PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 435「服装規定はハラスメント?」/ "Is the dress code harassment?"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 435「服装規定はハラスメント?」】
 
最近は、LGBTに関する政治家の発言が話題になることがあります。
 
LGBTについての考え方は、最初の職場の影響が大きいような気が私はしています。
 
私の場合、LGBTについて極めて寛容なグローバル企業が最初の職場でした。
 
そのため、同性愛者などのマイノリティであることを社内でカミングアウトしている人が多く、周りも「そうなんだ」という感じで自然に受け止めていました。
 
一方、日本の伝統的な企業はLGBTについて異なる対応をしており、グローバルな外資系企業との違いを私は興味深く観察していたものです。
 

今回紹介する資料「LGBTとハラスメント」は、「知っているようで知らないLGBTの新常識がここにある」をキャッチフレーズにしており、「服装規定も変わってきた」部分の以下フレーズが印象的でした。

 

「男女別の服装規定については、職場で女性へのパンプス・ヒール強制をなくすムーブメント『#KuToo』などの取り組みもあってか、社会的に疑問視する声が上がっており、例えば、JR東日本が制服を男女とも同じデザインに統一したように、男女別に分けて規定することをやめる企業も増えてきました。

 

本書がテーマとしている内容を引き付ければ、既に2002年に『性同一性障害者解雇事件』(通称『S社事件』という裁判例が出ていることに注目したいところです。

 

この事件を簡単にまとめると、法律上の性別が男性で性自認が女性の性同一性障害の診断を受けている人が、女性の容姿で就労しようと申し出たものの認められず、しかし女性の容姿で出社したところ自宅待機を命じられたが、そのまま出勤したこと等によって懲戒解雇になったというものです。

 

結果として東京地裁は、懲戒解雇を取り消した上で、性自認に基づく生活を制限されることが多大な精神的苦痛を被るとして、自認する性別で生活することが重要という趣旨を判示し、他の従業員が強い違和感や嫌悪感を抱き、職場の企業秩序を乱すとした原告の主張を、それらを緩和する余地が十分にあり、業務遂行上著しい支障をきたす恐れがあるとまではいえないと退けています。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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LGBTとハラスメント (集英社新書)
 

 

P.S. アメリカは大統領選挙の最中ですが、民主党の会場にあって、共和党の会場にはないものがあります。

 

それは、「男女共用トイレ(ユニセックス・トイレ)」です。

 

LGBTの権利に寛容な政策を押し出している民主党では、同性愛者などが気兼ねなく使える男女共用トイレを準備しているわけですね。

 

一方の共和党は、同性愛について否定的な見解を示しており、男性トイレと女性トイレは明確に分かれており、男女共用トイレは設置されていません。

 

共和党の同性愛アレルギーは有名であり、映画「バイス」の中で象徴的なシーンがあります。

 

バイス (字幕版)

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  • 発売日: 2019/10/09
  • メディア: Prime Video
 

  

2000年から2008年までのブッシュ(子)政権時代、副大統領だったディック・チェイニーの娘の1人が同性愛者であり、そのことが「大統領選挙で問題視されるのではないか?」と家族で話し合う場面があります。

 

自由の国と考えられているアメリカですが、意外と保守的な側面もあったりします。


読書だけではなく、映画などを鑑賞することで、文化的なことを含めて色々なことを学べますね :-)。

 

そう言えば、最近は日本でも「誰でもトイレ」というものを見かけるようになってきました。

 

あまり知られていませんが、LGBTをはじめとするマイノリティの人達が利用することを意識して、「誰でもトイレ」の拡充が行われています。

 

来年(2021年)に延期されたオリンピックに向けて、日本社会も色々と変わってきていますね。

 

ただ、政治家の意識は、中々変化しないみたいですが :-)。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「服装規定」=「dress code」>

  

今回出てきた「服装規定」の英訳は、「dress code」になります。

 

「服装規定はハラスメント?」を英語にする場合、「Is the dress code harassment?」とすればよいですね :-)。

 

LGBTとハラスメント (集英社新書)
 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 435 "Is the dress code harassment?"】

 

The material introduced today "LGBT Harassment (Japanese only)" has a catchphrase "There is a new common sense of LGBT that seems to know but does not know", and the following phrases in the part "The dress code has changed" were impressive.

 

"Regarding the dress code for men and women, there are voices that are socially questioning.

 

Perhaps because of efforts such as the movement "#KuToo(Japanese version of #MeToo)" without forcing women to pump and heel at work.

 

For example, East Japan Railway Company's uniforms have the same design for both men and women.

 

An increasing number of companies have stopped prescribing them separately for men and women." (Unquote)

 

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