PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 398「上がらない物価、焦る政府・日銀」/ "Reasons for prices not rising in Japan"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 398「上がらない物価、焦る政府・日銀」】
 

日本銀行が目標にしている物価上昇率2パーセントの未達が続いており、日銀総裁である黒田氏の任期である2023年4月までの実現は疑問視されています。

 

そんな中、「転換期における異議申し立て」としてアベノミクスに異論を唱えているのが、今回紹介する資料「ポスト「アベノミクス」の経済学」です。

 

本書は、さまざまな経済学的な視点からアベノミクスへの議論を投げかけていますが、具体的に物価を上昇させるための施策が見えにくいのは、学者が書いている資料だからかもしれません。

 

今回紹介する資料「ポスト「アベノミクス」の経済学」の中で、物価が上がらない要因は色々と述べられていますが、約3年前(2017年8月4日)の日経新聞にも書かれてあった通り、インターネットの普及も大きな要因の一つであると考えられます。

 

家電量販店に行っても、スペックや実物の雰囲気を確認するだけで購入するわけではなく、実際の買い物はインターネットで最安値を探して購入するパターンが、若年層を中心に増えています。

 

これは「ショールーミング(showrooming)」と呼ばれる現象ですが、多くの消費者がこの行動を取ってしまうと、物価上昇の余地は少なくなります。

 

本書は、経済学専攻の学生の人やエコノミスト志望の人におすすめの一冊です。 

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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ポスト「アベノミクス」の経済学

ポスト「アベノミクス」の経済学

 

 

P.S. 物価の研究においては、ノーベル経済学賞を受賞したミルトン・フリードマンが有名です。

 

日本ではあまり注目されませんが、アメリカの経済学会ではフリードマン信者が結構多かったりします。

 

フリードマンの研究に興味がある方は、「ミルトン・フリードマンの日本経済論」が読みやすくてお勧めです。

 

ミルトン・フリードマンの日本経済論 (PHP新書)

ミルトン・フリードマンの日本経済論 (PHP新書)

  • 作者:柿埜 真吾
  • 発売日: 2019/11/16
  • メディア: 新書
 

 

フリードマンと言えば「資本主義と自由」や「選択の自由」が有名ですが、「ミルトン・フリードマンの日本経済論」はフリードマンの研究と日本経済論を結び付けているため、とても読みやすいです。

 

ビジネスパーソンにとって経済学の知識は大きな武器になりますので、マネタリストの代表格であるフリードマンの本を一度手に取ってみてはいかがでしょうか。

 

マネタリストって何だ?」という方は、PDCAカフェに予約をしましょう。

 

マネタリストの理論だけではなく、ケインジアンの考え方についても、「雇用・利子および貨幣の一般理論」を熟読しているMr. PDCAと熱く語り合いましょう :-)。

 

ケインジアンって何だ?」という方も、PDCAカフェに予約をしましょう :-)。

 

資本主義と自由 (日経BPクラシックス)

資本主義と自由 (日経BPクラシックス)

 
雇用・利子および貨幣の一般理論

雇用・利子および貨幣の一般理論

 

 

 <Mr. PDCAのボンジュール英語「普及」=「spread」>

 

今回出てきた「普及」の英訳は、「spread」になります。

 

「インターネットの普及が進んだ」を英語にする場合、「The spread of the Internet has advanced」とすればよいですね :-)。

 

ポスト「アベノミクス」の経済学

ポスト「アベノミクス」の経済学

 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 398 "Reasons for prices not rising in Japan"】

 

The material introduced today "Post-Abenomics Economics (Japanese only)" has led to discussions on Abenomics from various economic perspectives.

 

There are various reasons why prices will not rise, but as stated in the newspaper about three years ago, the spread of the Internet is also one of the major factors, I suppose.

 

Even if you go to the store, you don't just buy by checking the specifications and the atmosphere of the real thing, but in actual shopping, the pattern of searching for the lowest price on the Internet and purchasing is increasing mainly for young people.

 

This is a phenomenon called "showrooming", but if many consumers take this action, there is little room for price increases.

 

This material is recommended for students majoring in economics and for aspiring economists.

 

Let's function PDCA today!   

 

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