PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 927「パスポートの起源」/ "Origin of passport"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 927「パスポートの起源

 

今回紹介する資料「ナポレオン時代の国家と社会: 辺境からのまなざし」は、「ナポレオン時代に形成された地方統治体制の実態とその歴史的意義を解き明かす」をキャッチフレーズにしており、「パスポート制度の運用」部分の以下のフレーズが印象的でした。

 

「パスポートの起源は15~16世紀にまで遡ることができる。

 

旧体制には、パスポートは一種の特権であり、人々に安全に往来する権利を与えるものであった。

 

しかし、絶対王政期にはパスポートの携帯は徐々に義務化されていった。

 

それでも体系的な制度化には至らず、パスポートの種類は地方で多種多様で、交付もまた選別的であった。

 

たとえば、巡礼者に対して出国用のパスポートの携帯が義務づけられたり、戦時には商人に戦時用パスポートが交付されたりした。

 

18世紀になると、フランス国内を移動する民衆は、型式的に2種類の書類のどちらかを携帯することが義務づけられた。

 

すなわち、旅行者の出身地の市町村役場が発行したパスポート、または教会権力、とくに主任司祭が発行した許可書である。

 

これらの書類は民衆を浮浪者から区別するための一種の良き道徳性を証明するもので、マレショーセ(18世紀中頃に存在したフランス絶対王政のための治安維持機構)による恣意的な逮捕から逃れるための道具であった。

 

ところが、現実的にはこれらの所持義務は曖昧で、簡単に回避できた。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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P.S. 普段生活していると、国籍を意識することはありません(当たり前か)。

 

ただ、海外に行くと国籍を意識することが結構あったりします。

 

私の場合、日本のパスポートを持っていることによって、多くの国や地域にビザなし渡航が可能になっています。

 

私がフランスで学生をしていた時、留学生の友人達とロンドンに行ったことがあるのですが、国籍によってはイギリス入国のためにビザが必要なケースがありました。

 

日本のパスポートは世界最強と言われており、先人たちの努力によって我々はビザなし渡航が可能になっているということですね🛫。

 

また、私は台湾の外交窓口機関である台北駐日経済文化代表処の近くを通ることがあります。

 

台北駐日経済文化代表処は民間機構ですが、大使館や領事館の実質的な役割を果たしています。

 

1972年に日本と中国が国交を樹立したことに伴って、日本と台湾の国交が断絶しましたが、関係を維持するため、実務機関としての交流協会を設立し、深い関係を維持しています。

 

台北駐日経済文化代表処が、民間機構であることは初めて知りました。

 

色々な知恵と仕組みによって、関係維持がなされているのですね。

 

日本は国籍法によって二重国籍が禁じられていますが、私の周りには二重国籍を持っている人が何人かいます。

 

私が仮にアメリカで生まれると、アメリカ国籍を保有することができます(あくまで仮定のお話)。

 

出生法を導入しているアメリカならではの出来事ですが、20歳になって自分からアメリカ国籍を手放さない限り、アメリカ国籍を保有し続けることになります。

 

日本の役所は、アメリカ国籍を保有している人に対して「日本国籍を選択するのであれば、20歳になった時点でアメリカ国籍を放棄する必要があります」と伝えることはできても、強制はできません。

 

日本で働いてる日本人がアメリカ国籍を持っていると、アメリカで納税義務が発生するため、二重国籍にはデメリットもあります。

 

この辺りは中々チャレンジングなところですが、オーストラリアやニュージーランド、フィリピンなど二重国籍を容認している国もあります。

 

国や地域によって、二重国籍に対する考え方は様々であり、この辺りの違いは興味深いですね。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「起源」 = 「origin

 

今回出てきた「起源」の英訳は、「origin」になります。

 

「パスポートの起源」を英語で表現する場合、「Origin of passport」とすればよいですね😊。

 

 

<マドモアゼルPDCAのメルシー映画「プロポーズ大作戦」>

 

本日は、ドラマ「プロポーズ大作戦」を紹介します。

 

 

ドラマ「プロポーズ大作戦」の主役は、我らの(?)長澤まさみです。

 

長澤まさみはドラマ「プロポーズ大作戦」の中で、体育会気質で快活で明るく、負けん気の強い女性である吉田礼を演じます。

 

礼の幼馴染みである岩瀬健山下智久)は恋に不器用な青年で、大好きな彼女に告白できないまま、礼と多田(藤木直人)の結婚式に出席することになってしまいます。

 

自分と礼が写っているスライド写真を眺め、健は「ちゃんと告白していれば、自分が礼と結婚できたかもしれない」と激しく後悔することになります(ありがちだな)。

 

そこへ、時間を操れるという妖精(三上博史)が現れ、健に対して「過去に戻してやる」と申し出ます。

 

健は妖精の悪魔のささやき(?)を受け入れて過去に舞い戻り、礼とのハッピーエンドを目指して奮闘することになります。

 

残りはドラマ「プロポーズ大作戦」を鑑賞頂きたいのですが、この作品を通じて私は改めて「目の前の今を生きる重要性」を痛感したのでした。

 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 927 "Origin of passport"
 

The material introduced today "State and society in the Napoleonic era: A look from the frontier (Japanese only)" has the catchphrase "Understanding the actual state of the local governance system formed in the Napoleonic era and its historical significance", and the following phrases in the part "Operation of the passport system" were impressive.

 

"The origin of passports can be traced back to the 15th and 16th centuries.

 

In the old regime, passports were a kind of privilege, giving people the right to come and go safely.

 

However, during the absolute monarchy, Jojo was obliged to carry a passport.

 

Even so, it did not become a systematic institution, and the types of passports were diverse in rural areas, and the issuance was also selective.

 

For example, pilgrims were obliged to carry a passport for departure, and merchants were issued a passport for wartime during the war.

 

In the 18th century, people traveling within France were obliged to carry either of the two types of documents formally.

 

That is, a passport issued by the municipal office of the traveler's hometown, or a permit issued by the church power, especially the chief priest.

 

These documents prove a kind of good morality to distinguish the people from the vagrant, to escape arbitrary arrests by Malechosé (a security mechanism for the absolute monarchy of France that existed in the mid-18th century). 

 

However, in reality, these obligations of possession were ambiguous and could be easily avoided." (Unquote)

 

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