私がフランスで学生に戻っていた頃、留学生仲間から「日本企業で働きたいのだが、どう思うか?」という質問を受けたことがあります。
私は、「伝統的な日本企業で働くのはお勧めしない」と回答していました。
最近は、総合商社やメガバンクなども中途採用を行っていますが、多くの場合、社長は生え抜きのプロパー社員から選ばれています。
これは悪いことではありませんが、中途入社組からすると、「トップになれない」ことを明示していることになります。
そのため、私はビジネススクールの友人たちに「日本の伝統的な企業に行くのは勧めない」と伝えていたわけです。
今回紹介する資料「ちょっと気になる「働き方」の話」は、「これからの働き方を考える上での課題を網羅」をキャッチフレーズにしており、「パートタイム社会オランダ」部分の以下のフレーズが印象的でした。
「オランダは、世界初・世界で唯一の『パートタイム経済』、より広い意味を込めて、私は『パートタイム社会』とも呼んできました。
オランダで通常用いる定義である週労働時間35時間未満を用いると、2016年のパートタイム労働者の割合は男女計48.5%、男性26.0%、女性74.7%です。
もはや女性に関しては、パートタイムが普通の働き方、典型的な就労形態となっていることがわかります。」(引用終わり)
それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!
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P.S. 新卒で総合商社に入った知り合いの話を聞いていると、新人の時に独身寮などで寝食を共にすることで、「見えない横のつながり」が自然に発生し、それが仕事をする上で非常に重要になるそうです。
これは良いことだと思いますが、独身寮を経験していない中途入社組からすると、一種の参入障壁になっています。
日本の伝統的な企業で多様性が進まない背景には、「同じ釜の飯を食う」文化があるのかもしれませんね。
繰り返しになりますが、別にこれが悪い文化というわけではありません :-)。
< Mr. PDCAのボンジュール英語「オランダ」 = 「Netherlands」>
今回出てきた「オランダ」の英訳は、「Netherlands」になります。
日本語の「オランダ」は、「Holland」から来ていましたが、2020年からオランダ政府は英語の「Holland」を使用せず、「Netherlands」に統一することを発表しました。
「パートタイム社会オランダ」を英語にする場合、「Part-time society Netherlands」とすればよいですね :-)。
The material introduced today "New Work Style (Japanese only)" has a catchphrase of "Covering the issues in thinking about the future work style" and the following phrases were impressive.
"The Netherlands is the first and only part-time economy in the world, and in a broader sense, I have called it a part-time society.
Using the usual definition of less than 35 hours per week in the Netherlands, the proportion of part-time workers in 2016 was 48.5% (Men: 26.0%, Women: 74.7%).
For women, it turns out that part-time is a normal way of working and a typical form of work." (Unquote)
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