【PDCA日記 Vol. 392「ハラスメント研修の項目は2つだけ」】
2020年6月に「パワハラ防止法（労働施策総合推進法）」が施行され、パワーハラスメント防止のための雇用管理上の措置が、企業に義務付けられました。
2022年4月以降、中小企業にもパワハラ防止法が適用されるため、「うちみたいな零細企業は関係ない」と考えていると、1年半後に大変なことが起こるかもしれません。
今回紹介する資料「人事・総務担当者のための ハラスメント研修 設計・実践ハンドブック」は、「効果を最大限に引き出す研修デザインのポイント」を解説しており、「2つの内容だけで、ハラスメント研修はできる」部分の以下フレーズが印象的でした。
「ハラスメント研修は、
■伝えることは２つだけ
1. ハラスメントとは何か？
2. どう対応すればよいか？
■時間は自由（10分でもよいし、3時間でもよい）
■誰でもできる（少なくともやってみる価値はある）
細かい内容にとらわれると、準備に時間がかかりすぎて、素早い実行ができなくなってしまいます。
また、形にこだわりすぎると、本質を見失ってしまうことがあります。
不格好でも、不十分な内容でもよいですから、一歩前に進めることが重要です。」（引用終わり）
それでは、本日もPDCAを回して行きましょう！
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P.S. 私2002年にニューヨークで働き始めた際、上司から最初に、「異性の同僚とは仕事の話だけをしろ」ときつく言われました。
異性の同僚（私からすると女性の同僚）と仕事以外の話をすると、ハラスメントが発生しやすいということが理由でした。
ある男性スタッフが女性の同僚の靴を褒め、「ナイス・シューズ（良い靴だね）」と言っただけでセクハラ事案になったこともありました（これ本当）。
同僚と「仕事以外の話をしない」のは中々チャレンジングでしたが、打ち解けてくる向こうから色々な話をし始めてくれたものです。
私は基本的に聞き役に回っており、自分からは話さないようにしていました（話さなければハラスメントは発生しないため）。
そのせいか、「君はとても聞き上手だね（You are a very good listener）」と色々なところで褒められた記憶があります。
そう言えば、ピーター・F・ドラッカーも管理職に対して、「聞け、話すな」と名著「経営者の条件」の中で述べていましたね :-)。
＜ Mr. PDCAのボンジュール英語「こだわる」 = 「stick」＞
今回出てきた「こだわる」の英訳は、「stick」になります。
「形にこだわりすぎると、本質を見失ってしまう」を英語で表現する場合、「If you stick to the shape too much, you lose sight of the essence」とすればよいですね :-)。
【PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 392 "Only 2 items for harassment training"】
The material introduced today “Harassment Training Design and Practice Handbook for Personnel and General Affairs Personnel (Japanese only)” explains “Points of training design that maximizes the effect”, and the following phrases were impressive in the part “Harassment training can be done with just two contents”.
"The harassment training is
■ Only two things to convey
1. What is harassment?
2. What should managers cope with?
■ Length doesn't matter (10 minutes or 3 hours)
■ Anyone can do it (at least worth trying)." (Unquote)
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