English follows Japanese.
【 PDCA日記 Vol. 772「昔ながらの押し付けが組織をダメにする」】
私が銀行員をしていた時、業務を行う上で「?」と感じたことが数多くありました。
その一つに、研修の資料に書かれていたドレスコードに関する以下内容があります。
「クールビズ可であるが、上着着用」(某銀行の研修資料に書かれていた文言終わり)
私にとってクールビズの定義は、「ノー上着、ノーネクタイ」でした。
そのため、研修資料に書かれていた「クールビズ可であるが、上着着用」の意味が、当時の私はよく理解できませんでした。
最近になって、この銀行の本部勤務者はTシャツ、スニーカー勤務を認めています。
ただ、大部分の日本の銀行では飲み会などのオフタイムでも、ネクタイ着用という旧態依然とした仕組みを採用しています。
私自身が、伝統的な組織の中にいた者として、「なぜあのような昔ながらの押し付けを全員でやっているのだろう?」と思考した際、「皆が同じようにしていれば安心」という前提があったように感じています。
今回紹介する資料「ザ・ネクストバンカー」は、「これからの銀行員に必要な資質・能力」を解説しており、謎に包まれた(?)銀行業界の内実について分かりやすく説明してくれています。
本書で印象的だったのは、「昔ながらの押し付けが組織をダメにする」と唱えていることでした。
夏の暑い中で、「クールビズ可であるが、上着着用」というクイズのような理屈が、「昔ながらの押し付け」の典型であるような気がしています。
今回紹介する資料「ザ・ネクストバンカー」を読みながら、「未だにこんなことをやっているのだなぁ~」と昔の自分自身が置かれていた状況を思い出しながら、銀行業界では合理的ではない判断や作業が続いていることを痛感しました。
最近は、金融機関の店舗縮小などのニュースを目にすることが多く、チャレンジングな状況ですが、私が以前所属していた業界ですので、是非とも頑張って欲しいものです(私は、あの世界にもう戻りませんが😊)。
それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!
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P.S. 私は銀行員として働いていた時、最後の1年を合併によって日本の銀行で過ごしたのですが、外資系金融機関との違いとして以下のようなものがありました。
(某銀行の謎の慣習)
1. 部門単位で昼食に行く(部門長が「昼に行くかぁ~」というまでスタッフはどれだけ空腹でも食事に行けない。私は行っていたけれどね :-)
2. 飲み会がやたらに多く、乾杯の後は拍手をする(外資系の時は、1年に一回忘年会があるくらいだった。また、乾杯の後の拍手はなかった 🍸)
3. 朝の出社時、部門長の席まで行って「おはようございます!」と元気よく挨拶をする(外資系の場合、上司の前までわざわざ行く必要はない)
日本の銀行が水に合わず、私は早い段階で退職して自営を始めたわけですが、3の「元気よく挨拶をする習慣」はそれなりに意味があったように感じています(1と2は不要だけれどね😊)。
< Mr. PDCAのボンジュール英語「クールビズ」=「wearing airly clothes」>
「クールビズ」は典型的な和製英語であり、ネイティブには説明が必要です。
日本に住んでいるアメリカ人と話をしていた際、「クールビズ」の説明として、「wearing airly clothes(風通しの良い服を着る)」が分かりやすいとコメントしていました😊。
「clothes(衣服)」は、「布」を意味する「cloth」の複数形ですが、「clothes」の発音は「クローズ」という感じになります。
あるネイティブは、「日本人の多くは『clothes』を『クーロジズ』と発音する」とコメントしており、「clothes」のスペルから「クーロジズ」という間違った発音をしている可能性があります。
単数形の「cloth(布)」の発音は「クロース」、複数形の「clothes」の発音は「クローズ」と、「最後が濁音になるだけ」と覚えておくと良いでしょう。
英語はスペルと発音が異なる単語が結構あり、「clothes(クローズ)」の発音を確認しながら、過去のPDCA日記でも紹介した、映画「リクルート」のアル・パチーノの名ゼリフ「Nothing is what it seems(見た目どおりのものなど何もない)」を思い出しました😊。
【"PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 772 "The old-fashioned habit will ruin the organization"】
When I was working at bank, there were many things I felt like "why?"
I saw one huge questionable phrase written in the training materials.
"Casual dress is acceptable, but you need to wear a jacket."
My understanding of "casual dress" was “No jacket, no tie”, so I couldn't understand the meaning of “Casual dress is acceptable, but you need to wear a jacket”.
Recently, one Japanese bank allowed employees to wear T-shirts and sneakers at their headquarters, but most of them are still using the old-fashioned dress code.
The material to be introduced today “The Next Banker (Japanese only)” reiterates that "the old-fashioned habit will ruin the organization".
Recently, Japanese financial institutions are trying to reduced the number of branches and employees.
Since I belonged to the financial world before, I would like them to do their best😊.
Let's function PDCA today!
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