PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 839「戦わずして勝つ」/ "Victory without fighting"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 839「戦わずして勝つ

 

私が学生に戻っていた頃、一番興味深いと思った授業は「マーケティング」でも「経営戦略」でもなく、「交渉論」でした。

 

政府や企業間の交渉を担当してきたコンサルティング会社の元パートナーが教授であり、「理想論では交渉に勝てない」と繰り返し述べていたことを覚えています。

 

言い換えると、交渉テクニックは実務であまり役に立たないということになります。

 

交渉を有利に進める上で一番重要になってくるのは、「相手に信頼されること」であると私は考えています。

 

ウォートン流 人生のすべてにおいてもっとトクをする新しい交渉術」では、小手先の交渉は最終的に通用しなくなるため、基礎的なことを守り、誠実に対応することが長期的な視点から成功への近道であることを述べています。

 

また、本書では「交渉の半分は人で決まる」と説明しており、礼儀正しく交渉に取り組むことが、双方にとって最良の結果を導き出すと説明しています。

 

 

今回紹介する資料「交渉の武器 交渉プロフェッショナルの20原則」も「理想論では交渉に勝てない」と説明しており、「戦わずして勝つことが最良の方法」とも解説しています。

 

「交渉が戦いであることを忘れず、冷徹に戦闘準備を行うことが不可欠。

 

もしも、相手の善意や品位に期待して準備を怠れば、相手の思うままに不利な条件を飲まざるをえなくなるだろう。

 

しっかりとして戦闘態勢を整えることができたときにはじめて、平和的解決の道が切り拓かれるのだ。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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交渉の武器 交渉プロフェッショナルの20原則

交渉の武器 交渉プロフェッショナルの20原則

 

 

P.S. 交渉論の授業で元コンサルタントの教授は、「時間に遅れたら交渉は負けだ。だから、時間に遅れないことが最重要。このことを理解していないビジネスパーソンが多すぎる」と繰り返し述べていました。

 

日常の会合や打ち合わせなどでもそうですが、時間に遅れると前半の協議内容が分からなくなってしまいます。

 

遅刻は他の人の時間も無駄にしてしまうため、交渉の場において、自分の考えや意見を通すことは不可能になってしまいます。

 

ビジネス界で20年以上を過ごしてきましたが、「時間に遅れると交渉に負ける」と言っていたこの教授は正しかったと最近改めて感じています😊。

 

仕事でチャレンジに直面している場合、会合や打ち合わせの時間に遅れていないか、依頼されている作業期日を守れているかを一度確認してみると良いかもしれません。

 

私が一緒に仕事をしてきた人で、「できる」と感じたビジネスパーソンの多くは、時間を守っていました。

 

また、社長や最高経営責任者(CEO)などの責任あるポジションまで上り詰めたビジネスパーソンは、例外なく時間に正確でした。

 

逆に言えば、「時間を守ってきたからトップに上り詰めた」とも考えられます。

 

PDCA日記に寄せられるコメントに、「周りが時間を守っていないため、自分が時間を守るインセンティブがない」というものがあります。

 

「勤務先の同僚が時間を守らないため、自分も時間に遅れてもよい」という意見のようですが、この考えは間違っていると断言できます。

 

職場の人たちが時間を守らない場合、自分自身が時間に正確に動くことで、良い意味で目立つことが可能になります。

 

「周りが時間にルーズだから自分も時間を守らない」という意識では、時間を守っている数少ない人から信頼を失うことになります。

 

というわけで、時間に厳しい組織にいる人もゆるい世界に所属しているビジネスパーソンも、時間を守ることは同じように重要になってきます。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「品位」 = 「dignity」>

 

今回出てきた「品位」の英訳はいくつか候補がありますが、「dignity」になります。

 

「彼は、品位にあふれている」を英訳する場合、「He is full of dignity」とすればよいですね😊。

  

交渉の武器 交渉プロフェッショナルの20原則

交渉の武器 交渉プロフェッショナルの20原則

 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 839 "Victory without fighting"
 

When I was a business school student, the most interesting class was "Negotiation Theory".

 

The former partner of the consulting firm was a professor of "Negotiation Theory", and he was repeatedly stating that "Idealism cannot overcome negotiations".

 

The material to be introduced today "The Weapons of Negotiations (Japanese only)" also reiterates that "Ideal theory are not applicable to negotiations", and also explains "The best negotiation method is to win without fighting".

 

"Do not forget that negotiations are battles, so it is imperative to prepare for fighting calmly.

 

Only way for peaceful resolution is to prepare thoroughly." (Unquote)

 

Professor of "Negotiation Theory" class mentioned that, "Negotiations will be over if you are late, so punctuality is the most important element in negotiations. There are too many business persons who do not understand this point."

 

Let's function PDCA today!   

 

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