PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 363「劇場型の詐欺」/ "Theatrical Fraud"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 363「劇場型の詐欺」】

 

今月(2020年7月)は東京都知事選挙がありましたが、11月にはアメリカの大統領選挙が行われます。

 

国内外を問わず、最近の選挙は「劇場型」が多いと言われます。

 

選挙だけではなく詐欺手法にも劇場型が取り入れられているようで、今回紹介する資料「影響力の解剖 パワーの心理学」は以下のように述べています。

 

「最近の振り込め詐欺は劇場型になっており、にせの息子、銀行員、警察官、複数の与え手がタイミングよく、餌食となる高齢者に電話をかけてきます。

 

そして、電話を受けた高齢者は心理的にだんだん身動きが取れないような状況に追い込まれ、詐欺師が考え出したストーリーにはまってしまうことになります。」(引用終わり)

 

影響力の解剖 パワーの心理学

影響力の解剖 パワーの心理学

  • 作者:今井 芳昭
  • 発売日: 2020/02/01
  • メディア: 単行本
 

 

私は元銀行員ということもあって、「ミナミの帝王」や「ナニワ金融道」、「闇金ウシジマくん」などの金融系漫画やドラマが大好きだったりします。

 

新・ミナミの帝王

新・ミナミの帝王

  • メディア: Prime Video
 
ナニワ金融道 1

ナニワ金融道 1

 
闇金ウシジマくん(1) (ビッグコミックス)
 

 

 ドラマ「新・ミナミの帝王」の中で「ニンベンの女」という回があり、小芝風花が演じる22歳にして裏社会で偽の書類などを作る「偽造屋」矢倉紅(やぐらべに)が登場します。

 

新・ミナミの帝王」の主人公である萬田銀次郎千原ジュニア)は、以下のような名台詞を残しています。

 

「裏の世界で、偽物屋のことを『ニンベン』と呼ぶ理由をしっているか?『偽』という字は『人の為』と書くからやで。偽物屋は人の為の仕事ができるんと違うか?」(萬田銀次郎コメント終わり)

 

「偽物屋」である矢倉紅は、百戦錬磨の詐欺師である「地面師」から「人の為」に10億円を取り戻すため、15歳の頃から7年間磨いてきた偽造技術を発揮するのでした。

 

私が小芝風花のファンということで熱く語ってしまいましたが、興味のある方は一度観てみてください💛。

 

<新・ミナミの帝王〜ニンベンの女〜>

https://www.netflix.com/jp/title/81004067

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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影響力の解剖 パワーの心理学

影響力の解剖 パワーの心理学

  • 作者:今井 芳昭
  • 発売日: 2020/02/01
  • メディア: 単行本
 

 

P.S. 私はオカルト的なものを全く信じておらず、その証拠に血液型占いや星座占いにも科学的根拠がないことが確認されています。

 

先日、「イギリスの55%は自分の血液型を知らない」というニュースが出ていましたが、血液型で性格を分類しようとするのは、日本人だけです。

 

https://www.jiji.com/jc/article?k=2020071100408&g=int

 

外国人に血液型を聞くと怪訝な顔をされることもありますので、日本人同士でも血液型で性格を分類しようとするのは、そろそろやめた方がいいと私は思いますね。

 

古今東西、除霊というものが存在していますが、今回紹介する資料「影響力の解剖 パワーの心理学」は以下のように解説しています。

 

「通常、多くの人は霊に関する知識を持ち合わせていません。

 

そもそも霊が存在するのかどうかもわかりません。

 

そうした霊に関する知識が乏しい状況を悪用して、仕事がうまくいかないこと、家族の長患いの病人がいることなどの原因は霊の仕業であり、除霊が必要だと指摘する、自称宗教家がいます。

 

受け手としては、その宗教家がどの程度専門的知識や霊に関する能力があるかわからないのですが、自分や家族しか知らないことを言い当てられたりすると、すごい能力の持ち主だとその専門パワーを認めてしまいがちです。」(引用終わり)

 

私が以前所属していた金融業界や不動産業界も、除霊と似たようなビジネスを行っていると考えています(あくまで私見 :-)。

 

銀行員や不動産会社社員は、顧客が持っていない情報をあたかも「すごいでしょ」と見せびらかすことによって、「影響力の解剖 パワーの心理学」の言う「専門パワー」を利用していると感じています。

 

金融機関や不動産業者とのやり取りがチャレンジングな理由として、「適正価格が分からない」ことがあります。

 

デリバティブ取引やタワーマンションなどは購入後すぐに価格が下がるケースが多いですが、これは金融における複雑な手数料体系や、「日本の建物価格は下落する」という不動産業界における習わしのようなものが影響しているのでしょう。

 

生活していると「専門パワー」に遭遇することが多々ありますが、私は「理解できないものには手を出さない」ことにしています。

 

元銀行員の私ですが複雑な金融取引は一切行っておらず、下落することが分かっている不動産を購入するということもしません(価格が下がることが分かっている商品の場合、買うのではなく借りることが金融の基本ですね)。

 

「自分の家族に説明できないものは買わない」ようにすると分かりやすいですね :-)。

 

ちなみに、一方が情報を持っており、もう一方が情報を持っていないことを、「情報の非対称性」と言います。

 

「情報の非対称性」という単語を話す人がいたら、その人は経済学か経営学が好きな証拠かもしれません :-)。

 

<Mr. PDCAのボンジュール英語「劇場型の」=「theatrical」>

 

今回出てきた「劇場型の」の英訳は、「theatricalになります。

 

「劇場型の詐欺」を英語にする場合、「Theatrical fraud」とすればよいですね :-)。

 

影響力の解剖 パワーの心理学

影響力の解剖 パワーの心理学

  • 作者:今井 芳昭
  • 発売日: 2020/02/01
  • メディア: 単行本
 

   

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 363 "Theatrical Fraud"

 

It is said that there are many "theatrical" elections in recent years, both in Japan and overseas.

 

It seems that theatrical fraud are occurring, and the material introduced today “Psychology of Influential Power (Japanese only)” explains as follows.

 

“Recent frauds have become theatrical, with fake sons, bankers, police officers and multiple givers calling the prey elderly people in a timely fashion.

 

Then, the elderly who receive the call are forced into a situation where they can't move psychologically, and the story conceived by the scammer gets stuck." (Unquote)

 

Let's function PDCA today!   

 

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