PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 627「面白そうに聞く」/ "Listen interestingly"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 627「面白そうに聞く」】

 

過去のPDCA日記でも紹介しましたが、マネージャーに求められる資質として「聞く力」があります。

 

今回紹介する資料「聞く力」は「心をひらく35のヒント」を解説しており、印象的だったのは「面白そうに聞く」部分でした。

 

インタビューや面談などで、相手の話を聞く際に重要なのは、「面白そうに聞くことである」と今回紹介する資料「聞く力」は強調しています。

 

また、自分が話す場合でも、「面白そうに聞く」という手法は応用可能です。

 

プレゼンテーションをする際、聴衆を見ながら行う「アイコンタクト」が重要になってきます。

 

その際、面白そうに聞いている人を見ながらプレゼンをすると、非常に話しやすくなります。

 

笑っている人、頷いている人、前のめりになっている人などとアイコンタクトを行うことで、自分自身の緊張がほぐれ、リラックスして、プレゼンを行うことになります。

 

色々な意味で、「面白そうに聞く」ことは重要なのですね。

 

インタビューや面接の機会が多い人はもちろんですが、プレゼンをすることが多い方にも、今回紹介する資料「聞く力」はおすすめの一冊です😊。

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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聞く力 心をひらく35のヒント (文春新書)
 

 

P.S. 世の中には、「聞き上手」と呼ばれる人がいます。

 

聞き上手な人の特徴として、「質問上手」ということがあります。

 

相手が答えたくなるような質問を上手く投げかけ、話している人が嬉しくなるようなコミュニケーションを心がけているのです。

 

部下とのコミュニケーションにお悩みの管理職の方は、相手が答えたくなるような質問を聞いてあげるとよいでしょう。

 

日本の伝統的な組織では、偉い人が偉そうに(?)話をする「訓話」と呼ばれる儀式があります。

 

私はこの「訓話」が苦手で、早々と伝統的な日本企業から足を洗いました。

 

企業や役所において、偉い人がするべきは「訓話」ではなく、「聞くこと」であると私は考えています。

 

経営学者のピーター・F・ドラッカーの本を読んだことがある方は多いと思います。

 

ドラッカーと言えば、「マネージャーに求められる資質はただ一つ。真摯さだけだ(Integrity is one absolute requirement of a manager)」というセリフが一番有名です。

 

ドラッカーは、色々な本の中でマネージャーに対して「聞け、話すな」と繰り返し述べています。

 

「あまりに重要なことなので、原則に格上げしたいくらいである。聞け、話すな、である。」(ピーター・F・ドラッカーのコメント終わり)

 

治療格差社会」という本は、「ドラッカーがもし、あなたの主治医、担当看護師だったら?」の観点からMBAホルダーである医師が、経営学を盛り込みながら医療の現状に鋭く切り込んでいます。

 

治療格差社会」の中で、著者は「聞く」ことの重要性を以下のように解説しています。

 

「人の強みと弱みについて間違って理解されていることが、対人関係の得手不得手である。

 

多くの人が、話上手だから人との関係づくりは得意だと思っている。

 

対人関係のポイントが聞く力にあることを知らない。」(引用終わり)

 

  

上記は大変興味深い記述で、ドラッカーの名著「非営利組織の経営」からの引用です。

 

 

ドラッカーは、組織のマネジメント手法の1つである目標による管理(MBO:Management by Objectives and Self Control)の概念を構築したことでも知られています。

 

実は、ドラッカーMBOによる組織管理を主張した背景には、面白い逸話があります。

 

ドラッカーは1909年にオーストリアのウィーンで、裕福なドイツ系ユダヤ人の家庭に生まれました。

 

ドラッカーは1917年に両親の紹介で、同じユダヤ人の心理学者ジークムント・フロイトに出会います。

 

その後、ドイツのフランクフルトでドラッカーは新聞記者になり、フランクフルト大学で法学博士号を取得して、この頃にヒトラーゲッベルスなどのナチス幹部とインタビューを行っています。

 

ナチスの不穏な空気を読みとったドラッカーは1933年にドイツを離れ、イギリスのロンドンに移住しました。

 

ユダヤ人として迫害を受けてきたドラッカーは、人種や信教ではなく、ビジネスにおいては「結果、成果だけで評価されるべき」という強い想いを、「現代の経営」という本の中で記しています。

 

 

目標管理を行う際にも「聞くこと」を意識すると、マネージャーとチームメンバーのコミュニケーションが活発になると、私は感じています。

 

そのためには、普段から挨拶と雑談をしておくことがポイントになりますね😊。

 

当たり前の話ですが、「聞く」ためには相手に話してもらわなければなりません。

 

話してもらうためには、話しかけやすい環境を整え、いつも笑顔で相手に接することも重要になります😊。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「聞き上手」 = 「good listener

 

今回出てきた「聞き上手」の英訳は、「good listener」になります。

 

「彼は聞き上手である」を英語で表現する場合、「He is a good listener」とすればよいですね😊。     

 

聞く力 心をひらく35のヒント (文春新書)
 

    

  

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 627 "Listen interestingly"

 

The material introduced today "Listening Power (Japanese only)" explains "35 inspirational tips", and what impressed me was the part "Listen interestingly".

 

In interviews and interviews, the important thing when listening to the other person's story is to "interestingly listen" and emphasizes the material "listening power".

 

In addition, even if you speak, you can apply the method of "listening with interest", I suppose.

 

When you are doing a presentation, it is important to make eye contact while watching the audience.

 

At that time, it will be very easy to talk if you give a presentation while looking at the people who are listening to you actively.

 

By making eye contact with people who are laughing, nodding, or leaning forward, you will relax your tension and a presentation will be energetic." (Unquote)

 

Let's function PDCA today!   

 

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