PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 637「大切なのはマナー」/ "Good manners are indispensable"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 637「大切なのはマナー」】

 

日本で経営学関連の書籍を読むと、ドラッカーが出てくることが結構あります。

 

一方、海外の経営学においてドラッカーが語られるケースはほとんどありません。

 

フランスにいたせいかもしれませんが、私が学生に戻っていた間にドラッカーの名前を目にしたり、耳にすることは一度もありませんでした。

 

一方、大前研一氏の評価がフランスでは高く、ポーターやコトラーなどの経営学における重鎮と同列に大前氏が扱われている経営戦略の授業もあり、驚いたことを覚えています。

 

私がフランスで学生に戻っていた際、大前氏の「企業参謀」は必ず読むように言われました。

 

私は大前氏が、1995年の東京都知事選に敗れた際の原因分析を行った「敗戦記」の方が好きですが😊。

 

大前研一 敗戦記

大前研一 敗戦記

  • 作者:大前 研一
  • 発売日: 1995/11/01
  • メディア: 単行本
 

 

今回紹介する資料「TRUST FACTOR トラスト・ファクター~最強の組織をつくる新しいマネジメント」は、人事の専門家である方から紹介頂きました。

 

本書は非常に読みやすく、「信じて任せて、責任を取ることがマネージャーの仕事」というメッセージは心に響くものでした。

 

本書でもドラッカーが登場しているのですが、最も有名な言葉、「マネージャーに必要な資質は真摯さである」という内容ではなく、以下のフレーズが紹介されています。


「かつてある学生から、『ビジネスで最も重要なことは何か?』という質問を受けたドラッカーは、少し間をおいてこう答えました。

 

『良いマナーだよ。』」(引用終わり)

 

「良いマナー」の定義は本書に掲載されていませんでしたが、「思いやりのある人になること」がポイントであると述べています。

 

本書は、冒頭でもドラッカーの以下の言葉を引用しています。

 

「現代の組織は、上司と部下の組織ではない。それはチームである。」

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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P.S. 私の前職の金融機関では、2008年の金融危機を受け、全社的に「倫理(Ethics)」に関する研修が行われました。

 

「利益さえ出せば何をしても良い」という強欲さが蔓延した結果、お客様のためにならない無理な取引を繰り返して壊滅的な状態をもたらし、数百億米ドル(数兆円)という天文学的な損失に繋がったという反省からです。

 

その後、本部に最高倫理責任者(Chief Ethics Officer)が設置され、倫理違反には実際に厳しく対処していました。

 

また、評価基準に「コンプライアンス」が設けられ、社内の雰囲気はかなり変わったことを覚えています。

 

金融危機を通じて感じたことは、いくら口で言っても状況を変えることは難しいということでした。

 

企業文化を変革する場合、根本的な仕組みを整備しない限り、従来のやり方や考えを修正することはできないということです。

 

2008年から2009年にかけて同僚の3割がいなくなるなど、かなりチャレンジングな局面でしたが、この時の経験は独立してコンサルタントになった際にかなり役立ちました。

 

何が功を奏するか分からないことも、ビジネスの面白い一面ですね😊。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「必要不可欠な」 = 「indispensable」>

 

今回のPDCA日記のタイトルは「大切なのはマナー」であり、英訳は "Good manners are indispensable" と表現しました。

 

「大切な」を直訳すると、「important」とすることが一般的ですが、今回の「大切な」には「必要不可欠な」というニュアンスが含まれているため、「indispensable」を使いました。

 

ネイティブと話をすると、ビジネスでもプライベートでも「indispensable」はよく登場する単語ですので、覚えておくと便利ですね😊

 

ちなみに、「indispensable」の対義語は、「dispensable(不要な)」になります。

 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 637 "Good manners are indispensable"
 

The material to be introduced today "Trust Factor: The Science of Creating High-Performance Companies" was introduced by one human resources specialist.

 

This book is very easy to read and the following phrase impressed me a lot.

 

Peter Drucker has appeared in this book and he mentioned that "It's a management job to take responsibility by trusting colleagues and leaving tasks", but the most famous word "integrity" was not found in the contents.

 

Instead of "integrity", this book mentioned the following sentences.

 

"Drucker, who once received a question from students about the most important things in business, replied after a while.

 

'Good manners' ". (Unquote)

Although the definition of "good manners" was not explained in this book, it states that "becoming a considerate person" and I thought it was a point of this material.

 

This book also introduces the following words of Drucker at the beginning.

 

"Modern organizations are not organizations of superiors and subordinates, they are teams." (Unquote)

 

Let's function PDCA today!   

 

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