PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 54「簿記を重視するビジネススクール」/ "Business School emphasizes Bookkeeping"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 54「簿記を重視するビジネススクール」】
  

ビジネススクールに行って、一番印象的だったことは何ですか?」と先日のPDCAカフェで質問される方がおり、私からは、「簿記を重視していることが印象的でした」と回答しました。

 

私の場合、学生に戻る前の10年近くを金融機関で過ごしていたため、簿記については一通り学習していました。

 

そのため、ビジネススクールの財務・会計(アカウンティング)の授業で、教員が学生に対して、「借方・貸方」の仕分け方法を徹底的に教え込もうとすることには、正直驚きました。

 

今回紹介する資料「簿記がわかってしまう魔法の書」は、「簿記の魔法の封印を解く」をキャッチフレーズにしており、以下のフレーズが印象的でした。

 

「簿記では、左のことを借方、右のことを貸方といいます。

 

覚え方は、右にはらうので貸方は右、左にはらうので借方は左です。(P6)」

 

簿記の勉強をしたことがある人であれば、上記内容を初期段階で聞いたことがある人が多いと思いますが、借方と貸方の仕分け方法さえ理解すれば、後はシステムやクラウドで会計処理が可能な時代になっています。

 

経営の仕事に興味はあるけれど、会計や財務は苦手という方の場合、本書を読んで意識変革をすることによって、簿記への概念が変わるかもしれません。

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!


簿記がわかってしまう魔法の書

簿記がわかってしまう魔法の書

 

P.S. 金融機関出身者はご存知だと思いますが、銀行と事業会社では借方と貸方が逆になっています。

 

銀行にとっての出金は事業会社の入金であり、銀行の入金は事業会社の出金であるということが、借方、貸方が逆になっている理由ですが、この部分についても、今回紹介した資料「簿記がわかってしまう魔法の書」のP8で紹介されています。

 

銀行のトップは社長ではなく、頭取と呼ばれるなど、世間とは少し違う世界になっていますが、現在でも「銀行は特別な世界」と思っている銀行員は一部いるようです(変えた方がよいと私は思いますけれどね :-)。

 

ただ、Tシャツ・スニーカーでの勤務を認める銀行が登場したり、トップの役職名を社長に変えるところが出てくるなど、時代の流れによって少しずつ変化は出始めているようである。

 

ただ、根本的に変化するためには、かなりの時間が必要であるということが、元銀行員である私の実感ですね :-)。

 

最近は店舗縮小や人工知能(AI)の登場によって逆風が吹いている銀行業界ですが、あえてその世界に飛び込もうとする若者がいるようです。

 

何とか日本の伝統的な銀行業界を若者の手によって変えてもらいたいものですが、「年次(先に入社した人よりも昇進することが基本的にない仕組み)」という考え方がある以上、海外の金融機関と競争することはチャレンジングな気がする元銀行員の Mr. PDCAでした :-)。 

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「簿記 = bookkeeping」>

 

今回出てきた「簿記」を英訳は、「bookkeeping」です。

 

「Bookkeeping」の和訳が「簿記」になったのは、福沢諭吉が「bookkeeping」を「ボキ」と発音したことに由来しているとする説が有力です。

 

ボンジュール英語を続けることによって、簿記の由来を知ることになり、色々と勉強をしているMr. PDCAでした :-)。

 


PDCA Diary Vol. 54 "Business School emphasizes Bookkeeping"】

 

One colleague asked me at the PDCA Cafe the other day that “What was the most impressive thing when you (Mr. PDCA) went to a business school?”

 

I replied that “I was impressed with the importance of bookkeeping at business school."

 

In my case, I spent almost 10 years at the financial institution before I returned to the school, so I learned the most parts about bookkeeping.

 

Therefore, I was honestly surprised at the business school's finance / accounting classes, where professors tried to thoroughly teach students how to sort "debit / credit".

 

The material to be introduced today “Magic Book that explains about Bookkeeping (Japanese only)” has a catchphrase of “Unlocking the Bookkeeping Secrets”.

 

If you are interested in management, but you are not good at accounting or finance, reading this book may change your thought about bookkeeping.

 

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