PDCA日記 / PDCA Diary

継続は創造だ! / Continuity is Creation!

PDCA日記 / Diary Vol. 951「『何をやりたいのか』が問題」/ "The problem is 'What we want to do'"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 951「『何をやりたいのか』が問題

 

テレワークの登場により、「会社に来ているだけの人」の存在が浮き彫りになったと言われています。

 

また、従業員がオフィスに来て仕事をしていた時代は、「タバコ休憩」についての議論が盛んでした。

 

タバコを吸う人だけが、1日に何回も休憩に行っており、吸わない人が不利益を被っている(休憩を取れない)という理屈です。

 

テレワークの普及により、タバコを吸う人は自宅でタバコを吸いながら仕事ができるようになりました(本当に吸っているかどうかは別として😊)。

 

タバコを吸わない人は、パフォーマンスを向上させることに集中できるようになり、テレワークは色々な観点からフェアな勤務体系であると私は考えています。

 

経済学者の野口悠紀雄氏は「経験なき経済危機」の中で、「在宅勤務を阻むもの」として「いるか族の跋扈(ばっこ)」を指摘しています。

 

野口氏が言う「いるか族」とは、部下が常に目の前に「いるか」どうか確認する上司(族)のことを指します。

 

詳細は「経験なき経済危機」という本をお読み頂ければと思いますが、日本企業の管理職を「いるか族」と比喩するのは、中々的を射ていると感じています😊。

 

経験なき経済危機 日本はこの試練を成長への転機になしうるか?

経験なき経済危機 日本はこの試練を成長への転機になしうるか?

  • 作者:野口 悠紀雄
  • 発売日: 2020/10/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

野口氏は、今回紹介する資料「クラウド「超」仕事法 スマートフォンを制する者が、未来を制する」の著者でもあります。

 

元々経済学者であり、財務省の官僚でもあった野口氏は、「ブロックチェーン革命 分散自律型社会の出現」などのブロックチェーン関連著書を多数執筆しています。

 

ブロックチェーン革命 分散自律型社会の出現

ブロックチェーン革命 分散自律型社会の出現

 

 

私自身、2016年は暗号資産(仮想通貨)バブルの波(?)に乗って、暗号資産を取り扱っているIT企業との仕事が多くなっていました。

 

その影響もあって、私が自営を始めた頃、野口氏の書籍によく目を通していました。

 

今回資料する資料「クラウド「超」仕事法 スマートフォンを制する者が、未来を制する」は、「クラウドで仕事を変える」ことがコンセプトになっており、多くの示唆に富んでいます。

 

本書の中で印象的だったのは、「『何ができるか』ではなく、『何をやりたいのか』」部分でした。

 

また、今回資料する資料「クラウド「超」仕事法 スマートフォンを制する者が、未来を制する」の「『機器、あるいは機能の側からの使い方』ではなく、『仕事の側からの使い方』を考える必要がある」部分は、多くのビジネスパーソンにとって、参考になる記述があります。

 

私自身、2016年はほぼ100パーセントの仕事がインターネット上(クラウド)で完結しています。

 

そんな中、本書を読んで、「何をやりたいのか」を改めて問い直す良いきっかけになったことを覚えています。

 

クラウドがあるおかげで、自営業者は仕事の場所を選ぶ必要がなくなり、通勤地獄からも抜け出すことができました。

 

新しい世界に飛び込みたいと考えている人にとって、今回資料する資料「クラウド「超」仕事法 スマートフォンを制する者が、未来を制する」はおすすめの一冊です。

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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クラウド「超」仕事法 スマートフォンを制する者が、未来を制する

クラウド「超」仕事法 スマートフォンを制する者が、未来を制する

  • 作者:野口 悠紀雄
  • 発売日: 2011/11/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

P.S. 過去のPDCA日記でも紹介しましたが、「やりたいことを見つける」方法の一つとして、「やりたくないことを避ける」ことがあります。

 

「やりたくないこと」をリスト化した上で、それとは違う方向に進んでみると、やりたい方向に行けるのかもしれませんね。

 

今回資料した資料「クラウド「超」仕事法 スマートフォンを制する者が、未来を制する」の著者である野口氏は、「1940年体制」という本を書いたことでも知られています。

 

1940年体制」は、故・堺屋太一氏が述べた「昭和16年体制」に似ており、戦前の1940年に日本で構築された政治・経済システムが80年以上経過した今でも、脈々と受け継がれていると野口氏は言います。

 

野口氏は他にも色々な本を執筆しており、「戦後日本経済史」は大学における経営学や経済学の教科書としても使われています。

 

経済学的な内容が多いながらも、1940年体制」や戦後日本経済史」は非常に読みやすくまとめられている良書です😊。

 

経済学や経営学に興味がある方は、野口氏の作品を手に取ってみてください。

 

戦後日本経済史 (新潮選書)

戦後日本経済史 (新潮選書)

 

 

 < Mr. PDCAのボンジュール英語「出現」 = 「emergence」>

 

今回出てきた「出現」を英語にする場合、「emergence」になります

 

分散自律型社会の出現」を英語にすると、「Emergence of decentralized autonomous society」となりますね😊。

 

クラウド「超」仕事法 スマートフォンを制する者が、未来を制する

クラウド「超」仕事法 スマートフォンを制する者が、未来を制する

  • 作者:野口 悠紀雄
  • 発売日: 2011/11/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 951 "The problem is 'What you want to do?'"
 

The material introduced today “Working Method via Cloud (Japanese only)” has a concept of “Changing work with the cloud” includes a lot of suggestions for business persons.

 

What impressed me in this book was the part "The problem is 'What we want to do'".

 

Thanks to the cloud, self-employed workers no longer have to choose a place to work, and they have been able to get out of the commuting hell.

 

This book is a recommended material for anyone who wants to jump into a new world.

 

Let's function PDCA today!   

 

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