PDCA日記 / PDCA Diary

継続は創造だ! / Continuity is Creation!

PDCA日記 / Diary Vol. 663「定年は金になる?」/ "Is Retirement a Business?"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 663「定年は金になる?」】
 

PDCAカフェで若手の方と話をしていると、年金の話題になることがあります。

 

年金を気にする人が多い背景に、65歳を過ぎたら定年になることがあるように感じています。

 

過去のPDCA日記でも紹介しましたが、アメリカにおいては、年齢による雇用制限が法律で認められていないため、定年というものが基本的にありません。

 

年金を気にしている人に対して、私からは「好きなことを仕事にして働き続ければ良いのでは?」と勧めています。

 

ただ、上記のようなコメントを私から伝えると、多くの方が「?」という顔をされます。

 

その上で、「Mr. PDCAは老後が心配ではないのですか?」と追加で質問をしてくるケースもあります。

 

「我々は年金をもらえるのでしょうか?」と質問してくる人もいますね😊。

 

仮に、「年金がもらえない」と本気で考えているのであれば、1万円札を捨てることができるはずです。

 

将来、「年金がもらえない」状況になった場合、日本政府が債務不履行になっていることを意味します。

 

つまり、日本円の価値が暴落することになるのです。

 

上記のようなことが本当に起こると思っているのであれば、今すぐ1万円札を捨てられるはずですが、実際に捨てる人はいません。

 

1万円札を捨てないということは、日本政府が債務不履行にならないと思っていることを意味します。

 

というわけで、年金がもらえないような状態になる可能性は極めて低いと私は考えています。

 

日本の場合、基礎年金の半分は税金でまかなわれています。

 

言い換えると、我々が払っている所得税や消費税などが、年金基金に投入されていることになります。

 

年金の保険料を払わないでいると、老齢年金を将来受給できないことになるだけではなく、「税金を払って、他の人たちの年金を負担しただけ」という状況になりかねないのです。

 

この辺りのことを冷静に考えてみれば、年金がもらえないような状況になる可能性は極めて低いことが理解できるでしょう。

 

しかも、年金基金年金積立金管理運用独立行政法人によって運用されており、2020年12月末の資産額は約177兆円になっています。

 

これは結構凄い額で、日本の国家予算(2021年度:約106兆円)の約1.7倍近い年金資産を政府は持っていることになります。

 

「年金をもらえるかもらえないか」を考えるよりも、目の前の仕事に集中することの方が大切であると私は思いますね😊。

 

 

今回紹介する資料「続 定年バカ」は、「生きがいが大事なんて大ウソ!」をキャッチフレーズにしており、以下のフレーズが印象的でした。

 

「それにしても、どうして『定年』は、個人的・私的であることを超えて、こんなに社会的な大問題になったのだろう。

 

銀行、保険、証券、出版、旅行、葬儀などの企業が、『定年市場』を作ってしまったからである。

 

つまり、定年は金になるとわかったのだ(大した市場規模ではないだろうが)。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

PDCA日記が更新されたら通知が欲しいという方がいましたので、そのような場合は Twitter をご利用ください😊。https://twitter.com/MPdca

 

続 定年バカ (SB新書)

続 定年バカ (SB新書)

  • 作者:勢古浩爾
  • 発売日: 2019/11/06
  • メディア: 新書
 

 

P.S. 今回紹介した資料「続 定年バカ」が述べている「定年市場」の典型例として、「個人型確定拠出年金iDeCo)」が考えられます。

 

私は一応(?)、元銀行員として色々と調べつくしましたが、「iDeCo」を利用しないことにしています。

 

2016年に自営業を始めてから、定年という概念が私にはありません。

 

自営業者にとって、税制優遇があるとはいえ、60歳まで引き出すことができない「iDeCo」は魅力的ではないのです。

 

この部分は様々な意見があり、PDCAカフェでも盛り上がる論点です。

 

iDeCoや運用について興味のある方はコーヒーでも飲みながら、元プライベートバンカーのMr. PDCA金融商品について語り合いましょう😊。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「税制優遇」=「tax incentive」>

  

今回出てきた「税制優遇」の英訳は、「tax incentive」になります。

 

皆様もご存じの通り、「インセンティブ」は日本語にもなっています。

 

「Tax incentive」が「税制優遇」を意味しているのは、非常に分かりやすいですね😊。

 

続 定年バカ (SB新書)

続 定年バカ (SB新書)

  • 作者:勢古浩爾
  • 発売日: 2019/11/06
  • メディア: 新書
 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 663 "Is Retirement a Business?"】

 

When I have been talking with young people at the PDCA café, one of the hot topics is about pension.

 

As a premise, I feel that there will be a retirement age at 60 years old in Japan.

 

As I introduced in the past PDCA diary, there is basically no retirement age in the U.S., because employment restrictions by age are not allowed by law.

 

For those who are worried about pensions, I recommend them to keep working in the field where he or she likes.

 

The material to be introduced today “Sequential Retired World (Japanese only)” explains the real world in after retirement in Japan and the following phrases were impressive.

 

“Retirement age became such a big social problem beyond being personal and private.

 

Companies such as banks, insurance, securities, publishing, travel, and funerals have created 'retirement markets'.

 

In other words, I knew that retirement is considered as an El Dorado (Though it wouldn't be a big market)." (Unquote)

 

Let's function PDCA today!   

 

In case you would like to receive a notice at the time of PDCA Diary post, please utilize Twitter😊. https://twitter.com/MPdca 

プライバシーポリシー・お問い合わせ