PDCA日記 / PDCA Diary

継続は創造だ! / Continuity is Creation!

PDCA日記 / Diary Vol. 962「われわれはなぜ誤るのか?」/ "Why do we make a mistake?"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 962「われわれはなぜ誤るのか?

 

デカルトの名前は知っていても、彼の考えを深く読み込んだ人は少数派のようです。

 

今回紹介する資料「デカルト入門」は、デカルトの人間らしさを垣間見ながら、ビジネスのヒントも学べる面白い本です。

 

本書で印象的だったのは、「われわれはなぜ誤るのか」部分です。

 

デカルトによると、「まず、知性が多くのことを理解できないのは人間知性の有限性にもとづくことであり、その有限性は創造された人間の知性の本質であるから、そのことに関して創造者に不平をいうべきではない」ということのようです(なるほど😊)。

 

ここで言う創造者とは神のことであり、人間は神ではないのだから「間違えても当たり前」で、神に文句を言うのはお門違いということなのでしょう。

 

「人間だから誤る」とも言えるため、誤ったら原因を分析し、再発防止策を打った上で、早めにそのことを忘れる能力をつけることが大切ということであると私は解釈しました。

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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デカルト入門 (ちくま新書)

デカルト入門 (ちくま新書)

 

 

P.S. チャレンジを避けるための一つの方法として、「人間は間違える」ことを理解しておくことだと私は思っています。

 

過去のPDCA日記で、「無知の知(自分は知らないということを知っている)」を紹介しました。

 

 

ただ、ビジネスの世界では「知らないことを知っている」と言う人が多いのも事実です。

 

「知らないことを知らない」と言う事で、大きなチャレンジを避けることができるとも私は考えています😊。

 

ある日のPDCAカフェで、ある方から「Mr. PDCA が理想とする経営者は誰ですか?」という質問を頂きました。

 

志村けん氏が演じている『バカ殿』が理想の経営者」と私が回答したところ、質問された方は目を白黒させていました。

 

コメディアンとして「伝説」になった志村けん氏ですが、バカ殿は中々の凄腕経営者(?)だと私は勝手に思っています。

 

やることがないバカ殿は天守閣でいつも足をばたつかせながら、「あ~、退屈だな~」とつぶやいています。

 

最高責任者(城主)であるバカ殿が退屈ということは、城のスタッフ達がきちんと自分の役割を認識した上で業務運営をしている証(あかし)です。

 

これは、スタッフが細かい指示をバカ殿に仰(あお)ぐことなく、適切に状況を判断しながら、仕事を進めていることを意味しています。

 

一方で、何か起こった際、城の部下達はすぐに「殿、大変です!」とやってきて、バカ殿に報告しています。

 

「問題は隠すことなく速やかに上申」という組織運営上、最も重要なコンプライアンス意識が徹底されているのです。

 

また、バカ殿は聞き上手の管理職であり、暇ということもあってか部下の悩みに耳をよく傾けています。

 

バカ殿は、問題があってもすぐに上申しやすい雰囲気を作り上げようとしていた(?)のかもしれませんね😊。

  

 < Mr. PDCAのボンジュール英語「お門違い」 = 「wrong」>

 

今回出てきた「お門違い」の英訳は、「wrong」になります。

 

「神に文句を言うのはお門違いである」を英語にする場合、「It's wrong to complain to God」とすればよいですね😊。 

 

デカルト入門 (ちくま新書)

デカルト入門 (ちくま新書)

 

 

<マドモアゼルPDCAのメルシー映画「はじまりのうた BEGIN AGAIN」>

  

本日は、キーラ・ナイトレイ主演の映画「はじまりのうた BEGIN AGAIN」 を紹介します。

 

はじまりのうた BEGIN AGAIN(字幕版)

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  • 発売日: 2016/02/10
  • メディア: Prime Video
 

 

映画「はじまりのうた BEGIN AGAIN」は、イギリスからニューヨークにやってきた女性ミュージシャン(グレタ:キーラ・ナイトレイ)の物語です。

 

グレタのマンハッタン・ライフは前途多難であり、恋人の浮気によって1人になってしまい、音楽プロデューサーであるダン(マーク・ラファロ)とアルバムを製作することになります。

 

今回紹介する映画「はじまりのうた BEGIN AGAIN」で印象的だったのは、ダンがグレタに伝えた以下のセリフでした。

 

「デモなんか必要ない。アルバムを作ろう。」(ダンのコメント終わり)

 

ダンはグレタの才能を評価していたことから、デモというステップを越えて、いきなりアルバムを作ろうとしたわけです。

 

ビジネスにおいて、ダンの考え方は重要であり、私がいつも述べている「とにかく始めてみる」というスタンスに近いと感じましたね😊。


音楽関係の仕事をしているビジネスパーソンに、今回紹介する映画「はじまりのうた BEGIN AGAIN」はお勧めの作品です。

 

はじまりのうた BEGIN AGAIN」のメルシー評価【クロワッサン4個:🥐🥐🥐🥐】

 

【マドモアゼルPDCAコメント】私が以前住んでいたマンハッタンのマンション周辺が映っており、色々な意味で感情移入できた映画でした。

 

チャレンジを抱えながらも前向きに生きるグレタの姿は、多くのビジネスパーソンに希望を与えてくれます。

 

プライベートで悩みを抱えている方は、今回紹介する映画「はじまりのうた BEGIN AGAIN」を鑑賞してみたください。


ちなみに、この映画のキャッチフレーズは、「凹(へこ)んだ心は、いつか凸(ふく)らむ。」です😊。

 

はじまりのうた BEGIN AGAIN(字幕版)

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  • 発売日: 2016/02/10
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PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 962 "Why do we make a mistake?"
 

The material introduced today "Introduction to Descartes (Japanese only)" is an interesting book that gives us a glimpse of the personality of Descartes and gives us tips on business.

 

What impressed me in this material was the "Why do we make a mistake?" part.

 

According to Descartes, "First, intelligence cannot understand much, because it is based on the finiteness of human intellect, which is the essence of the created human intelligence, so don't complain".

 

The creator mentioned here is God, and human beings are not Gods needless to say.

 

Therefore, it is natural to make a mistake and it's wrong to complain to God 😊.

 

Let's function PDCA today!   

 

In case you would like to receive a notice at the time of PDCA Diary post, please utilize Twitter 😊. https://twitter.com/MPdca  

 

P.S. I think one way to avoid the challenge is to understand that "Human beings make mistakes".

 

In the past PDCA diary, I introduced the famous following phrase by Socrates.

 

"I know nothing except the fact of my ignorance."

 

When I became a banker in the year 2000, I was told that "If you don't know, say you don't know" by my first manager.

 

I suppose that this principle is very important.

 

Even now if I do not know something, I am honestly saying that "I do not know".

 

This might sound simple, but it is not easy to implement.

 

This is because human beings tend to be reluctant to admit ignorance as they get older.

 

However, I will continue to say that no matter how old I am, I don't know what I don't understand 😊.

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