PDCA日記 / PDCA Diary

継続は創造だ! / Continuity is Creation!

PDCA日記 / Diary Vol. 915「ブランドは自己表現のためにある?」/ "Is the brand for self-expression?"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 915「ブランドは自己表現のためにある?」】
  

過去のPDCA日記でも紹介しましたが、私が留学していたフランスのビジネス・スクールは、ルイヴィトンの元幹部などがマーケティングの授業を担当しており、ラグジュアリー・ブランドの研究が盛んでした。

 

マーケティングの授業で私がよく覚えているのは、「フランスのラグジュアリー・ブランド・バッグよりも、日本の会社が製造しているカバンの方が質は良い」という教授のコメントでした。

 

ラグジュアリー・ブランドは「質が良い」というイメージが強いですが、それはイメージに過ぎず、実際の品質は「日本のカバンメーカーの方が良い」とルイヴィトンの元幹部が言うのですから、面白いものです😊。

 

 

今回紹介する資料「ブランドづくりの教科書」は、「小さな会社を強くする」をキャッチフレーズにしており、「ブランドで自己表現する」部分の以下のフレーズが印象的でした。

 

「考えてほしい。

 

ロレックスの腕時計はあるのに、なぜ、ロレックスの壁掛け時計はないのだろうか?

 

シャネルの洋服はあるのに、なぜ、シャネルの洋服ダンスはないのだろうか?

 

『ロレックスの腕時計と、ロレックスの壁掛け時計のどちらにひかれますか?』

 

こう聞いてみると、圧倒的多数(約8割)が腕時計と答える(消費者1,000人調査)。

 

消費者がブランドを購入する理由の一つが、他人の目を前提とした自己表現の欲求だ。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

PDCA日記が更新されたら通知が欲しいという方がいましたので、そのような場合は Twitter をご利用ください😊https://twitter.com/MPdca 

 

小さな会社を強くする ブランドづくりの教科書

小さな会社を強くする ブランドづくりの教科書

  • 作者:岩崎 邦彦
  • 発売日: 2013/09/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

P.S. フランスのビジネス・スクールでもう一つ面白いと感じたのは、高級ブランドに対する国・地域の考え方の違いでした。

 

フランスなどのヨーロッパの場合、ルイヴィトンやエルメスを購入するのは、富裕層であることが多いそうです。

 

一方、日本や中国などの東アジアでは、富裕層以外の人たちも高級ブランドを購入する傾向があると考えられています。

 

国や地域によって、高級ブランドはマーケティング手法を変えており、彼らは色々な考えがあるようです。

 

詳しくマーケティング手法について知りたい方は、PDCAカフェにお越し下さい(フフフ、😊)。

 

ちなみに、日本ではおしゃれな若者が乗る車というイメージがある「BMW」ですが、ドイツでは「おじさんが乗る車」というブランドになっているようです。

 

 

日本で資生堂のことを「オシャレな化粧品ブランド」と考える人は少ないと思いますが、フランスでは「SHISEIDO」としてシャネルなどの高級ブランドと同じ扱いになっています。

 

同じ資生堂のホームページ(HP)でも、日本とフランスでは内容が異なっており、この違いを見るだけでもマーケティングの勉強になります。

 

<日本の資生堂HP>


<フランスの資生堂HP>

 

日本の資生堂は名前に「堂」とついている通り、元々は薬局でした。

 

1872年9月17日に資生堂は「資生堂薬局」として、東京・銀座で創業しています。

 

その後、資生堂育毛剤や歯磨きなどを薬局として販売していましたが、1897年に高級化粧水を開発し、化粧品業界に進出します。

 

資生堂マーケティング戦略は、フランスのビジネス・スクールのケースにもなっています。

 

資生堂は、日本で大衆化粧品という位置づけでありながら、海外では高級ブランド「SHISEIDO Ginza Tokyo」としてマーケティングを行い、成功を収めた企業として扱われています。

 

国内外でマーケティング戦略が異なる企業は結構あるため、この辺りの違いを調べてみると勉強になります。

 

海外旅行に行った時は、マーケティング戦略を意識して色々なお店を回ってみると、ビジネスのヒントが得られるかもしれませんね😊。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「自己表現」=「self-expression」>

  

今回出てきた「自己表現」の英訳は、「self-expression」になります。

 

「ブランドは自己表現のためにある」を英語にする場合、「The brand is for self-expression?」とすればよいですね😊

 

小さな会社を強くする ブランドづくりの教科書

小さな会社を強くする ブランドづくりの教科書

  • 作者:岩崎 邦彦
  • 発売日: 2013/09/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

<マドモアゼルPDCAのメルシー映画「日本で一番悪い奴ら」>

 

本日は、映画「日本で一番悪い奴ら」を紹介します。

 

 

映画「日本で一番悪い奴ら」は、日本警察史上最悪の不祥事とされる「稲葉事件」を題材にしています。

 

実話に基づいていますが、かなり脚色されている部分はあると思われるため、その点は差し引いて鑑賞する必要がありますね。

 

「稲葉事件」について興味がある方は、「恥さらし 北海道警 悪徳刑事の告白」という本に詳細が記載されています。

 

 

映画をみてから本を読むもよし、本を読んでから映画をみるもよし、「日本で一番悪い奴ら」はエンタメ作品としても楽しめる映画です。

 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 915 "Is the brand for self-expression?"】

 

I was studying at a French business school, where former Louis Vuitton executives and others were in charge of marketing classes, and research on luxury brands was active.

 

What I remember in the marketing lesson was a comment from the professor: "Bags made by Japanese companies are better than French luxury brand bags in terms of quality".

 

Luxury brands have a strong image of "good quality", but it is only an image according to this professor.

 

The material to be introduced today "Brand-making textbook (Japanese only)" has a catchphrase of "Strengthen a small company" and the following phrases were impressive.

 

"Think about it.

 

Why is not there a Rolex wall clock although people have Rolex wristwatches?

 

There are Chanel clothes, why not Chanel chest of drawers?

 

'Whether you want a Rolex watch or a Rolex wall clock?'

 

When asked, the overwhelming majority (approximately 80%) say they are wristwatches (survey of 1,000 consumers).

 

One of the reasons consumers buy brands is the desire to express themselves in the eyes of others." (Unquote)

 

Let's function PDCA today!   

 

In case you would like to receive a notice at the time of PDCA Diary post, please utilize Twitter😊. https://twitter.com/MPdca 

プライバシーポリシー・お問い合わせ