PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 499「ランチ後のトイレ」/ "Toilet after lunch"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 499「ランチ後のトイレ」】

 

2020年の大統領選挙の公式な結果が未だ出ていない状態が続くアメリカですが、ジョージア州上院議員選挙が全世界の注目を浴びています。

 

現時点では、「バイデン前副大統領が次期大統領に就任する」とメディアが報じていますが、正式な就任は2021年1月20日の午後になります。

 

 

アメリカの下院は民主党が維持する見通しですが、上院の勝敗は2021年の決選投票に持ち込まれています。

 

そのため、民主党が上院の過半数を奪還するか、共和党が多数を維持するかによって、世界中に大きな影響があり、日本を含めた各国が注目しているわけですね。

 

ジョージア州の上院2議席が確定しておらず、2021年1月5日の決選投票で民主党が勝利すれば、大統領、上院、下院を全て民主党が独占する状況になるわけです。

 

日本では戦後、2回政権交代がありました。

 

1993年の細川政権、2009年の鳩山政権が、自民党を下野に追い込んだわけですが、数年後、すぐに自民党が政権を奪還することになりました。

 

自民党以外の政党が政権を握っていた頃、生活に大きな変化を感じた日本人は少なかったかもしれません。

 

一方、アメリカで政権交代が起こると、アメリカ人だけではなく、アメリカに滞在している外国人や留学生の生活にも大きな影響を及ぼします。

 

また、保守的な共和党は伝統的に同性婚に反対の立場を取っていますが、民主党LGBTに寛容な姿勢を貫いています。

 

妊娠中絶に対する考え方も共和党民主党は真逆であり、アメリカ人にとっては大統領が誰になり、議会の多数をどちらの党が占めるが、死活問題になる可能性があるわけです。

 

保守党のトランプ大統領の集会では、マスクをしている人が少ないことだけがメディアで取り上げられていますが、トイレは男性用、女性用の2つしか用意されていません。

 

一方の民主党候補だったバイデン前副大統領の集会では、男性用、女性用、男女共用(ユニセックス)トイレの3つがあり、LGBTは男女共用トイレを使えるようになっています。

 

この辺りの違いを知っておくと、アメリカの政治を見る目が変わるかもしれませんね。

 

今回紹介する資料「ヒゲとナプキン」は、トランスジェンダーに悩む若者の日々を生々しく描いており、部分の以下フレーズが印象的でした。

 

「ランチを平らげ、3人は中華料理屋を後にした。

 

渡りかけた横断歩道の信号が点滅を始めたタイミングで、イツキ(トランスジェンダーの主人公)は『あ、僕、コーヒー買ってきます』と後ずさりして2人を見送った。

 

3人揃ってオフィスに戻ることになれば、その流れで一緒にトイレへ行くことになる。

 

個室しか利用できないイツキは、そうした機会はできるかぎり避けるようにしていた。

 

自動販売機で缶コーヒーを買い、店を出たところでプルタブを引いた。

 

毎日のように体内に流し込む液体の苦みは、もはやコーヒー本来の味わいなのかわからなくなっていた。

 

オフィスに戻ったイツキは、男性用トイレの前まで行ってひと気がないことを確認した。

 

トイレの近くまで来ると、自分の足音が気になってどうしても摺(す)り足気味になってしまうのは昔からの習性だった。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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ヒゲとナプキン (コルク)

ヒゲとナプキン (コルク)

 

 

P.S. 今回紹介する資料「ヒゲとナプキン」の主人公であるイツキは、女性として生まれましたが、心が男性というトランスジェンダーです。

 

本書の中で描かれていた「ランチ後のトイレ」については、若干違和感を覚えました。

 

イツキは、「ランチ後に同僚とトイレに一緒に行かなければならない」と思っているようですが、別に一緒にトイレに行かなくてもよいように私は感じました。

 

この辺りは人によって考えが違うのかもしれませんが、最近はテレワークの普及によって、同僚とランチに行く機会が減っている職場が多いでしょう。

 

私は最初の職場が国際的な金融機関であり、多様性に非常にこだわっていた組織だったこともあってか、LGBTの同僚が周りに多くいました。

 

そのため、別の日本の銀行で働いた時、管理職が日本人男性ばかりで驚いたことがあります。

 

どちらがよいのかは分かりませんが、グローバル企業の方がLGBTの人は働きやすいと感じています。

 

今は色々な仕事がありますので、自分に合うところで働くことが重要になりますね :-)。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「注目」=「attention」>

  

今回出てきた「注目」の英訳は、「attention」になります。

 

ジョージア州上院議員選挙が全世界の注目を浴びている」を英語にする場合、「Georgia Senate elections are getting global attention」とすればよいですね :-)。  

 

ヒゲとナプキン (コルク)

ヒゲとナプキン (コルク)

 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 499 "Toilet after lunch"】

 

The material introduced today "Beard and Napkin (Japanese only)" vividly depicts the days of young people suffering from transgender, and the following phrases in the part were impressive.

 

"After having lunch, the three left the Chinese restaurant.

 

When the signal on the pedestrian crossing that was about to cross began blinking, Itsuki (the transgender protagonist of this book) stepped back and saw them off, saying, 'Oh, I'll buy coffee'.

 

If all three of us return to the office, we will go to the bathroom together.

 

Itsuki, who can only use private rooms, tried to avoid such opportunities as much as possible.

 

Itsuki bought a canned coffee at a vending machine and pulled a pull tab when he left the store.

 

The bitterness of the liquid that flows into the body on a daily basis is no longer known as the original taste of coffee.

 

After returning to the office, Itsuki went to the front of the men's toilet and confirmed that he wasn't feeling well.

 

It has been a long-standing habit that when Itsuki comes close to the toilet, he is worried about his footsteps and he feel like he is slipping." (Unquote)

 

Let's function PDCA today!   

 

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