私がコンサルタントとしてお世話になった企業には、2つのタイプがあったように感じています。
1つ目は事業が拡大し、社長が社内のプロジェクトを管理するために私に依頼が来たケースです。
もう1つはビジネスが危機に直面し、撤退や合併などを通じて生き残りを検討している企業で、チャレンジングなことがあちこちで発生しており、「Mr. PDCA、今すぐ来て！」と呼ばれるパターンです。
チャレンジに直面する組織は、「やらないことを決めずにプロジェクトを進める」「やめ時（撤退タイミング）をあいまいにしたままビジネスを拡大する」という特徴があります。
古くはナポレオン、旧日本軍も同じチャレンジに直面しましたが、過去の成功体験が大きい組織ほど、チャレンジング度合いも制御不能なほど大きくなっていたように感じています。
今回紹介する資料「本業転換――既存事業に縛られた会社に未来はあるか」は「これからの企業のあり方・あるべき姿をも問い直す」をキャッチフレーズにしており、「やらないことを貫く」部分の以下のフレーズが印象的でした。
「『やらない』というのは、企業の意志（will）であり、その分野には資源を投入しないということであり、環境が変わろうが、ぶれることはない。
高度成長期に三菱商事は、『ラーメンからミサイルまで』と広い事業領域を持っていたが、社内には『水商売はやらない』という不文律があったと言われており、これは現在でも守られている。
他にも、ある企業では、『体内に入るものはやらない』という決め事があり、それを遵守している。」（引用終わり）
それでは、本日もPDCAを回して行きましょう！
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P.S. 私自身、自営業者として「やらないこと」を決めています。
「店舗を持たない、人を雇わない、依頼を断らない」の3つです。
店舗と従業員は最大の固定費であり、自営業者にとってビジネスを圧迫する要因になります。
「依頼を断らない」というのは、「ひとまずやってみる」ことの裏返しであり、短期で依頼を一旦受けてみて、私と先方の相性が良ければ、長期契約に移行するという手法を取っていました。
この基本路線は、今後も不変の予定です :-)。
＜ Mr. PDCAのボンジュール英語「貫く」 = 「penetrate」＞
今回出てきた「貫く」の英訳は、「penetrate」になります。
「やらないことを貫く」を英語にする場合、「Penetrate what not to do」とすればよいですね :-)。
The material introduced today "Transformation of business: Is there a future for companies tied to existing businesses? (Japanese only)" has ta catchphrase "Re-examine the future of the company and what it should be" and the following phrases in the section were impressive.
"'What not to do' is the will of a company, not to invest resources in that field, and if the environment will change, but will not shake.
During the period of rapid growth of Japanese economy after World War II, Mitsubishi Corporation had a wide business domain, from Ramen noodles to missiles, but it was said that there was an unwritten rule in its company that it would not do night business.
Another company has a rule that "do not do anything that enters the body" and it still adheres to it." (Unquote)
Let's function PDCA today!
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