PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 923「お金か人生か」/ "Money or Life"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 923「お金か人生か


このPDCA日記では、色々な本を紹介していますが、私が2020年、2021年に最も素晴らしいと感じた書籍はそれぞれ、「SHOE DOG(シュードッグ)」と「DIE WITH ZERO」でした。



DIE WITH ZERO」は、お金の使い方について以下のように述べています。


「金を浪費することより、人生を無駄にしてしまうことのほうが、はるかに大きな問題ではないだろうか。


大切なのは、自分が何をすれば幸せになるかを知り、その経験に惜しまず金を使うことだ。」(引用終わり)


今回紹介する資料「お金か人生か」は、「給料がなくても豊かになれる9ステップ」を紹介しています。


最近は、経済的自立と早期退職を意味する「FIRE(Financial Independent, Regire Early)という用語がメディアで飛び交っていますが、私はFIREに懐疑的な見解を持っています。


FIREの理屈は、年間にかかる生活費の25倍の資産を持ち、年4%で運用すれば、元本を減らすことなく生きていけるというものです。


今回紹介する資料「お金か人生か」によると、お金とは自分の生命エネルギーとの交換らしく、中々深い意味が込められています。


私の場合、自分自身の生活は非常に質素ですが、他の人と食事に行ったりする場合は必ずご馳走するようにしています。


そう言えば、ある富裕層が、「お金は他人のために使う数字だ」と述べていました。


私もいつの間にか、この言葉に沿って生きているような気がしますね。


それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   


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P.S. FIREについては色々な意見がありますが、仕事と趣味が両立している人にとっては余り関係ない話のような気もします。


自営業者の良いところとして、定年がないことがあります。


定年はビスマルクが政敵を追い出すために作られた制度ですが、年次を重んじる社会である日本においては、定年が一定の効果をもたらしている部分はあるのでしょう。


一方、アメリカには定年がなく、私がニューヨークで働いていた時にも、80歳近い人が近くの部署にいたりしました。


アメリカの場合、解雇規制がほとんどなく、経営側が労働者を解雇しやすいことも、定年がない背景にあるのでしょう。


日本とアメリカのどちらがよいかは意見が分かれるところですが、アメリカの強さの秘訣として解雇規制がなく、定年がない点があると私は考えていますね。


< Mr. PDCAのボンジュール英語「元本」 = 「principal

 

今回出てきた「元本」の英訳は、「principal」になります。

 

「年間にかかる生活費の25倍の資産を持ち、年4%で運用すれば、元本を減らすことなく生きていける」を英語で表現する場合、「If you have assets that are 25 times the annual living expenses and manage them at 4% a year, you can live without reducing your principal」とすればよいですね😊。



<マドモアゼルPDCAのメルシー映画「連続ドラマW しんがり 山一證券 最後の聖戦」>


本日は、「連続ドラマW しんがり~山一證券 最後の聖戦~」を紹介します。



連続ドラマW しんがり 山一證券 最後の聖戦」は、1997年に自主廃業した山一證券の最後の状況を生々しく描いた作品です。


1997年に山一證券が自主廃業した時、私はハワイに住んでいました。

 

当時は1ドル=147円まで円安ドル高が進み、限られた日本円で生活をしていた私は、アメリカでの生活が日に日に苦しくなったことを覚えています


自主廃業を発表した時の号泣会見で有名になった山一證券最後の社長、野澤正平氏は社内で「焼き芋社長」と呼ばれていたそうです。

 

野村證券の社長は、山一證券内で「イタリアン」と呼ばれていたそうで、ハイカラ(?)な感じがある野村と野暮(やぼ)ったい山一の違いを、自虐的にとらえたものだったそうです。


日本語の「芋(いも)」には「オシャレではない」という意味がありますが、英語の「potato(ポテト)」には同様のニュアンスがないところが興味深いですね。

 

連続ドラマW しんがり 山一證券 最後の聖戦」の主演は江口洋介で、証券会社社員には見えないくらいかっこよすぎるような気がしますが、彼の好演が光っている作品でもあります。


ちなみに、「しんがり」は撤退戦を行う部隊のことを指します。


しんがりを発生させない(戦いに負けない)ためには、戦略を練る執行部があらかじめ「辞め時」を決めておくことが重要であると私は考えています。


辞め時を決めることなく始めた戦争の代表格は、太平洋戦争でしょう。


1941年の太平洋戦争が始まった際の日本政府の判断は、現在でも様々な研究対象になっています。


過去のPDCA日記でも、色々な記事で旧日本軍の戦略や戦術について紹介してきました。


 

アメリカ政府から最後通告とも言える「ハルノート」を、1941年11月に突きつけられた時の日本政府の狼狽ぶりは、色々な資料で確認可能です。


日本政府がうろたえたことは理解できますが、ハルノートへの対応として最悪だったのは、「サンク(埋没)コスト」にとらわれたことであると考えられています。

 

当時の日本政府は大陸からの撤退をアメリカから要求され、それを拒否したわけです。


その理由は、「大陸の戦いで犠牲になった10万人の英霊に顔向けできない」というものでした。

 

つまり、「10万人もの犠牲を出して大陸に進出したのに、今さら撤退できない」という典型的なサンクコストのワナに陥ったわけです。

 

その結果、1945年の終戦を迎える頃には、300万人以上もの犠牲を出す大惨事になりました(しかも、半分以上は飢えや病気での犠牲者でした)。

  

この判断ミスは80年以上前の出来事ですが、現在のビジネスでも様々なサンクコストのワナに陥っているケースがあります。

 

私が以前、所属していた組織でも、実力者が決めた間違った判断を中々修正できず、致命的な問題に直面したことがありました。

 

PDCA日記を読んでいるビジネスパーソンの皆様は、サンクコストのワナに入らないよう「真珠湾〈奇襲〉論争 陰謀論・通告遅延・開戦外交」という本を読んでみましょう。 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 923 "Money or Life"

The material introduced today "Money or life?" explains "9 steps to enrich without salary".


Recently, the term "FIRE (Financial Independent, Regire Early)" has been circulating in the media, but I have a skeptical view of FIRE.


The theory of FIRE is that if you have 25 times the annual living expenses and manage it at 4% a year, you can live without reducing the principal.


According to the material "Money or Life?" Introduced this time, money seems to be an exchange for our own life energy, and this has a deep meaning, I suppose.


In my case, my own life is very frugal, but I always try to treat others when I go out to eat with other people.


By the way, one wealthy person said, "Money is a number to spend for others."


I feel like I'm living along with this word before I know it." (Unquote)


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