PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 551「政治家は戦略家でなければならない」/ "Politicians must be strategists"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 551「政治家は戦略家でなければならない」】

 

トランプ元大統領は、アメリカの大統領として色々な意味で異色の存在でした。

 

「見習い(The Apprentice)」というテレビ番組でトランプ元大統領は有名になり、「お前はクビだ!」の名台詞で一世を風靡しました。

 

また、トランプ元大統領は過去に政治家としての経験がなく、アメリカ軍でのキャリアもありませんでした。

 

過去のアメリカ大統領は、政治家もしくは軍人としての経験を持っていました。

 

政治と軍事というバックグランドを持っていなかったトランプ元大統領は、従来の常識を気にせず様々な公約を実現しようとしていたと言えるのかもしれません。

 

今回紹介する資料「戦時リーダーシップ論」は「歴史をつくった九人の教訓」を解説しており、「ドワイト・D・アイゼンハワー:1890年~1969年」部分の以下フレーズが印象的でした。

 

ローズヴェルトが1944年1月、アイゼンハワーを最高司令官に選んだのは、彼が生来の指導者であると同時に並外れた政治的直観を兼ね備えた人物だったからである。

 

将軍は政治家であることが必要であり、戦時には政治家は戦略家でなければならない。

 

そのわけは、近代戦争においては古代と同様に、政治と戦略の間に明確な区別はないからだ。

 

紀元前5世紀のアテネストラテゴス、すなわち将軍のポストは、陸軍あるいは海軍と同時に政治上のリーダーシップを意味した。

 

大統領職としての成功も示しているように、アイゼンハワーは両方の役割において理想的だった。

 

ナポレオンやチャーチルその他の人びとに見たように、優れた兵士に必要な資質は、優れた政治家のそれとしばしば補完関係にあそれもドワイト・アイゼンハワーのなかに融合していたのである。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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戦時リーダーシップ論:歴史をつくった九人の教訓

戦時リーダーシップ論:歴史をつくった九人の教訓

 

 

P.S. 過去のPDCA日記でも紹介しましたが、私の前職のアメリカ系金融機関では、元軍人が色々な分野で活躍していました。

 

金融機関に限らず、アメリカの企業では、軍隊出身者を幹部候補として採用するケースが少なくありません。

 

日本でも、自衛官を経験してから、民間企業で活躍するビジネスパーソンが出てきています。

 

国や地域を問わず、軍隊経験者は規律を重んじ、チームワークで作業する癖がついているため、企業としては管理職で雇いたいという意欲が出てくるのでしょう。

 

日本の場合、伝統的な企業であるほど、未だに「体育会採用枠」というものが残っているようです。

 

大学の体育会スポーツクラブで全国上位に入った有力な選手であれば、在京キー局のテレビ・アナウンサーとして採用されたり、大手総合商社やメガバンクに先輩が多数いることから、「就職には困らない」と考えているケースもあるようです。

 

体育会の学生が好まれる背景には、「上司の命令に忠実であり、口答えをせずに言われたことを率直に実行する」ことがあるようです。

 

日本経済が右肩上がりの状況であれば、体育会の学生ばかりであっても、企業は成長を続けられたのでしょう。

 

ただ、最近は「言われたことを素直に実行する」だけでは、イノベーションを生むことがチャレンジングな局面になっています。

 

大きな組織に入って働くことも一つですが、インターネットの登場によって、自分ひとりでも容易にビジネスを開始できるようになりました。

 

このことは、非常に歓迎すべきことですね😊。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「直観」=「intuition」>

  

今回出てきた「直観」の英訳は、「intuition」になります。

 

「彼が生来の指導者であると同時に並外れた政治的直観を兼ね備えた人物だった」を英語にする場合、「He was a natural leader and at the same time had extraordinary political intuition」とすればよいですね😊。  

 

戦時リーダーシップ論:歴史をつくった九人の教訓

戦時リーダーシップ論:歴史をつくった九人の教訓

 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 551 "Politicians must be strategists"】

 

The material introduced today "Wartime Leadership Theory (Japanese only)" explains "Lessons of the nine people who made history", and the following phrases were impressive in the part "Dwight D. Eisenhower: 1890-1969".

 

"Roosevelt chose Eisenhower as commander-in-chief in January 1944, because he was a natural leader and at the same time had extraordinary political intuition.

 

The general needs to be a politician, and during the war the politician must be a strategist.

 

That is because in modern warfare, as in ancient times, there is no clear distinction between politics and strategy.

 

The Strategist of Athens in the 5th century BC, the post of the general, meant political leadership as well as the army or navy.

 

Eisenhower was ideal in both roles, as evidenced by his success as president.

 

As seen by Napoleon, Churchill and others, the qualities needed for a good soldier were often complementary to those of a good politician, also fused in Dwight Eisenhower.

" (Unquote)

 

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