PDCA日記 / PDCA Diary

継続は創造だ! / Continuity is Creation!

PDCA日記 / Diary Vol. 492「見栄はランニングコスト?」/ "Representational appearance is running cost?"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 492「見栄はランニングコスト」】
 

PDCA日記読者の方であれば、私のスーツ・アレルギーをご存知だと思います。

 

夏は亜熱帯並みに気温が上がるに日本において、未だに「ビジネスの場ではスーツ」という文化がはびこっているのは、摩訶不思議としか言いようがありません。

 

スーツは体によくないだけではなく、エコでもありません。

 

最近は、自宅で洗えるスーツが出てきているようですが、一般的にはクリーニングに出すものです。

 

そのため、スーツを使うこと自体が非効率であり、ランニングコストの塊でもあります。

 

仕事ごっこ ~その“あたりまえ"、いまどき必要ですか?

仕事ごっこ ~その“あたりまえ"、いまどき必要ですか?

  • 作者:沢渡 あまね
  • 発売日: 2019/07/06
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

今回紹介する資料「嫌なこと、全部やめても生きられる」は、奢(おご)られる専門家である「プロ奢(おご)ラレヤー」による処世術指南書であり、以下のフレーズが印象的でした。

 

「お金がないと不安になるのは、他の安心感が足りていないから。

 

お金のために嫌なことを我慢しても、結局儲からない。

 

『見栄』なんてランニングコストの塊。

 

承認欲求を満たし続けるにはいくらあっても足りない。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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嫌なこと、全部やめても生きられる

嫌なこと、全部やめても生きられる

  • 作者:プロ奢ラレヤー
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2019/12/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

P.S. 過去のPDCA日記で、「お金は塩水と同じで飲めば飲むほど喉が渇く」というある富裕層の名言(?)を紹介しました。

 

 

今回紹介した「嫌なこと、全部やめても生きられる」が唱えている「見栄はランニングコスト」も、非常に面白い考えだと思います。

 

「大企業で働いている」という見栄のためにやりたくない仕事をやっていたり、「大きな家に住むため」に長時間通勤を耐えているケースなども、「見栄のためにランニングコストを払っている」ことになるのかもしれません。

 

人間である以上、完全に見栄から解放されることはチャレンジングでしょう。

 

それでも、「これは見栄のためにやっているのかもしれない」と自分に問いかける癖をつけることで、莫大なランニングコストを支払わずにすむかもしれませんね :-)。

 

過去のPDCA日記で、アドラー心理学を紹介しました。

 

アドラー心理学で興味深いのは、承認欲求を否定していることです。

 

承認欲求を満たすためには、他人に評価されなければなりません。

 

そのために、人間は見栄を張り、やりたくもないことを始めるため、アドラーは承認欲求を否定しているわけですね。

 


ただ、社会生活を送る上で、承認欲求から完全に離れるのは相当チャレンジングだったりします。

 

アドラーは一方で、「お礼を伝える」ことの効能を認めています。

 

他人を褒めることは承認につながるため、アドラーは認めていません。

 

しかしながら、「ありがとう」とお礼を伝えることは良いことになっているのです。

 

「褒めるというプロセスには上下関係があるが、お礼は対等な立場で行われる」という考えが、アドラーにはあるようです。

 

これは日々のビジネスでも参考になり、上司が部下に褒めるのではなく、お礼を伝えることで、お互いに対等な立場から認め合っていると感がられなくもありません。

 

また、精神科医である樺沢紫苑氏は、「ブレイン メンタル 強化大全」という本の中で、「ドーパミン的な承認欲求には上限がない」と指摘しています。

 

会社での地位が上がったり、給料が増えたりすると、脳の中でドーパミンが分泌されます。

 

ただ、ドーパミンの場合は、「もっともっと」という感じで上限がありません。

 

金銭欲には上限がないことと同じで、ドーパミン的な承認欲求を追い求めても、人間は幸せになれないわけです。

 

この辺りのことを意識しておくと、体調を崩してまで働くことが無意味であることに気付くでしょう。

 

健康であることが最重要であり、人間が求める幸せの行きつく先は健康であると改めて感じています :-)。

 

ブレイン メンタル 強化大全

ブレイン メンタル 強化大全

 

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「見栄」=「representational appearance」>

  

今回出てきた「見栄」の英訳はいくつか候補がありますが、「representational appearance」が一つの表現方法になります。

 

「『見栄』なんてランニングコストの塊」を英語にする場合、「“Representational appearance” is a mass of running costs」とすればよいですね :-)。

 

嫌なこと、全部やめても生きられる

嫌なこと、全部やめても生きられる

 

 

 
PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 492 "Representational appearance is running cost?"】

 

If you are a PDCA diary reader, you know that I am allergic to the suit, but the culture of "Suits in business" is still prevalent in Japan.

 

Suits are not only bad for your health, they are not eco-friendly, and they are also a mass of running cost of cleaning.

 

The material to be introduce today "You can live even if you stop doing everything you don't want to (Japanese only)" is written by a professional who are being treated by others and the following phrases were impressive.

 

"People feel anxious in case they have no money, because they don't have enough security besides money.

 

If you endure something you don't like for money, you cannot make money eventually.

 

Reputational appearance is a mass of running costs." (Unquote)

 

Let's function PDCA today!   

 

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