PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 966「窓税が感染症を招いた?」/ "Did the window tax cause an infectious disease?"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 966「窓税が感染症を招いた?

 

今回紹介する資料「税金の世界史」は、「税の本質としくみを理解し、語り合うために絶好の一冊」をキャッチフレーズにしており、「行政解剖司法解剖」部分の以下のフレーズが印象的でした。

 

「支払能力の高い人びとだけが税を負担すると想像してみよう。

 

金持ちが、義務とされる分よりも多くの金額を自主的に納める。

 

逃げることも、工夫して少なく抑えることもしない。

 

集められた金は納税者の希望通りに使われる。

 

煩わしいお役所的な手続きはほとんどない。

 

ありえない、とあなたはいうかもしれない。

 

しかし、歴史的に見ればその逆である。

 

数学、科学、演劇、哲学など、われわれが古代ギリシャを称賛する理由はいくつもある。

 

そして、初期の税制もその一つであるといえるのだ。

 

われわれが古代ギリシャの税制を称賛するべきである理由は、課税したことではなく、課税しなかったことのほうにある。

 

所得税はなかったし、金持ちの富を庶民に分配することを目的とする租税もなかった。

 

この目的は、自主的に行われるある方法、つまり、公共奉仕によって果たされていた。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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P.S. 今回紹介した資料「税金の世界史」では、イギリスで1696年から1851年に廃止されるまで155年もの間、実施された窓税についての言及があります。

 

イギリスで生活をしていた人は、1つの建物に窓が7個以上の場合は税金を払わなければならなかったのです。

 

イギリスを旅行した方はお分かりだと思いますが、古い建物には窓がふさがれているものがあります。

 

窓を少なくして、税金の支払いを避けようとしたわけですね。

 

イギリスでは窓税が創設される前に、炉税という税金が創設されていました。

 

今回紹介した資料「税金の世界史」では、イギリスにおける炉税についても言及があり、創設されたのは1662年のことです。

 

ヨーロッパに窓税があったことは知っていましたが、窓税によって室内の換気がチャレンジングになり、感染症が蔓延したことは今回紹介した資料「税金の世界史」を読んで初めて知りました。

 

 今回紹介した資料「税金の世界史」は、今年読んだ本の中で一番興味深いものでした。

 

皆様も目を通して頂き、是非感想をコメント欄から寄せてください。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「感染症」 = 「infectious disease

 

今回出てきた「感染症」の英訳は、「infectious disease」になります。

 

「窓税が感染症を招いた?」を英語で表現する場合、「Did the window tax cause an infectious disease?」とすればよいですね😊。

 

 

<マドモアゼルPDCAのメルシー映画「かぐらめ」>

 

本日は、映画かぐらめ」を紹介します。

 

 

映画「かぐらめ」の舞台は山梨県の都留(つる)市で、主人公は介護施設で働く菊地秋音(武田梨奈)が主人公です。

 

都留市には「獅子神楽(ししかぐら)」という地元のお祭りがあり、菊地秋音の父はいつも神楽を舞っていたのですが、病気に倒れてしまいます。

 

日本全国色々なお祭りがありますが、私自身「だんじり」と呼ばれる気性の荒い(?)有名なお祭りがある地方で育ちました。

 

ただ、一年間地元を離れていると、だんじりをひくことが許されない空気が流れるため、私には合わない世界でしたね。

 

お祭りには始まった経緯があるものですが、楽しんでいる人達の多くがそのことを知らずにやっているというのが、面白いところですね。

 

地元に独特のお祭りがあるビジネスパーソンに、今回紹介する映画かぐらめ」はお勧めの作品です。

 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 966 "Reducing things is a trigger"
 

The material introduced today "Daylight Robbery" has the catchphrase "How Tax Shaped Our Past and Will Change Our Future", and the following phrases in the "administrative anatomy and judicial anatomy" part were impressive.

 

"Imagine that only those who are willing to pay will pay the tax.

 

The rich voluntarily pay more than they are obliged to do.

 

I don't run away, and I don't try to keep it down.

 

The collected money will be used as the taxpayer wishes.

 

There are few cumbersome and bureaucratic procedures.

 

You might say it's impossible.

 

But historically, the opposite is true.

 

There are many reasons why we admire ancient Greece, including mathematics, science, theater and philosophy.

 

And it can be said that the initial tax system is one of them.

 

The reason we should praise the ancient Greek tax system is not because it was taxed, but because it was not.

 

There was no income tax, and there was no tax aimed at distributing rich wealth to the common people.

 

This purpose was achieved in a voluntary way: public service." (Unquote)

 

Let's function PDCA today!   

 

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