PDCA日記 / Diary Vol. 77「いい時にいい場所にいる」/ "Be in a good place at the right time"

English follows Japanese,

【PDCA日記 Vol. 77「いい時にいい場所にいる」】

世の中には「運がよい」と言われる人がいますが、科学的には「運がよい」人はいないことが確認されています。

統計的に分かっているのは、「自分は運がよいと思っている人に、よいことが起こりやすい」ということです。

今回紹介する資料「カーライル流 日本企業の成長戦略」は、世界的な投資ファンド（プライベート・エクイティ・ファンド：PEファンド）であるカーライルの組織運営方法を非常に分かりやすく説明しており、共同創業者であるウィリアム・コンウェイ氏の以下のコメントが印象的でした。

「私はとても運に恵まれた人間だと思っています。

ごく普通の人間であっても、いい時にいい場所にいることによって大きな変化を起こしうる。

私は、その幸運をほかの人に返していくのが務めだと思っています。」（引用終わり）

「泣く子も黙るPEファンド」と呼ばれるカーライルを、一代で築き上げたコンウェイ氏が、「自分はごく普通の運に恵まれた人間であり、いい時にいい場所にたまたまいただけである」とコメントしているのは、多くのビジネスパーソンにとって考えさせられる内容だと思いました。

私自身が運をよくするためにとっている方法としては、机の上を整理整頓して常にきれいにしていることがあります。

机の上がきれいだと、「暇そうに見えて仕事を頼みやすい」と思われるようで、色々な仕事がふってきますが、コンサルタントとしては嬉しい限りです :-)。

それでは、本日もPDCAを回していきましょう！

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カーライル流 日本企業の成長戦略

P.S. 本書でもう一つ印象的だったのは、フランス発祥のファッション・ブランドであるモンクレールがアジア展開を検討した際、カーライルがアドバイザーになったことが紹介されている点です。

現在は、イタリアのミラノに本社を置いているモンクレールですが、アジア進出に必要な資金である120億米ドルをカーライルから調達し、カーライル・ジャパンなどから助言を受けて、日本でのビジネス展開を果たしたと本書は解説しています。

NHKのテレビドラマ「ハゲタカ」では、PEファンドのことを必ずしもポジティブに描かれていませんでしたが、倒産寸前の老舗旅館に資金を拠出して蘇らせるなど、資本主義のおけるエコシステムとして、最近は日本でも見方が変わってきているようです。

コンサルティング・ファームのような役割を行いながら、資金や役職員を提供するPEファンドは、今後の日本で更に活動的になる存在であると元銀行員の私は感じているのでした。

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＜Mr. PDCAのボンジュール英語「整理整頓する」=「tidy up」＞

今回出てきた「整理整頓する」を英語にすると、「tidy up」となります。

子供に「部屋を片付けなさい」という場合、「Tidy up your room」と表現すればよいわけですね。

 ちなみに、「tidy」だけの場合、「綺麗な、きちんとした」という形容詞の意味になります。

「Tidy desk」とすれば、「綺麗な（きちんとした）机」ということになりますね :-)。

【PDCA Diary Vol. 77 "Be in a good place at the right time"】

Some people are considered to be “lucky” in this world, but scientifically it has been confirmed that no one is “lucky”.

What we know statistically is that "Good things are likely to happen to people who think they are lucky".

The material to be introduced today “Carlyle Style Japanese Corporate Growth Strategy (Japanese only)” explains the organization management method of Carlyle, a global private equity fund (PE fund), in a very easy-to-understand manner and the following comment by Mr. William Conway (co-founder of Carlyle) was impressive.

“I'm a very lucky person.

Even an ordinary person can make a big difference by being in a good place at the right time.

I think it is my duty to return that fortune to others." (Unquote)

Mr. Conway who built the Carlyle Group from scratch to one of the leading PE funds in the world considered himself as an ordinary person with a great luck.

This is a helpful comment for every business person.

Mr. Conway also reiterates that it is quite important for business persons to be in a good place at the right time.

I suppose that in order to be in a good place at the right time, we are supposed to do our best in a given place in good health :-).

Let's function PDCA cycle today!

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