PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 358「テレワークの功罪」/ "Pros & Cons of WFH"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 358「テレワークの功罪」】
 

最近は色々な企業がテレワーク(オフィス以外の場所で仕事をする労働形態)を導入するニュースが出ていますが、総務省の「2019年通信利用動向調査」によると7割以上の企業が「テレワークを導入していないし、具体的な予定もない」と回答していました。

 

(2019年通信利用動向調査:P6がテレワークの説明)http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/data/190531_1.pdf

 

ある総合商社が、「全社員原則出社」という方針を打ち出したことが話題になりました。

 

コロナ騒動の中でも、「仕事は会社に来てするもの」という意識が強い企業が多いようです。

 

海外に目を向けると、テレワーク前提でオフィス設計をしている企業があります。

 

私の前職のロンドン拠点は、スタッフ数の6割程度しかデスクを用意しておらず、4割強はテレワークで働く仕組みを採用していました(もちろんフリーアドレス :-)。

 

一方、ヤフー・アメリカは2013年にテレワークを廃止し、CEOから以下のメッセージが配信されたことが話題になりました。

 

「最上の職場になるためには、コミュニケーションとコラボレーションが大事。

 

ゆえに、私たちはサイド・バイ・サイドで机をならべて働く必要がある。

 

在宅勤務だと、スピードと仕事の質がしばしば損なわれる。

 

私たちは、ひとつのヤフーにならねばならぬ。

 

そして、それは物理的に一緒にいることから始まるのだ。」

 

今回紹介する資料「知識ゼロからの働き方改革で変わる労働法入門」は、大変重要な事項を分かりやすく解説している良書で、以下のフレーズが印象的でした。

 

「テレワークの場合、勤務時間の管理や目視での仕事の評価が難しい問題点もあります。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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知識ゼロからの働き方改革で変わる労働法入門

知識ゼロからの働き方改革で変わる労働法入門

 

 

P.S. ヤフー・アメリカのCEOが発信したメールにある「在宅勤務だとスピードと仕事の質がしばしば損なわれる」部分について、「時代遅れな考え方」と非難する声があります。

 

一方で、「オフィスにいればすぐに聞けることをテレワークの場合、電話やメール、チャットでやり取りしなければならず非効率」と擁護する意見もあります。

 

今回紹介した資料「知識ゼロからの働き方改革で変わる労働法入門」で、「テレワークは評価が難しい」と指摘しているのは、対面でのコミュニケーションを本能的に人間は重視していることを示しているのかもしれません(この辺りは色々な意見があるとは思いますが)。

 

外資系企業で働いたことがある方はお分かりだと思いますが、基本的にそれぞれの職務について「ジョブ・ディスクリプション」が定められています。

 

「ジョブ・ディスクリプション」には、自分の仕事が何で「どこからどこまでの業務を行うのか」が明記されています。

 

外資系企業の場合、「ジョブ・ディスクリプション」に沿って業務を行います。

 

そのため、働く場所がオフィスであっても自宅であっても、基本的に「ジョブ・ディスクリプション」通りに仕事をすればよいわけです。

 

一方、日本企業の場合、部署ごとに仕事が決まっているケースがあり、個人ごとに「ジョブ・ディスクリプション」が定められているところは少数派です。

 

外資系企業、日本企業それぞれに良いところと悪いところがあると思いますが、私は外資系企業の方が性に合っていましたね :-)。

 

<Mr. PDCAのボンジュール英語「WFH = 在宅勤務 」>

 

今回のテーマである在宅勤務を英語にすると、「WFH(work from home)」になります。

 

日本語のテレワーク(telework)もそのまま英語で利用可能ですが、「work from home」の方が一般的なようです。

 

日本では自宅からオフィスまでの通勤費が会社から支給されますが、海外では基本的に自分で払うことになります(私もNYでは徒歩通勤をしていたなぁ👟 :-)。

 

海外で会社員として働く人にとっては、通勤費を自分で払う必要がなく、通勤時間もない在宅勤務を行うインセンティブが強いため、日本よりもテレワークが普及しているのかもしれません。

 

意外なところで意外なことが影響しているのがビジネスであり、この部分が面白いところでもありますね :-)。

 

知識ゼロからの働き方改革で変わる労働法入門
 

 

 
PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 358 "Pros & Cons of WFH"】

 

Recently, various Japanese companies started WFH (work from home), but according to the Ministry of Internal Affairs and Communications Japan, more than 70% of Japanese companies are not considering to implement WFM.

 

Looking at outside of Japan, WFH is popular and my former workplace in London office prepared about 60% of desks for the entire number of employees, because more than 40% of staff are supposed to work from home.

 

On the other hand, Yahoo America abolished WFM in 2013, and CEO mentioned that "Speed and quality are often sacrificed when we work from home".

 

The material to be introduced today, “The Labor Law Changes in the Way of Working (Japanese only)” is a good book that explains very important matters and the following phrases were impressive.

 

"In case of WFH, there are challenges that make it difficult to manage working hours and evaluation is quite tough for managers." (Unquote)

 

Let's function PDCA today!   

 

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