【PDCA日記 Vol. 97「上司は部下より無能でよい」】
この教授が言いたかったことは、「自分ならばこういう方策が取れるのに、なぜこの上司はこんな作戦を指示するのだろうか?」と思えるようになる必要があるということでした。
天邪鬼(あまのじゃく)な私は、この教授のコメントを聞いた際、「自分よりも優秀な部下にチームに来てもらい、楽しく働いてもらうということかな」と勝手に解釈したことを覚えています。
今回紹介する資料「自分の頭で考えて動く部下の育て方」は、「上司1年生の教科書」をキャッチフレーズにしており、「上司は部下より無能で構わない」部分に、ビジネススクール時代の教授が言っていたことと同じようなフレーズがありました。
「教師は必ずしも生徒より優れている必要はない、ということは、上司は必ずしも部下よりも優れていなくてもよい、ということでもある。
上司も同様で、平社員の時に見せた能力とは別の能力が求められる。
それは、部下のパフォーマンスを引き上げる能力だ。」(引用終わり)
それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!
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「上司である自分よりも、部下のあなたの方が優秀な分野である」ことを明確に伝えることで、部下側も「ああ、この上司はこの分野が苦手なのだな」と理解できます。
上司の不得手な部分を明確にしておくことで、部下側も「ここは私がやりましょうか?」という感じで提案をしやすくなります。
このPDCA日記でも繰り返しお伝えしている通り、上司は分からない点について、「分からない」とはっきり部下に言うこともポイントになるでしょう。
ミス・コミュニケーションの大部分は、分かっていないことを「分かっている」ふりをすることから始まると私は考えており、「分からないことは分からない」と断言できる人がビジネスにおいては、大変貴重な人材であるとすら最近は感じています :-)。
When I was studying at business school, one professor said the following phrase in a class of “Management Strategy”.
“When you return to the real world, you have to come to think that 'how incapable this boss is?'”
When I heard the above comment, I thought that "I should gather capable subordinates so that the team can perform well".
The material to be introduced today “How to Raise Subordinates Skills (Japanese only)” reiterates that “Boss can be incompetent than subordinates” and the following phrases were impressive.
“Teachers don't necessarily have to be better than students, which means that a boss doesn't necessarily have to be better than a subordinate.
The same goes for bosses and they need different abilities from those shown at the time of junior employees.
That is the ability to improve the performance of subordinates." (Unquote)
Let's function PDCA today!
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