PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 615「人口減少を喜ぶべき?」/ "Should we be pleased with population decline?"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 615「人口減少を喜ぶべき?」

 

先進国で人口が増加しているのは2カ国であり、アメリカとフランスです。

 

アメリカは移民流入、フランスは出生率の回復により、人口が増えているわけですが、私はこの2つの国に住んだことがあり、確かに人口増加を肌身で感じたものです。

 

アメリカの場合、自国で生まれた人にアメリカ国籍を与える出生法を採用していることもあって、出産が近い外国人がアメリカに渡航して、子どもにアメリカ国籍を持たせようとする動きがニュースになったりしています。

 

フランスでは、子どもが生まれれば多額の助成金が支給されます。

 

子だくさんの家庭は、フランス政府から手厚い保護が与えられる仕組みになっており、このことがフランスの出生率上昇を下支えしていると考えられています。

 

今回紹介する資料「未来を読む AIと格差は世界を滅ぼすかは、「激動を続ける世界は、この先どこへ向かうのか」をキャッチフレーズにしており、「日本は人口減少を喜ぶべき」部分の以下フレーズが印象的でした。

 

「日本では人口減少は悪いことだと見なされていますが、じつは喜ぶべきことなのです。

 

なぜなら、日本における最大の問題の一つが資源不足だからです。

 

日本は資源に乏しく、輸入に依存しています。

 

資源に対する需要は人口に比例し、人口が多ければ多いほど、より多くの資源を確保しなければなりません。

 

日本の外交政策にとって、一世紀にわたる難題はまさにこの資源の輸入でした。

 

もちろん経済的にも大きな問題ですから、人口減少は日本にとってアドバンテージ(利点)になるのです。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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P.S. 2020年に新型コロナウイルス騒動が発生する前は、東京や大阪などの都心における電車の混雑がひどく、メディアを騒がせていました。

 

私自身は、ラッシュ時間に電車に乗ることがないため、混雑に影響されることはありません。

 

一つチャレンジングなことは、日本の社会構造が人口増加を前提に設計されていることでしょう。

 

健康保険や年金などの社会保障についても、高齢者比率が低い時に作られた制度であり、若年層の比率が下がっている現在の社会においては、大きな変革が必要になってきます。

 

これを変革するためには政治力が必要になりますが、そのためには多くの人が政治と選挙の重要性を理解することが重要になります。

 

若年層は投票率が低く、高齢者の多くは選挙へ行くという状況を打開する必要がありますが、この点については、行政を含めて色々な取り組みが行われているにもかかわらず、中々改善が見られない状況です。

 

オーストラリアのように投票を義務付け、選挙に行かない人に罰金を科す国もありますが、日本でこれを行う場合は憲法改正が必要になり、ハードルは高そうです。

 

今回紹介した資料「未来を読む AIと格差は世界を滅ぼすか」を読んで、シャルル・ド・ゴールの名言を思い出しました。

 

「政治は、政治家に任せるには、あまりにも重要すぎる。」

 

シャルル・ド・ゴールはフランスで大統領を務めましたが、政治家だったド・ゴール自身が政治家を揶揄していることは、色々な意味で示唆に富んでいると言えるでしょう。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「人口減少」 = 「population decline」

 

今回出てきた「人口減少」の英訳は、「population decline」になります。

 

「人口減少を喜ぶべき」を英語で表現する場合、「We should be pleased with population decline」とすればよいですね😊

 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 615 "Should we be pleased with population decline?"
 

In developed countries, the population is growing in two countries, the United States and France.

 

The population is increasing due to the immigration in the United States and the birth rate is recovering in France.

 

The material to be introduced today "Reading the future, AI or disparity will destroy the world (Japanese only)'' has a catchphrase of "Where does the turbulent world head for the future'' and the following phrases were impressive.

 

"In Japan, depopulation is considered bad, but it's really good.

 

This is because one of the biggest problems in Japan is lack of resources.

 

Japan is scarce in resources and relies on imports.

 

The demand for resources is proportional to the population, and the larger the population, the more resources must be secured.

 

The challenge for Japan's foreign policy for a century has been exactly the import of this resource.

 

Of course, it is a big economic problem, so the decline in population is an advantage for Japan." (Unquote)

 

Let's function PDCA today!   

 

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