PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 422「生命保険はサブスクの始まり?」/ "Is life insurance the beginning of the subscription?"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 422「生命保険はサブスクの始まり?」

 

私が金融業界出身ということもあり、PDCAカフェでは投資の話になることがあります。

 

「私は保険に一切入っていない」ことを話すと、多くの人は驚き「不安ではないのですか?」と質問してきます。

 

私にとって不安は特になく、「心配事の9割は起こらない」という書籍で説明がなされている通り、人間が不安に感じていることの9割は起こらないことが科学的に解明されています。

 

 

過去のPDCA日記で紹介しましたが、生命保険の解説書として非常によくまとめられている「生命保険のカラクリ」で解説されている通り、日本は公的な社会保障が非常に整備されています。

 

そのため、国民健康保険国民年金に加入していれば、基本的に問題ないと私は考えています。

 

生命保険のカラクリ

生命保険のカラクリ

 

 

生命保険は元々ギャンブルであり、1700年代前半、大航海時代に誰が生きて帰ってくるかということをロンドンのコーヒーショップで賭ける人が出てきたことが始まりでした。

 

そのギャンブルの場になったのがロイズ・コーヒー・ショップであり、現在の国際的な保険取引所のロイズの原型でもあります。

 

今回紹介する資料「SMARTサブスクリプション」は、「第3世代サブスクリプションがBtoBに革命を起こす!」をキャッチフレーズにしており、「始まりは生命保険だった」部分の以下フレーズが印象的でした。

 
「いま脚光をあびているサブスクリプションは突然変異のビジネスではない。
 
改めて、サブスクリプションとは『顧客との計座奥的な関係が担保されている』状態を指す。
 
この観点から見れば、古くは生命保険や、月謝の支払い、ツケ・掛け払い、比較的新しいものでも、保守サービス、オートリースなど、さまざまなビジネスが実はサブスクリプションだったということに気づくだろう。
 
このうち特に生命保険の歴史は長い。
 
中世ヨーロッパの都市で組織された同業者組合であるギルドで始まったとされる生命保険が、本格的なビジネスに発展したのは18世紀。
 
ハレー彗星の軌道計算を行って周期性を発見したことで知られる天文学者エドモンド・ハレーによって、実際に死亡率にもとづいた『生命表』が作られた。
 
これを根拠に、合理的に存続可能な保険料を算出した『生命保険』という初めてのビジネスモデルが作られた。
 
もっとも、継続関係を担保するための『顧客とのタッチポイント』は対面、あるいは店舗に置かれ、生命保険は他の物品の売り買いと同じように取り扱われた。
 
タッチポイントにはなんら革新性はないが、他の物品とタッチポイントが変わらなかったからこそ、顧客はこの生命保険という新しいビジネスモデルに違和感を抱くことなく、素直に受け入れられたという見方もできる。」(引用終わり)
 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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P.S. 過去のPDCA日記で紹介した元ライフネット生命保険会長で、現在は立命館アジア太平洋大学学長を務めている出口治明氏は、「2011年3月11日の東日本大震災がネット保険に大きな影響を与えた」と解説しています。

 

震災で大きな影響をうけた東北地方の人々に対して、店舗と多くのスタッフを抱えていた伝統的な保険会社は人海戦術を行って保険金支払い業務にあたりました。

 

また、出口氏は保険営業において、「対面での一押しが非常に重要である」とも述べています。

 

東日本大震災」と「対面の一押しができない」ことから、出口氏は「ネット保険の勢いが想定していたほど伸びなかった」と分析していました。

 

自分自身でネット生保を立ち上げ、現在は別の場所で活躍されている出口氏の意見は、すべてのビジネスパーソンにとって参考になることが多いと感じています :-)。

 

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「合理的に」 = 「reasonably

 

今回出てきた「合理的に」の英訳は、「reasonably」になります。

 

天文学者エドモンド・ハレーは合理的に存続可能な保険料を算出した」を英語で表現する場合、「Astronomer Edmond Halley calculated a reasonably viable premium」とすればよいですね :-)。      

 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 422 "Is life insurance the beginning of the subscription?"

 

The material introduced today "SMART Subscription (Japanese only)" has a catchphrase "3rd generation subscription will revolutionize BtoB!", and the following phrases were impressive in the part "Beginning was life insurance".


"The subscription that is in the limelight right now is not a mutation business.
 
Once again, a subscription refers to a state where an intimate relationship with a customer is secured.
 
From this point of view, you may find that in the old days, various businesses such as life insurance, monthly payment, relatively new maintenance service, and auto lease were actually subscriptions." (Unquote)

 

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