【PDCA日記 Vol. 666「キャッシュレスのメリット」】
私が元銀行員ということもあって、PDCA日記では金融・経済・財政がテーマになることが結構あります。
また、私は一時期クレジットカード会社で働いていたこともあり、決済手法のことをトピックにすることもありますね😊。
最近は、paypayや楽天ペイなどのQRコード決済を導入するお店が多くなっています。
「支払いは現金のみ」というレストランが日本には多かったですが、少しずつですがキャッシュレスの波が押し寄せているようですね。
そう言えば、私はこの半年間、現金を使わずに生活しています。
日本でも、私のような「完全キャッシュレス人間」が増え始めています。
社会全体で現金を使わないようになれば、銀行のATMや夜間金庫のような仕組みが不要になります。
結果的に、社会コストは激減するような気が私はしていますね😊。
今回紹介する資料「現金の呪い」は、「紙幣をいつ廃止するか?」を解説しており、以下のフレーズが印象的でした。
「先進国を見渡すと、レスキャッシュ社会に移行したときのメリットが日本以上に大きい国はないと言ってよい。
理由の第一は、アメリカやユーロ圏と異なり、円の大半が国内で保有されていることだ。
よって、世界の地下経済に現金を供給して得られる通貨発行益（シニョレッジ）が失われるおそれはない（素直に言って、そのようなビジネスで利益を得るのは褒められたことではない）。
理由の第二は、日本が巨額の公的債務を抱えていることだ。この債務は、最終的には増税と歳出削減で解決するほかはない。
となれば、脱税防止は債務負担を減らす効果的な対策となる。
理由の第三は、日本の紙幣発行高が並外れて多いことだ。
そして最後の重要な理由は、レスキャッシュ社会に移行すれば、日本銀行が効果的なマイナス金利政策をとれるようになることだ。」（引用終わり）
それでは、本日もPDCAを回して行きましょう！
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P.S. 2021年に東京オリンピック・パラリンピックが開催されるメリットとして、レストランの禁煙化とキャッシュレス化が推進されたことがあると、私は考えています。
現金を使うこと自体が、社会的コストになっていることは知られています。
一説には、現金流通のために日本全体でおよそ2兆円を負担しているとも言われています。
銀行のATMを利用する場合、機械の維持費、警備員の人件費、現金輸送費などの莫大な費用が発生しています。
キャッシュレス対応済みの店舗を利用することによって、社会に流通する現金の量を減らすことになります。
これからも、私はささやかなキャッシュレス生活を続けていきます😊。
＜ Mr. PDCAのボンジュール英語「脱税」=「tax evasion」＞
今回出てきた「脱税」の英訳は、「tax evasion」になります。
「キャッシュレス化の推進は、脱税防止につながる」を英語にする場合、「Promotion of cashless leads to prevention of tax evasion」とすればよいですね😊。
Since I am a former banker, the PDCA diary often has themes of economy and finance.
Also, since I worked for a credit card company for a while, I sometimes discuss about payment methods :-).
The material to be introduced "The Curse of Cash" explains "How Large-Denomination Bills Aid Crime and Tax Evasion and Constrain Monetary Policy" and the following phrases were impressive.
"If you look at developed countries, it can be said that there is no country that benefits from a transition to a cashless society more than Japan.
First, unlike the United States and the euro area, most of the yen is held domestically.
Thus, there is no danger of losing the money generated by supplying cash to the world's underground economy (significantly, it is not a praise to make money in such a business).
The second reason is that Japan has huge public debt.
This debt will ultimately be resolved through tax increases and spending cuts.
Thus, preventing tax evasion is an effective measure to reduce the debt burden.
The third reason is that the amount of banknotes issued in Japan is extraordinarily large.
The last important reason is that the transition to a less cash society will allow the Bank of Japan to adopt an effective negative interest rate policy." (Unquote)
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