【PDCA日記 Vol. 349「白い嘘が負のスパイラルを生む」】
私は2016年に自営を始めてから、結構色々な企業にコンサルタントとしてお世話になってきました。
受付の雰囲気だけでも、会社の勢い（？）や文化がある程度見えるものです。
今回紹介する資料「OPENNESS(オープネス) 」は、「職場の「空気」が結果を決める」をキャッチフレーズにしており、「リーダーの白い嘘が負のスパイラルを生む」部分の以下フレーズが印象的でした。
「あなたが今、100人の部下を持つリーダーだとしよう。
担当する事業の業績が悪くなっている。あるいは、ある部下が不正を働いた。さて、迷う。
この事実をありのまま、組織やチーム全体に言うべきか、言うべきでないか？実際、とても難しい問題だ。
本来なら、きちんと事実は伝えたほうがいい。当然だ。しかし、我々の心は弱い。そこで、あるアイデアを思いつく。
あえて言わない。これだ。たとえば、こう考える。
『今、会社の状態が悪いから、これ以上ネガティブな情報を共有すると士気に関わる』『嘘をついているわけではなく、言わないほうがみんなのために』『これは仕方ないのだ』と、つまり、『白い嘘』という選択肢が生まれる。
だが、トップやリーダーが白い嘘を一度つき始めると、組織の常習となり、強烈な『事なかれ主義』を生み始める。
誰も本当の厳しい事実は言わずに、なあなあで物事が進み始める。
むしろ本当のことを言う人は煙たがられる。」（引用終わり）
それでは、本日もPDCAを回して行きましょう！
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P.S. 今回紹介した資料「OPENNESS(オープネス) 」の中で一番のポイントは、「むしろ本当のことを言う人は煙たがられる」部分だと感じました。
「本当のことを言う人」は組織の問題に気づいており、根本解決を図ろうとしているわけですが、こういう人が煙たがられると「悪意のない白い嘘」だけではなく、「悪意のある黒い嘘」まで蔓延しかねません。
日本企業の場合、雇用の流動性が低く、新卒でずっと同じ組織に属している人が多いため、おかしなことが行われていても「それが普通である」という感覚に陥ってしまうリスクがあります。
これを避けるためには、できるだけ外部の違う業種や業態の人達とコミュニケーションを取ることです。
最近は転職が一般的になっており、「変だな」と感じたら別の世界に行くという選択肢を考えてみるのも一つですよね :-)。
＜ Mr. PDCAのボンジュール英語「嘘」 = 「lie」＞
今回出てきた「嘘」の英訳は、「lie」になります。
「白い嘘が負のスパイラルを生む」を英語で表現する場合、「White lies create a negative spiral」とすればよいですね :-)。
【PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 349 "White lies create a negative spiral"】
The material introduced today "OPENNESS (Japanese only)" has a catchphrase "The atmosphere of workplace determines the result" and the following phrases were impressive in the part "White lies create a negative spiral".
"Imagine you are a leader with 100 subordinates.
When the performance of the business in charge is poor, should this be true or not for the whole organization or team?
In fact, it's a very difficult problem.
Normally, you should tell the facts properly needless to say, but our hearts are weak.
Then you will come up with an idea that 'Do not tell the facts to others'.
People tend to think that 'Because the condition of the company is bad right now, sharing negative information anymore will be morale. It's not for lying, it's for everyone not to tell. This is unavoidable.'
The option of "white lie" is born.
However, once the top and leaders started telling a white lie, they became addicted to the organization and began to avoid conflicts and troubles.
No one says the true harsh facts, and then things start to move to wrong directions.
Rather, the person who says the truth is shunned." (Unquote)
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