PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 131「やってみもせんで何がわかる?」/ "What can you tell by doing nothing?"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 131 
やってみもせんで、何がわかる?」】
 
皆様は、「切腹最中」という和菓子をご存知でしょうか?

 

【新正堂】切腹最中(20個入り)
 

私は甘党であり、「切腹最中」を販売している和菓子屋「新正堂」の近くを通ることが以前は多かったため、時々購入していました(店頭であれば、1個から買えるからね :-)。

 

ミスをしてしまった会社員が、取引先に謝罪する際に持参する土産として「切腹最中」は大ヒットし、多い日には、7,000個も売れているそうです。

 

今回紹介する資料「バカ売れ法則大全」は、「大ヒットした商品の舞台裏」を解説しておりにしており、以下のフレーズが印象的でした。

 

「『切腹最中』という奇妙なネーミングをつけた和菓子屋は、発売前に調査を行ったところ、119人中118人が商品名に否定的だった。

 

しかし、たった1人の肯定的な声にかけて商品化したところ、大ヒットする。

 

どんなネジでもはずすことができる工具『ネジザウルス』を開発した会社は、少数意見を無視せずに商品を改良することで、累計330万丁も売れているのだ。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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バカ売れ法則大全

バカ売れ法則大全

 

P.S. 私がビジネススクールで勉強していた頃、「経営戦略」という授業で、ホンダ出身の教授がいました。

 

その教授によると、「アメリカにおけるバイク事業」と「四輪車事業」の開始が、ホンダの現在の成功につながっているとのことでした。

 

ただ、ホンダがバイク事業をアメリカで始める頃と四輪車事業を開始する時に、この教授がコンサルタントの立場であれば、「2つの事業は失敗する可能性が高いと判断しただろう」とコメントしていました。

 

ハーレーダビッドソンなどの大型バイクが主流のアメリカにおいて、スーパー・カブという細いバイクをホンダが投入した際、関係者の多くは「失敗する」と思っていたそうです。

 

ホンダの四輪車事業についても、参入当初は車の専門家ほど「成功の可能性は低い」と予想していたと、この教授は言います。

 

今回紹介した資料「バカ売れ法則大全」が唱えている通り、他の全員は反対しても、やってみたら成功したビジネスは結構あり、ホンダは専門家の予想を裏切り(?)アメリカのバイク事業、世界での四輪車事業を軌道に乗せました。

 

参入が、非常にチャレンジングと言われる航空機事業においても、ホンダジェットは世界の空で羽ばたき出しています。

 

ホンダのスローガンは「The Power of Dreams(夢の力)」であり、創業者の本田宗一郎は、「やってみもせんで、何がわかる」というのが口癖だったようです。

 

AI全盛の現在において、本田宗一郎の「やってみもせんで、何がわかる」というセリフが、ビジネスパーソンに何かを問いかけていると感じるのは、私だけではないでしょう :-)。

 

ちなみに、本田宗一郎と共に、ホンダを世界企業に押し上げた名参謀の藤沢武夫は、「経営学の本に書いてあることと、逆のことをやったら上手くいった」と語っています。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「大ヒット」=「blockbuster」>

  

今回出てきた「大ヒット」の英訳は、「blockbuster」になります。

 

「あの映画は予想に反して、大ヒットした」を英語にする場合、「That movie was a blockbuster unexpectedly」とすればよいですね :-)。

 
 
PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 131 "What can you tell by doing nothing?"】

 

When I was studying at a business school, there was a professor who was from Honda Motors.

 

According to this professor, the start of the motorcycle business in the United States and the automobile business led to Honda's current success.

 

However, when Honda started the motorcycle business in the United States and entered the automobile market, no one believed that Honda would be a successful player in these fields.

 

Honda's slogan is “The Power of Dreams” and the founder, Soichiro Honda, seemed to have a habit of saying “What can you tell by doing nothing?”

 

Let's function PDCA today!   

 

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