PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 279「社会福祉が低成長の原因?」/ "Is social welfare a cause of low growth?"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 279社会福祉が低成長の原因?」

 

健康保険などの社会保障の仕組みは、1880年代のドイツで原型が作られたと今回紹介する資料「福祉世界 - 福祉国家は越えられるか」は述べています

 

民主化が進んだ欧州で社会保障の仕組みが形づくられたことは驚きではないですが、社会保障は支配層や為政者を守る仕組みであると私のビジネススクール時代の教授は言いました。

 

この話は過去のPDCA日記でも紹介しましたが、この教授によると、失業保険や 生活保護があることで、仕事を失っても先進国では人間が生きていけいます。


そのため、社会に不満を抱えている人たちが革命などを起こすインセンティブをなくしているそうです。

 

本当かどうか定かではありませんが、この教授の意見を聞いた時、私は思わず「なるほど」と感じたものです。

 

ただ、社会保障が整備され始めた19世紀後半とは違い、現在は納税者が社会保障制度を修正できない状態になりつつあります。

 

日本もそうですが、先進国では税金を使っている高齢者の方が多くなりつつあるためです。

 

税金を納める側が税金の使い道を決めることが、民主主義の基本です。


しかしながら、18世紀のフランス革命以降、守られてきたこの原則が少子高齢化によって崩れそうになっています。

 

その意味で、人類は大きな転換点にさしかかっていると言えるでしょう。

 

人類が社会保障の仕組みを構築した背景を説明している本書を読むことで、民主主義の原点について色々と考えられるかもしれません :-)。

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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福祉世界 - 福祉国家は越えられるか (中公選書)

福祉世界 - 福祉国家は越えられるか (中公選書)

 

 

 

P.S. 私がフランスに留学していた頃、ある新興国から来た留学生がこんなことを言っていました。

 

「日本やフランスなどの先進国が低成長になったのは、社会福祉の整備が原因である。


先進国では、年金や生活保護などの社会福祉に税金を使いすぎである。


そのため、将来を担う子供や若年層にお金が回らなくなって、社会が成長しなくなった。」(新興国からの留学生コメント終わり)

 

民主国家である限り、政治家が大多数の声に耳を傾けるのは当然です。

 

ただ、18世紀後半のフランス革命のきっかけとなった「納税者が税金の使い道を決める」という民主主義の原理原則が、先進国を中心に変わりつつあるのは確かでしょう。

 

日本の場合、若年層の投票率が低いこともあって、政治家は高齢者向けの政策を出しがちです。

 

つまり、「税金を使う側が税金の使い道を決める社会」に入りつつあります。

 

オーストラリアのように、投票を義務にすることも一つの方法かもしれません(日本は権利)。

 

この状況をどう打開するかが、人類に課せられた大きなチャレンジかもしれませんね :-)。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「社会福祉」 = 「social welfare

 

今回出てきた「社会福祉」の英訳は、「social welfare」になります。

 

社会福祉が、低成長の原因であるという意見がある」を英語で表現する場合、「Some say that social welfare is the cause of low growth」とすればよいですね :-)。

 

福祉世界 - 福祉国家は越えられるか (中公選書)

福祉世界 - 福祉国家は越えられるか (中公選書)

 

 

 
PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 279 "Is social welfare a cause of low growth?"】
 

The material introduced today "Welfare World: Can the Welfare State Be Overcome? (Japanese only)" reiterates that the original form of social security systems such as health insurance was created in Germany in the 1880s.

 

It is not surprising that the social security system has taken shape in democratized Europe, but a professor during my business school days said that social security is a system that protects the wealthy people and government.

 

This story was introduced in the past PDCA diary, but according to this professor, with unemployment insurance and livelihood protection, a system that can live even if you lose work has been built.

 

Therefore, you will not be dissatisfied with society and it seems that some people have lost the incentive to launch revolutions.

 

I'm not sure if it's true, but when I heard this professor's opinion, I felt "I see".

 

Unlike the latter half of the 19th century, when social security began to be in place, taxpayers are no longer able to modify the social security system.

 

As in Japan, elderly people are spending more taxes in developed countries.

 

The basic principle of democracy is that taxpayers decide how to use taxes, but since the French Revolution in the 18th century, this principle, which has been stubbornly protected, is about to collapse due to a declining birthrate and an aging population.

 

In that sense, humankind can be said to be at a major turning point.

 

By reading this book, which explains the context in which humankind built the social security system, you may think a lot about the origins of democracy :-).

 

Let's function PDCA today!   

 

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