PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 851「医療費の4割は税金で負担」/ "Is geriatric politics the source of strength?"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 851「医療費の4割は税金で負担」】
 

アメリカを除くほとんどの先進国で国民健康保険が採用されており、国が関与する形で国民が医療を受けられる制度になっています。

 

日本の場合、医療費の40パーセントを税金で負担しており、フランスやドイツなどと比較して高めの税負担になっており、このことは余りメディアで報じられることがありません。

 

私は大学時代、政策系の研究をしていたことがあり、各国の医療政策について色々な文献を読み漁っていました。

 

アメリカで住んだことがある方であればお分かりだと思いますが、会社員の場合、企業側から提供される医療保険プランの中から、自分で選択する必要があります。

 

保険料が高い医療保険の場合、カバーされる医療行為は多くなりますが、毎月の出費は増えることになります(恐ろしい!)。

 

私がニューヨークで働いていた時は、保険金が一番安いものにしていました。

 

保険金が安い医療保険の場合、病院に予約をするのにも時間がかかり、色々な意味でアメリカは資本主義の国であると痛感したものです。

 

私はニューヨークで所属していた金融機関の医療保険に入っていましたが、それでも負担額は大きく、可能な限り、病院には行かず、日本に出張した時、病院に行くという手法を取っていました😊。

 

アメリカでは「病院に行かない」インセンティブが、社会全体に存在していることがお分かり頂けるでしょう。

 

アメリカの映画を鑑賞していると、医療を十分に受けられない家族のために、やりたくない仕事をする主人公が描かれているケースがあります。

 

私の好きな映画である「ザ・サークル」の中で、主人公を演じているエマ・ワトソンが疾患を抱えている父親のために、健気に働く場面があります。

 

ザ・サークル」は現在の巨大IT企業の現状を描いている作品でもありますので、是非一度観賞してみてください😊。

 

ザ・サークル [DVD]

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  • 発売日: 2019/03/08
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日本では、「病院が高齢者のサロンになっている」と指摘する識者がいます。

 

「最近、○○さんは病院に来ていないけれど、調子が悪いのかな」という会話が日本の病院で行われているというジョークがあります。

 

現役世代の我々からすると笑えないジョークに聞こえますね。

 

色々な意味で、日本人は病院に行き過ぎであると言われており、私もそう感じています。

 

新型コロナウイルス騒動で、本当に必要な時以外は病院に行かない動きが日本でも拡大しました。

 

この動きは健全であると私は考えていますね😊。

 

今回紹介する資料「欧州医療制度改革から何を学ぶか」は、「超高齢社会日本への示唆」をキャッチフレーズにしています。

 

本書は、ヨーロッパにおける医療制度改革について論じており、大学時代に医療政策をかじっていた私にとって興味深い一冊でした。

 

私がフランスに留学していた際、幸運にも一度も病気にかからず健康保険のお世話になることはありませんでした。

 

ただ、今回紹介した資料「欧州医療制度改革から何を学ぶか」が論じている通り、フランスはフランスで問題を抱えているようです。

 

ヨーロッパの別の姿を知る上で、本書はおすすめの一冊です。 

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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欧州医療制度改革から何を学ぶか

欧州医療制度改革から何を学ぶか

 

 

P.S. 医療政策を研究すると、その国の社会保障に対する考え方がよく分かります。

 

処方箋薬に対する広告は殆どの国で禁止されていますが、アメリカやニュージーランドでは認められています。

 

年金制度を見てみると、多くの先進国では、現役世代の保険料を年金受給者の保険金に利用する賦課方式が採用されています(要は、「現役世代のお金を年金世代に渡している」ということね :-)。

 

ニュージーランドでは、老齢年金が100%税金で賄われており、日本のように国民年金保険料の未納問題が発生しません。

 

私の場合、アメリカの年金受給資格があるため、将来は日本とアメリカから年金を受け取ることになります。

 

ニューヨークで一時期働いていたためですが、米ドルで将来年金が受給されるのは色々な意味でリスクヘッジになり、頼もしいと感じています😊。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「医療費」 = 「medical expense

 

今回出てきた「医療費」の英訳は、「medical expense」になります。

 

「日本の医療費の4割は、税金で負担されている」を英語で表現する場合、「40% of medical expenses in Japan are covered by taxes」とすればよいですね😊。

 

欧州医療制度改革から何を学ぶか

欧州医療制度改革から何を学ぶか

 

 

<マドモアゼルPDCAのメルシー映画「青空エール」>

  

本日は、蒼井優主演の映画「青空エール」 を紹介します。

 

青空エール

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原作は漫画「青空エール」で、こちらも面白かったですね😊。 

 

 

映画「青空エール」をみて、「吹奏楽の甲子園」と言われる「普門館」の存在を私は初めて知りました。

 

普門館は東京都杉並区にかつてあったホールで、2011年に耐震性の問題が発覚するまで、全日本吹奏楽コンクールの中学の部、高校の部大学の部が開催されていました。

 

2012年以降は、「名古屋国際会議場センチュリーホール」で全日本吹奏楽コンクールの中学の部、高校の部大学の部が行われています。

 

吹奏楽に熱中している中学生や高校生は、毎年10月に名古屋で開催される全日本吹奏楽コンクールを目指すというわけですね。

 

高校野球とは違い、全日本吹奏楽コンクールは涼しい10月に開催されるため、演奏する側も鑑賞する側にとってもよい季節で素敵だと感じました😊。

 

青春時代を取り戻したいビジネスパーソンに、今回紹介する映画「青空エール」はお勧めの作品です。

 

青空エール」のメルシー評価【クロワッサン3個:🥐🥐🥐】

【マドモアゼルPDCAコメント】映画「青空エール」では、私の好きなアニメ「ゆるキャン△」と同じくポジティブなキャラクターしか存在しません。実際のビジネスでは、チャレンジングなキャラクターが周りに出てきがちです。そんな時は今回紹介する映画「青空エール」をみて、「世の中捨てたものではない」と考えなおしましょう😊。

 

第1話 旅のおともにカレーめん

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青空エール

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PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 851 "Difference between trust & reliability"】
 

Most developed countries, except the United States, have adopted National Health Insurance, which allows the people to receive medical care in a state-related manner.

 

In case of Japan, 40% of medical expenses are covered by taxes, which are higher than those in France and Germany, and this is rarely reported in the media.


The material to be introduced today "What to Learn from the European Healthcare System Reform (Japanese only)" has a catchphrase "Suggestion for a super-aging society in Japan".

 

This is an interesting book for me, as I was researching healthcare policy reforms in college.

 

When I was studying in France, I was lucky enough to never get sick and I didn't have to rely on the hospital.

 

This book is a recommended for getting to know other aspects of Europe.

 

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