PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 446「外貨両替手数料の価格破壊」/ "Price destruction of foreign currency exchange fees"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 446「外貨両替手数料の価格破壊」】

 

私はこの数か月、現金を使わない生活をしています。

 

東京五輪の影響もあってか、日本でもキャッシュレス化が進んでおり、ありがたい限りですね :-)。

 

ただ、アメリカやフランスと比べると、未だに日本では「現金のみ」のレストランや商店があったりします。

 

2016年に私がハワイを旅行した際、現金でなければ決済できない場所はバスだけで、他は全てクレジットカードで支払いをしました。

 

フランスの場合、デビッドカードが主流になっています。

 

中国はQRコードによる決済がほとんどであり、現金を出すと嫌な顔をされるお店もあるみたいですね。

 

国や地域によって、主な決済方法が違うのは興味深いですが、日本の現金社会は何とかしたいものです。

 

日本では、新型コロナウイルスの感染者数が落ち着いており、政府による海外からの渡航制限は緩和されつつあります。

 

今後、増加が予想されるインバウンド観光客のためにも、更にキャッシュレス化を推進してほしいですね💰。

 

昨年(2019年)来日したある外国人と話をすると、「ラーメンが大好きで色々な店を回るのだが、クレジットカードを使えるところが少なくて困る」とボヤいていました。

 

「ラーメン屋でクレジットカードが使えない」というチャレンジは、私の悩みでもあります。

 

ただ、最近は「現金お断り」のラーメン屋が東京に出始めていますので、キャッシュレス化の利点を多くの経営者に知ってもらいたいですね。

 

ジョークのような話ですが、あるレストランでは「現金を消毒しています」という張り紙があったそうです。

 

そんなことをするよりも、「現金不可」にする方が顧客もスタッフも安心ですし、色々な意味でコスト減にもなるのですがね :-)。

 

日本には、「ランチはクレジットカード不可」とか「2,000円以下の会計はクレジットカード不可」というレストランがあったりします。

 

「クレジットカード決済は3%の手数料を上乗せさせて頂きます」などというお店が昔はあったものですが、これらの形でクレジットカード利用を制限することは、基本的に規約で禁じられています。

 

私は以前、クレジットカード会社で働いていたことがあります。

 

クレジットカードが使えるお店やレストランは、決済端末を導入する際にクレジットカード会社の加盟店規約を締結することになっています。

 

その規約の中に、「時間帯や会計金額による制限を行ってはならない」という記載が入っているのです。

 

厳密に考えれば、「ランチでもクレジットカードは使えるはずです」とか「2,000円以下でもクレジット決済は可能なはずです」とお店に要求することが可能です。

 

私の場合、そこまで言うことはせず、時間帯や会計金額でクレジット決済を制限しているお店やレストランには行かないようにしています。

 

この辺りのことはあまり知られていませんが、クレジットカード・ビジネスは結構面白いです。

 

日本の金融業界の中では、クレジットカード・ビジネスが唯一(?)伸びしろがあると私は考えているくらいです💳。

 

今回紹介する資料「10年後のGAFAを探せ 世界を変える100社」は、「世界を変える可能性を秘める次世代のイノベーター100社を一挙紹介」をキャッチフレーズにしており、「外貨両替の手数料で価格破壊」部分の以下フレーズが印象的でした。

 

「海外旅行に行く際に、多くの人が不満に思うのが、通貨の両替だ。

 

外貨に交換する際の手数料は高い場合が多く、損をしたような気分になってしまう。

 

そんな悩みを解消する新しい銀行が脚光を浴びている。

 

英レボリュート

 

英銀行ベンチャーのモンゾと同様にスマホのアプリで完結する銀行サービスを実現している。

 

レボリュートの特徴は、いったん口座を開設して入金すると、世界中の30近い様々な通貨に、安価な手数料で両替できることだ。

 

米ドル、英ポンド、ユーロ、日本円などの主要通貨の交換レート(平日)は銀行間(インターバンク)為替レートに、0.5%の手数料を上乗せしたもの。

 

空港などの銀行窓口で両替する場合にかかる手数料(3~10%)と比べて格安で、利用者からみるとお得感がある。

 

レボリュートのカードを使うと、国際ATMでの引き出し手数料も抑えられる。

 

1カ月当たり上限200ポンド(約29,000円)まで無料で引き出すことができる。」(引用終わり)

 

外貨両替にレボリュートを使うことは一つの方法ですが、実はクレジットカードのキャッシングを使って海外のATMで現金を下ろすことが、一番リーズナブルだったりします。

 

私は銀行とクレジットカード会社でこの辺りの仕事をしてきましたので、かなりマニアックな手法を知っていますよ(フフフ :-)。

 

興味がある人は、PDCAカフェに来て話を聞いてみてください。

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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10年後のGAFAを探せ 世界を変える100社

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  • 発売日: 2019/06/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

P.S. 日本では「GAFA」が一般的ですが、アメリカでは「GAFAM(ガファム)」を使うことが多いようです。

 

グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾンにマイクロソフトを加えて、GAFAMと呼んでいるわけです。

 

2020年5月、GAFAMの時価総額は560兆円を突破し、東証1部約2,170社の合計を上回ったことが金融業界で話題になりました。

 

日本では中々GAFAMレベルの会社が出てきませんが、少しずつベンチャー企業を取り巻くエコシステムが整備されており、空気を読まない新しい組織が誕生してほしいものですね :-)。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「価格破壊」=「price destruction」>

  

今回出てきた「価格破壊」の英訳は、「price destruction」になります。

 

「外貨両替手数料の価格破壊」を英語にする場合、「Price destruction of foreign currency exchange fees」とすればよいですね :-)。 

 

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PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 446 "Price destruction of foreign currency exchange fees"】

 

The material introduced today "Find GAFA in 10 Years and Change the World (Japanese only)" has a catchphrase "Introducing 100 Next-Generation Innovators with the Potential to Change the World", and the following phrases were impressive.

 

"When traveling abroad, many people are dissatisfied with currency exchange.

 

The fees for exchanging for foreign currency are often high, and you feel like you have lost money.

 

A new bank that solves such problems is in the limelight.

 

It is a company called Revolut in the United Kingdom.

 

A feature of Revolut is that once you open your account and make a deposit, you can exchange it into nearly 30 different currencies around the world at a low fee.

 

The exchange rate for major currencies such as US dollars, Sterling pound, euros, and Japanese yen is the interbank exchange rate plus a 0.5% fee.

 

It is cheaper than the fee for exchanging money at a bank counter such as an airport (3-10%), and it is a good deal for users.

 

With Revolut cards, you can also reduce withdrawal fees at international ATMs.

 

You can withdraw up to £ 200 per month for free." (Unquote)

 

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