PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 561「『私たち』を多発する」/ "Use 'we' frequently"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 561『私たち』を多発する

 

皆様は、政治家のスピーチを直接聞きに行ったことはあるでしょうか。

 

選挙期間中は、街頭演説が駅前などで行われていますが、屋根のある会場ではスピーチのトーンが変わり、プレゼンテーションの勉強にもなります。

 

今回紹介する資料「言葉のトリックは、「人間関係を円滑にする言葉の魔術」をキャッチフレーズにしており、以下フレーズが印象的でした。

 

「政治家の演説を聴いていると、さまざまな面でなるほどなと思わされることがある。

 

『私』ではなく、『われわれ』や『私たち』を連発することで、その場に居合わせた人々は、同類・同族意識を強め、"運命共同体"の一員となったような気になる。

 

日本の政治家の同様で、事あるごとに『われわれ』『私たち』などの一人称複数を使って発言する。

 

このノウハウは、長い政治活動の中で自然に身につけたものだろう。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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言葉のトリック

言葉のトリック

 

 

P.S. 「私たち」などの一人称複数を利用することは、経営者のスピーチはもちろんのこと、ビジネスパーソンのプレゼンテーションでも応用可能です。

 

プレゼンテーションが上手くなりたい方は、練習時点からスマホで自分の声を録音し、一人称をどのように表現してみるか振り返ってみるとよいでしょう。

 

今回紹介した資料「言葉のトリック」が述べているように、「私たち」を使っても問題ない部分については、普段のプレゼンテーションで意識してみるとよいでしょう😊

 

そう言えば、私が金融業界にいた時、あるファンドマネージャーが投資先のHPについて、以下のようなことをコメントしていました。

 

「私が投資先を決める際、候補企業のHPを見て、社長や最高経営責任者(CEO)などが、『我々』や『私たち』という一人称を使っているかどうか確認するようにしている。

 

経営者が『我々』や『私たち』という一人称を使っている企業と、『当社』などの表現をしている会社を比較すると、株価や利益水準にはっきりとした違いが出てくる。

 

社長やCEOが『我々』や『私たち』という表現を使っている組織では、経営者がリーダーであり、スタッフと一緒にビジネスを行っているという意識が出てくる。

 

しかしながら、『我々』や『私たち』ではなく、自社のことを『当社』と言っている経営者は、当事者意識が薄い傾向にあるのである。」(某ファンドマネージャーコメント終わり)

 

これを聞いて、私はいくつかの銀行のHPを見てみました。

 

複数の銀行の「トップ(頭取)メッセージ」に目を通しましたが、全ての頭取が「私たち」という表現を使わず、「当行」という言葉を使っていました。

 

銀行の場合、社長やCEOという肩書ではなく、トップは「頭取」という役職名を使っているところが多いです。

 

頭取の由来についてはいくつか説がありますが、「音頭取り」から来ているという考えが有力なようです。

 

ただ、頭取という役職名自体が時代遅れであり、「銀行が自分たちのことを特別な存在と勘違いしている」という批判があります。

 

りそな銀行新生銀行など、外部からの資金が入った銀行では、頭取という役職名を廃止し、トップは社長という呼び方になっています。

 

私自身、元銀行員ですが、頭取という役職名や「当社」ではなく「当行」という独特の呼び方をすることについて、違和感を覚えていたものです。

 

支店の閉鎖や人員削減などを行う銀行が増えており、地方銀行を中心に合併や統合も加速しています。

 

以前は選民思想を持っていた銀行員がいたようですが、資本の論理は容赦なく彼ら、彼女らを襲っているようです。

 

銀行に限らず、金融業界は独特の文化というか風土があるような気がしています。

 

銀行や証券会社、保険会社などの勤務者で、職場の雰囲気に違和感を覚えている人は、私のように別の業界に飛び出してみることも人生の選択肢の一つだと思いますね😊。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「多発する」 = 「use frequently」>

 

今回出てきた「多発する」の英訳は、「use frequently」となります。

 

『私たち』を多発する」を英語で表現する場合、「Use 'we' frequently」とすればよいですね😊

 

言葉のトリック

言葉のトリック

 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 561 "Use 'we' frequently"
 

Have you ever heard of a politician's speech directly?

 

During the election period, street speeches are held in front of the station in Japan.

 

At the rooftop venue, the tone of the speech changes, and it will also be useful for studying presentations.

 

The material to be introduced today "Language Tricks (Japanese only)" has a catchphrase of "magic of words to facilitate human relationships" and the following phrases were impressive.

 

"When you listen to a politician's speech, you may think it's reasonable in many ways.

 

By saying 'we' instead of "me", those who are present will become more like-kind and feel like they have become members of the 'fate community'.

 

As with Japanese politicians, they speak using the first-person plurals, such as "we" and "us" every time.

 

This know-how may have been acquired naturally in long political activities." (Unquote)

 

Let's function PDCA today!   

 

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