English follows Japanese.
【 PDCA日記 Vol. 62「シンプルなことは理解され、理解されることは実行される」】
PDCAカフェで聞かれる質問の一つに、「Mr. PDCAがビジネスを行う上で、意識していることは何ですか？」 というものがあります。
私の回答は、「シンプルかつ一覧可能なプロセスにすること」になります。
私がフランスのビジネススクールで経営戦略の授業に出ていた際、課題レポートは「A4で2ページ以内、プリント1枚裏表でまとめること」というルールが徹底されていました。
この授業の担当教授は戦略コンサルティング会社出身であり、「経営者にプレゼンをする場合であっても、2ページ以内にまとめること」を徹底していたそうです。
2ページ以内にまとめることで、「読み手の時間を取らずにすみ、結論から説明できる利点がある」とその教授は力説していました。
私自身、未だにレポートや報告書を提出する際にはこのルールに沿っており、「Mr. PDCAの報告は短くてよい」という評価を頂くことが多いように感じています（「内容がよい」とは余り言われないけれど :-) 。
今回紹介する資料「英国海兵隊に学ぶ 最強組織のつくり方」では、イギリスの海兵隊がどのように訓練され、海兵隊出身者がビジネスにおいてどのような戦略を立てているかについて解説しています。
「20万人の難民を1カ月でA地点からB地点まで移動させろ」というシンプルな命令だけが本部から下され、やり方は現場に任せるようなケースが、先進国の軍隊では多くなっていると本書は説明しています。
冒頭の「シンプルなことは理解され、理解されることは実行される」は、私の本業であるプロジェクト管理業務でも意識しており、「誰が何をいつまでに実行するか」を見える化して、タスクが大量にある場合であっても、シンプルに一覧できるようにしています。
それでは、本日もPDCAを回して行きましょう！
P.S. 今回紹介した「英国海兵隊に学ぶ 最強組織のつくり方」は、「上司の話が長い組織は衰退する運命にある」とも述べています。
どのような組織であっても、リーダーは短いフレーズでチームメンバーに考えを理解してもらうことが、現代ビジネスでは重要であるとも本書は力説しています。
私が金融機関に勤務していた頃、話が短く分かりやすい部長のチームは業績がよかったですが、説明が長く理解しにくい話をするリーダーがいる部門は、色々な意味でチャレンジングだった記憶があります。
「結論から話をして、理由は3つにする」という原則を守ることによって、説明を短く簡潔にすることができるように感じています :-)。
＜ Mr. PDCAのボンジュール英語「実行する」 =「implement」＞
今回出てきた「実行する」を英語にすると、「implement」になります。
「Implement」の類似する言い方として「do」をイメージされる方がいるかもしれませんが、「implement」はビジネスなどのフォーマルな場で計画されたことを「実行する」というニュアンスがあります。
「Do」の場合、「宿題をしなさい（Do your homework）」という形で日常生活の一部で使われるケースが多く、「implement」よりも口語的と言えるでしょうね :-)。
【"PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 62 "What is simple is understood, what is understood is implemented"】
One of the questions asked at PDCA Cafe is that "What is Mr. PDCA aware of when you are doing business?"
My answer to be above inquiry is "To make the process simple and visual."
When I was attending a business strategy class at a French business school, students were supposed to submit the assignment report within 2 pages.
The professor at this class was from a strategic consulting company, and he reiterated that he has been submitting reports to customers within 2 pages.
The professor emphasized that by putting the contents of report within 2 pages, there is an advantage that we can explain from the conclusion.
I myself have been following this rule when submitting reports to my clients.
Most of my clients gave me the evaluation that “Mr. PDCA's reports are short” (“They don't say that "Contents are good" very much :-).
The material to be introduced today “How to Build the Strongest Organization like the British Marines” explains how the British Marines soldiers have been trained and what strategies were used.
This book has been saying that "What is simple is understood, what is understood is implemented".
Let's function PDCA today!
