PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 560「オフィスにあってリモートにないもの」/ "What exists in the office not in the remote"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 560「オフィスにあってリモートにないもの」】
  

最近は、オフィスに出社なくても働くことができるリモートワークを採用する企業が増えていますが、海外は更に進んでいます。

 

私の前職のロンドン・オフィスでは、数年前からフリーアドレスを採用していました。

 

この会社では、ロンドンにいるスタッフ数の6割程度しかデスクを用意していませんでした。

 

つまり、4割以上のスタッフはオフィスに来ない前提で設計を行っており、「会社に来ないでくれ」と暗に伝えていたことになります。

 

2020年4月に日本でも緊急事態宣言が出され、リモートワークが一気に普及しました。

 

その副作用として、東京都の人口が減少し始めており、都内中心部のオフィス需要も弱含んでいるようです。

 

ベンチャー企業やIT企業の中には、オフィスを廃止するところも出始めています。

 

オフィス維持コストは経営者にとって頭痛のタネであり、その分を福利厚生などに回し、スタッフのモチベーション向上に利用したくなるのは、理解できます。

 

一方で、伝統的な日本企業(例:総合商社)では、「原則出社」を貫いているところもあります。

 

原則出社を貫き通すことも、一つの経営判断だと思いますが、今回の新型コロナウイルスのような感染症拡大が今後発生してしまうと、リモートワーク推奨と出社指示を繰り返すことになります。

 

私としては、移動時間が不要なリモートワークの普及がありがたく、今後もオンライン上でビジネスが完結する社会の方が望ましいと感じています。

 

リモートワークを行うことで、オフィスコストだけではなく、対面の会合や打ち合わせがなくなることによる「紙資料の消滅」というメリットもあります。

 

紙資料を用意しようとすると、紙代やプリント代はもちろんですが、会合や打ち合わせの事務局担当者の膨大な時間が必要になります。

 

リモートワークになると、会合や打ち合わせがオンラインで行われるため、資料もメッセンジャーやメールで共有されることになります。

 

オンライン資料の場合、差し替えが非常に楽という利点があります。

 

対面の形で取締役会や経営会議などを行うと、1枚の資料差し替えであっても、担当者が大騒ぎになって作業をしなければなりません。

 

これらのことを勘案すると、オフィスに出社して紙の資料を用意し、対面で会合や打ち合わせをする理由は「ない」と断言できるのではないでしょうか。

 

それでも、「対面の会合や打ち合わせが必要だ」とお感じの方は、是非コメントをください。

 

私は会合や打ち合わせの専門家でもありますので、この辺りのことは色々と議論できると思います😊。

 

今回紹介する資料「リモートチームでうまくいく」は、「今、日本で一番刺激的な働き方から学べ!」をキャッチフレーズにしており、「イノベーションは雑談から生まれる」部分の以下フレーズが印象的でした。

 

「雑談にはイノベーションを生み出すヒントが隠されているのです。リモートワークではこの雑談が減ってしまう。

 

オフィスにあってリモートになかったものは存在感と雑談だったのです。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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リモートチームでうまくいく

リモートチームでうまくいく

 

 

P.S. マサチューセッツ工科大学のトーマス・アレン教授は、1970年代に「物理的な近さとコミュニケーションの頻度には相関関係がある」という有名な「アレン曲線」を証明しました。

 

会社組織で近くにいる人と話をすることが多くなるのは当たり前ですが、メールや電話でのコミュニケーションも近いところにいるほど頻繁になることを、アレン教授は確認したことになります。

 

コミュニケーション・インフラを提供しているSlackは、日本式の「田んぼ型オフィス」を採用し、フリーアドレスではなく、スタッフ全員の席が決まっており、部署ごとに固まって座る方式を世界中で採用しています。

 

Slackはアレン曲線のことを理解して、オフィス戦略を行っているのかもしれませんね😊。 

 

ただ、Slackの大阪オフィスでは、「テレワークのみ」の求人を出していたりします。

 

オフィスに出社することなく、というかオフィスがない前提で採用活動を行うことが、普通になっていることが興味深いと思いました。

 

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「刺激的な」=「exciting」>

  

今回出てきた「刺激的な」の英訳は、「exciting」になります。

 

「日本で一番刺激的な働き方」を英語にする場合、「The most exciting way of working in Japan」とすればよいですね😊

 

リモートチームでうまくいく

リモートチームでうまくいく

 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 560 "What exists in the office not in the remote"】

 

Recently, more and more companies are adopting WFH (work from home), which allows them to work without having to come to the office.

 

My former London office employed a free address, and only 60% of the staff had desks.

 

In other words, more than 40% of the staff had designed on the premise that they would not come to the office physically, implying that they should not come to the company.

 

The material to be introduced today "Let's work well with a remote team (Japanese only)" has a catchphrase of "Let's learn from the most exciting working style in Japan now!" and the following phases were impressive.

 

"The key behind innovation is hidden in chats, and WFH reduces chatting opportunities.

 

By working in the office physically, you can have presence and chat." (Unquote)

 

Let's function PDCA today!   

 

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