PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 929「民間と公務の本質的な違い」/ "There is no Alternative is old?"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 929「民間と公務の本質的な違い

 

今回紹介する資料「ブラック霞が関」は、「このままでは国民のために働けない」をキャッチフレーズにしており、「民間と公務の本質的な違い」部分の以下のフレーズが印象的でした。

 

「官は非効率で無駄が多いということがよく指摘される。

 

確かに改善すべき点が多々ある。

 

一方で、業務改善や働き方改革をしても、本質的に公務に内在する非効率さがあるということも知っておいて頂ければと思う。

 

民間と公務の最大の違いは何か。

 

それは、先ほど述べたように、民間と異なり、お客さん(国民)から見て、商品と会社を選べないということである。

 

日本に一つしかない商品を、強制的に全国民に押し売りしているような商売なのだ。

 

なぜ、そのような一見あこぎな商売が存在しているかというと、そのような制度がないと生活の安全や安心を守れないからである。

 

道路交通法や取締りがなければ、自分が気をつけていてもいつ乱暴な運転の車にひかれるか分からないし、食品衛生法がなければ常に食中毒のリスクを気にしながら食事をしないといけない。

 

健康保険がなければ、病気になってもお金がなければ医療を受けることができないし、医療の質を確保するための医師法や医療法がなければ怪しげな治療で高価な治療費を請求されるかもしれないし、いつ医療事故に遭うか分からない。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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P.S. 役所の場合、「コストを考える必要がない」ため、政府に近づけば近づく(規制が厳しい)ほど、民間企業はコストがかかることになります。

 

過去にもお伝えしたことがありますが、私が当局担当者だった時、有名な(?)「わら半紙事件」が発生しました。

 

私の前職が過去に行政処分を受け、定期的に当局へ報告を行っていたことがあり、その時に「わら半紙事件」は起こりました。

 

当時、私は四半期ごとに霞が関の役所に行き、資料を提出していました。

 

その際、一度提出した資料の中で、1枚だけを差し替える必要が出たことがあったのです。

 

私から当局担当者に対して、「メールでファイルをお送りしますので、御庁(おんちょう)の方で差し替えて頂きますでしょうか?」と依頼をしました。

 

そうすると、当局担当者は以下のような回答をしました。

 

「Mr. PDCA、恐縮ですが差し替える部分の紙(1枚)を持って役所までお越しください。こちらでプリントアウトすると、紙質が異なってしまいますので。」(当局担当者コメント終わり)

 

私の前職は真っ白な紙を使っていたのですが、この役所では「わら半紙(ばんし)」のような黄色味を帯びた安価な紙を使っていたのです(昔の小学校などで使っていましたが、今はないのかな?)。

 

真っ白な紙の報告書の中に、1枚だけ黄色味を帯びた紙が入るのは「適切ではない」とこの担当者は判断したようで、私は1枚だけ紙を持ってタクシーに乗り、当局へ提出に行ったのでした🚖。

 

民間企業の場合、私が役所に行くまでの往復時間や準備作業で発生するコストを考えます。

 

しかし、役所はコストを考えないため、規制産業で働くほどビジネスが非効率になってしまうのです。

 

私の「紙1枚だけ持って役所に提出エピソード」に限らず、現金10万円給付の非効率な作業を見ても、日本の行政がいかに遅れているか確認できますね。

 

日本の自動車産業や飲食業が競争力を維持している背景には、「政府が余計なことをしなかった」ことがあるように私は考えていますね。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「本質的な」 = 「essential

 

今回出てきた「本質的な」の英訳は、「essential」になります。

 

「民間と公務の本質的な違い」を英語で表現する場合、「The essential difference between private and public affairs」とすればよいですね😊。

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 929 "The essential difference between private and public affairs"
 

The material introduced today "Central Government of Japan (Japanese only)" has the catchphrase "We cannot continue this process", and the following phrases in the part "essential difference between private and public affairs" were impressive.

 

"It is often pointed out that government officials are inefficient and wasteful.

 

Certainly there are many points that need to be improved.

 

On the other hand, I would like you to be aware that even if you improve your business or reform your work style, there are inherent inefficiencies in public affairs.

 

What is the biggest difference between private and public affairs?

 

That is, as I mentioned earlier, unlike the private sector, customers (people) cannot choose products and companies.

 

It is a business that forcibly sells only one product in Japan to all the people.

 

The reason why such seemingly awkward business exists is that without such a system, the safety and security of life cannot be protected." (Unquote)

 

Let's function PDCA today!   

 

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