PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 885「社会はESGを気にしている」/ "Society cares about ESG"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 885「社会はESGを気にしている

 

私の最初の職場は銀行でしたが、資産運用業務が長かったこともあり、色々なファンドマネージャーと話をする機会がありました。

 

日本の場合、色々なファンド会社がファンドを乱立する傾向にあります。

 

そのため、運用総額を示す純資産の小さなファンドがあちこちにあって、大変非効率な作業が行われているのです。

 

資産運用大国であるアメリカの場合、純資産の大きなファンドに資金が流れ込む仕組みが出来上がっています。

 

純資産の大きなファンドは扱う額が大きいため、有利なレートが取れることになります。

 

そうするとパフォーマンスが上がり、更に資金が流れ込むという好循環が出来上がっているわけですね😊。

 

最近は、日本でも純資産の大きなファンドが登場し始めており、パフォーマンスも良好なようです。

 

また、最近の資産運用業界では、「社会に害悪を及ぼしている企業には投資しない」ことをモットーにしているファンドマネージャーが結構います。

 

ただ、「何が社会に害悪を及ぼすか?」という点については意見が分かれています。

 

あるファンドマネージャーは、「たばこ企業は害悪を及ぼしている」と言います。

 

また、別のファンドマネージャーは、「石油関連企業は害悪を及ぼしている」と断言しています。

 

この辺りは意見が分かれるところであり、資産運用に興味がある方であれば、投資を行う前に、ファンドマネージャーがどのような哲学を持っているか、確認してみるとよいでしょう。

 

また、アメリカなど海外のファンドマネージャーの場合、目論見書などの資料に顔や名前を掲載しているケースがあります。

 

日本のファンドマネージャーはローテーションがあるせいか、顔や名前をファンド資料に掲載することは余りありません。

 

海外のファンドマネージャーの場合、投資先の企業に社会的責任を求めることがあります。

 

ただ、何が企業の社会的に責任であるかということについても、色々な意見があり、運用業界においても総意はないようですね😊。

 

昔は「CSR(Corporate Social Responsibility)」と呼ばれていた企業の社会的責任の略称が、最近は「ESG(Environment Social Governance)」と言われるようになっています。

 

「ESG?何だそれ?」と思っている経営者の方は、今回紹介する資料「ESG投資 新しい資本主義のかたち」を手に取ってみましょう。

 

本書は、「従業員に過酷な労働を強いていたり、下請け業者に理不尽な対応をしていたり、非人道的な兵器製造会社に投資していないか」など、持続可能性を意識した形でビジネスを行う必要があるとしています。

 

今回紹介した資料「ESG投資 新しい資本主義のかたち」を熟読すると、意外にも(?)社会はESGを気にしながら動いているということが分かるかと思います。

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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ESG投資 新しい資本主義のかたち

ESG投資 新しい資本主義のかたち

  • 作者:水口 剛
  • 発売日: 2017/09/26
  • メディア: 単行本
 

 

P.S. ESG投資の原点は、「利益を出していても、社会のためにならないことをしている企業には投資しない」ということがあります。

 

チャレンジングなところは、「社会のためにはなっているが、利益を出せない企業がある」という点ですね。

 

利益が出ない組織ほど、「我々は社会のために仕事をしている」と豪語する経営者がいたりします。

 

ただ、利益が出ないということは、税金を払えないということになりますので、あまり社会のために仕事をしているとは言えません。

 

資本主義である以上、利益が出ない場合、遅かれ早かれ淘汰されることになります。

 

というわけで、企業は利益をきちんとだしながら、社会的責任を考えていく方が現実的であると考えています。

 

ベンチャー企業でも、「社会のために仕事をしています」とHPでうたいながら、財務諸表を見ると長年赤字を計上しているところがあったりします。

 

社会のために仕事をすることは大変素晴らしいですが、利益を出し、雇用を生み出すということの方が尊いと私は考えていますね😊。

 

ただ、「金さえ儲ければ何をしてもよい」という以前の私の職場のような雰囲気の会社は、長続きしないとも私は思っています。

 

この辺りは色々な考え方があり、経営者のバランス感覚が求められるところでもありますので、違う意見をお持ちの方は、お気軽にコメントください。

 

頂いたコメントに私は全て目を通しており、基本的にお返事をするようにしています。

 

違う意見の方のコメントをもらうことは、私にとって最高のフィードバックになっていますので、是非宜しくお願いします😊。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「理不尽な」 = 「unreasonable」>

 

今回出てきた「理不尽な」の英訳は、「unreasonable」になります。

 

「彼は理不尽な対応をした」を英語にする場合、「He took an unreasonable response」とすればよいですね😊。

  

ESG投資 新しい資本主義のかたち

ESG投資 新しい資本主義のかたち

  • 作者:水口 剛
  • 発売日: 2017/09/26
  • メディア: 単行本
 

 

<マドモアゼルPDCAのメルシー映画「アフリカのサラリーマン」>

  

本日は、アニメ「アフリカのサラリーマン」 を紹介します。

 

第1話「アフリカの痴漢」

第1話「アフリカの痴漢」

  • 発売日: 2019/10/07
  • メディア: Prime Video
 

 

原作は漫画「アフリカのサラリーマン」で、こちらも面白かったですね😊。

 

 

アニメ「アフリカのサラリーマン」では、アフリカの大手企業で働く中間管理職のサラリーマンであるライオンを中心に、会社員ライフがほのぼのと展開していきます。

 

アニメ「アフリカのサラリーマン」第1話で、ライオンの同僚であるトカゲが痴漢冤罪で逃亡するシーンがあります。

 

そこではトカゲらしく、尻尾を切って相手をかく乱させ、上手く逃げ切ることに成功します。

 

会社に着いたトカゲは尻尾が切れているため、ライオンから「大丈夫?」と声をかけられます。

 

トカゲは「またすぐ生えてきますよ」と答えており、この場面が私は一番好きですね😊。

 

ライオンが勤務する会社のカメ社長は自分が富裕層であることを顕示するため、札束を頭に乗せています。

 

また、カメ社長は「社畜の皆さん」とスタッフを見下す発言を行ったり、無理難題を思い付きで押し付けるなど、本当の会社組織でも起こりそうなシーンがあり、思わず笑ってしまうでしょう🐢。

 

アフリカのサラリーマン」のメルシー評価【クロワッサン3個:🥐🥐🥐】

 

【マドモアゼルPDCAコメント】アニメ「アフリカのサラリーマン」では、会社員が共感できるシーンが数多く登場します。

 

客観的に見ると、会社員の働き方にはおかしなことが結構ありますが、自分が中にいると「それが普通だ」と思ってしまうものだったりします。

 

例えばですが、日本の銀行ではいまだに部署全体で昼食に行っているところがあります。

 

ただ、これは他の業界ではあまり見られない光景です。

 

皆様も働得ている中で「あれ?」と感じたら、その場を離れてみることが合理的なのかもしれませんね。

 

私のように😊。

 

第1話「アフリカの痴漢」

第1話「アフリカの痴漢」

  • 発売日: 2019/10/07
  • メディア: Prime Video
 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 885 "Society cares about ESG"

 

In the past, Corporate Social Responsibility was abbreviated as CSR, but it has recently become ESG (Environment Social Governance).

 

If you are a manager thinking "ESG? What is it?", you had better take a look at the material introduced today "ESG Investment: A New Form of Capitalism (Japanese only)".

 

This book is based on a sustainability consciousness, such as "Is the employee forced to work miserably or is investing in inhumane weapons manufacturers?"

 

If you read this book carefully, you will find that surprisingly (?) the society is moving with concern for ESG.

 

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