が予定時刻通りに来ることは稀であり、いつも「5分遅れくらいで来るだろう」という前提で生活をしていました。

 

ある日、留学生仲間にオクトーバー・フェスト(ドイツのビール祭り)に誘われて、パリからミュンヘンまで車で行くことになりました🚙。

 

東京から横浜くらいの距離と勝手に思っていたら、実際には東京から福岡くらいの距離があって、9時間以上かかり、大変な目にあいました :-)。

 

ドイツでは当たり前のことですが、交通機関が時間通りに来ており、フランス時間に慣れていた私は、「どうして電車が予定通りに来るのだ!」と憤り(?)すら感じたものです(「人間はどんな環境にも慣れる」と言ったドストエフスキーは正しいと思いました :-)。

 
 Mr. PDCAのボンジュール英語「先延ばしする = postpone」>
 
今回出てきた「先延ばし」を英語にする場合、「procrastinate」という言い方もありますが、長いため、「postpone」と表現することが一般的でしょう。
 
私は大学生時代、予備校で英語の講師をしていたのですが、高校生から「postponeとextendの違いは何なのか?」と聞かれたことがあります。
 
両方とも「延ばす」ニュアンスを含んでいますが、「postpone」はこれから行うことを「延期する」ことを示し、「extend」は現在実施されていることを「延長する」という意味を含んでいます。
 
職場の会合等で、これから行われるものを延期する場合は「postpone」を使い、今話し合いが行われている会合の時間を延ばす場合は「extend」と覚えると分かりやすいですね :-)。  
 

PDCA Diary Vol. 39 "Guardian Deity for Procrastination Humans"
 

My first employer was a foreign financial institution, and the most important thing there was speed.

 

The response timing to emails was severely pointed out when I was a junior.

 

As soon as I received the e-mail, I was supposed to reply as soon as possible, but I was taught to answer how much time would be required to respond to the request.

 

I felt like I had a great advantage in my subsequent business life by continuing this habit.

 

The material to be introduced today “Soon (Japanese only)” explains that it is sometimes important to postpone things.

  

Japan is known as one of the most punctual societies in the world, but several people seem exhausted in this sharp world.

 
I am also a punctual business person, but I should take breaks now and then :-). 
 

Let's function PDCA today!   

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