PDCA日記 / PDCA Diary

継続は創造だ! / Continuity is Creation!

PDCA日記 / Diary Vol. 57「働かないことは悪なのか?」/ "Is it wrong not to work?"

English follows Japanese,

 

PDCA日記 Vol. 57「働かないことは悪なのか?」】

 

過去のPDCA日記で、「しばらく働かない時間を持つことは意味がある」ことをお伝えしました。

 

そうすると、ある方から「働かざるもの食うべからずで、働かないことを推奨することは何事だ」というクレーム(?)がありました。

 

私自身がヨーロッパで生活してみて気づいたことですが、在学中に就職活動を行い、卒業後すぐに働き出すことが社会の仕組みとして構築されているのは、日本特有のシステムであるということです。

 

私がフランスの大学院を卒業する時、周りの知り合いに「この後、どうするのか?」と聞くと、「勉強するのに疲れた(?)から、しばらくゆっくりする」とか「地元の南米に帰って、職探しをする」という感じで、学校を出てから就職活動をするケースが多かったように感じています。

 

私がフランスに留学していた2010年は、ユーロ危機の最中であり、スペインでは20代の失業率が50%近い水準でした。

 

そのため、ヨーロッパの若者で、仕事に就いていない人は別に珍しくなかったわけです。

 

日本の場合、「働かないこと = 悪」というイメージが一部にあるような気がします。

 

「仕事が楽しくない」とか「何のために生きているのだろう」と感じている場合、しばらく仕事をせずゆっくりするということも、人生の選択肢の中にあってもよいような気がします。

 

一番よいのは、転職時に有給を完全消化することです。

 

人によっては月末まで前職で働き続けて、翌月の初日から新しいところで仕事を始めるケースもあるようですが、これは避けた方がよいでしょう(リセットできないため)。

 

「1カ月も休んだら、何をすればよいか分からない」とコメントされた方がいましたが、そのような場合、 今回紹介する資料「働かないふたり」を読んで研究してみるとよいでしょう。

 

働かないふたり」は、引きこもりのニート兄妹の物語ですが、悲愴感がなく明るい内容で、読んでいるうちに「まあ、いいか」と思えるようなり、不思議と色々な悩みがなくなって(?)きます。

 

「ほとんどのゴリラの血液型はB型である(4巻)」ことなども紹介されており、「働かないふたり」は教養も身につく漫画です :-)。

 

それでは、本日もPDCAを回していきましょう!

 

働かないふたり 1巻 (バンチコミックス)

働かないふたり 1巻 (バンチコミックス)

 

P.S. 「働かないと生きていけない」という方もいますが、会社員として、一定期間働いていた方であれば社会保障を受けることができるため、働かなくても生きていけます(経験談!)。

 

私自身、大人になってから働かなかった期間が結構あった方だと思いますが、今も元気に生きていますし、無職時代は「楽しかったなぁ~」とすら感じています(ドストエフスキーとかエーリッヒ・フロムなどの名著をたくさん読めたからね :-)。

 

あまりにも仕事がつらい方は、「働かない(休む)」という選択肢があることを知っておくだけで、気が楽になるかもしれません。

 

大切なのは健康であり、仕事のために病気になるくらいであれば、「しばらくゆっくりする」という選択肢も検討してみましょう。

 

今回紹介した「働かないふたり」の主人公であるニートの兄は、「上司が休まないと部下が休めない」という名台詞を残しています。

 

この兄は、働いていないのに、ビジネスパーソンとしての本質をついた発言をしてきます。

 

管理職の皆様、部下に休みを取ってもらうだけではなく、自分も休暇をきちんと消化して、たまには家でゴロゴロしながら、働かないふたり」でも読みましょう :-)。

 

<Mr. PDCAのボンジュール英語「ニート」=「moocher」>

 

今回出てきた「ニート」は和製英語であり、「Not in Education, Employement or Training」の頭文字をとって「NEET」となっています。

 

ただ、ネイティブに「NEET」と言っても伝わらないため、「ニート」に近い英語としては、「moocher」があります。

 

「Moocher」は「せびる、ねだる」を意味する動詞「mooch」の名詞形であり、「せびったり、ねだったりする人」という意味です。

 

つまり、「学校に行かず、仕事もせず、親のすねをかじる人」というニュアンスが「moocher」であり、日本語の「ニート」に近くなります。

 

私自身、「mooch」という単語は知っていましたが、「moocher」が「ニート」に近い意味を持っていることを初めて知りました。

 

ボンジュール英語を続けることは、私自身の語彙力を上げることにつながっています :-)。

 

 

PDCA Diary Vol. 57 "Is it wrong not to work?"】

 

In the past PDCA diary, I mentioned that "it's meaningful to have time not to work for a while".

 

One person complained that "Mr. PDCA, you are not supposed to recommend others not to work".

 

What I noticed when I lived in Europe is that most young people try to find their jobs after graduating from college.

 

On the other hand, Japanese college students would find their jobs during their school days, but it must be a rare social system in the world.

 

Therefore, unemployed people tend to be isolated in the Japanese society.

 

The material to be introduced today “Two people who don't work (Japanese only)” is a story of two moochers.

 

This is a comic book, but two moochers are living in a positive (?) way.

 

This material also introduces that "most gorilla blood types are B" and educated contents are included, so if you are tired of life and work, why don't you take it once?

 

Let's function PDCA cycle today!

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