PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 66「長が率先してやる」/ "Head should initiate the task"

English follows Japanese,

 

PDCA日記 Vol. 66「長が率先してやる」】

 

私は会社員として日系、外資系両方を経験し、自営のコンサルタントとして複数のベンチャー、中堅企業の中で業務を経験してきました。

 

大企業、中堅企業、ベンチャー企業をいくつか見てきた中で、傾向として言えることは社長や経営陣が朝早くから仕事をしている組織は、業績がよいということでした。

 

社長が早朝から動いている会社の場合、企画担当スタッフや部下たちも早めに出勤してくる傾向にあります(当たり前だけれど :-)。

 

この場合、トップの方針は朝早くに配信されることが多く、当日中に全従業員に方向性が伝わるというメリットがあったように感じています。

 

一方、社長がどこにいるのか分からないことが多い会社や夕方にならなければ出社しない企業の場合、トップの判断を仰がなければならない局面で中々物事が前に進まず、問題が拡大していく傾向にあったように思います。

 

今回紹介する資料「調理場という戦場」は、フランス料理の名シェフとして知られる斉須政雄氏がフランス修行中の出来事などを、臨場感いっぱいに表現しています。

 

本書で印象的だったのは、斉須氏が修行中に感じたという以下のフレーズです。

 

「料理長が率先してやっているならば、若い人だってやらないわけにはいかない(P15)」

 

従来の日本の料理界では、料理長が雑用をやらないのが当たり前だったそうですが、フランスに渡った斉須氏がパリの厨房で目にしたのは、料理長があらゆることを手伝っている場面でした。

 

若き日の斉須氏は、「自分が料理長になったら雑用も率先してやるようにしよう」と決めていたらしく、その姿勢が今日の成功につながったのかもしれません。

 

料理でもビジネスでも、一番偉い人が率先して動くことで、周りや若手も動かざるをえません。

 

調理場という戦場」はビジネスパーソンにも是非読んで頂きたい一冊であり、料理の世界もビジネスの世界も、基本的な部分は変わらないような気がしながら本書を読み終えました。

 

それでは、本日もPDCAを回していきましょう!

 

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調理場という戦場 ほぼ日ブックス

調理場という戦場 ほぼ日ブックス

 

P.S. 私が管理職研修を受けた際、ある人事部の方が「上司が部下を見る目よりも、部下が上司を見る目の方が厳しい」というコメントされ、「なるほどなぁ~」と感じたことを今でもよく覚えています。

 

上司は部下をきちんと見ているつもり(?)ですが、部下が上司を見る目の方が厳しいということであり、これは中々含蓄がある言葉だったと思います。

 

言いかえると、経営陣がスタッフを見る目よりも、逆の方がシビアということですね。

 

自分の経験から考えても、この法則は正しいような気がします :-)。

 

<Mr. PDCAのボンジュール英語「料理長」=「chief cook」>

 

今回出てきた「料理長」を英語にする場合、「chief cook」とすることが一般的なようです。

 

「chief cook」以外にも「head chef」などの使い方もあるようですが、日本人の感覚からすると、「chief cook」が一番覚えやすいような気がします。

 

自分自身が理解している単語を使うことが外国語習得の近道であるため、迷ったらシンプルな方を選ぶのが原則ですね :-)。

 

 

PDCA Diary Vol. 66 "Head should take the task"】

 

I have experienced both Japanese and foreign companies as a company employee, and I have worked in multiple ventures and medium-sized companies as a self-employed consultant.

 

After looking at several large, mid-sized, and venture companies, organizations with strong performance tend to have executives who come to the office early in the morning.

 

In this case, the top direction is often delivered early in the morning, and it will be distributed to all employees during the day.

 

The material to be introduced today “Cooking Battlefield (Japanese only)” was written by Mr. Masao Saisu who is a legendary French chef in Japan.

 

Mr. Saisu went to France when he was young for cooking training and he experienced very challenging days, because he could rarely speak French at that time.

 

What impressed me in this book is the following phrase that Mr. Saisu felt during his training days in France.

 

“If the chief cook takes the initiative, young people will also work hard automatically. Therefore, the head should initiate the task.”

 

In the traditional Japanese culinary world, it was natural that the chief cook did not do chores, but Mr. Saisu who went to France saw the chief cook who had been doing everything in the kitchen.

 

Young Mr. Saisu had decided that he should take the initiative in chores when he became the chief cook, and that attitude might have led to his success today.

 

Let's function PDCA cycle today!

 

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