PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 972「競技者自治による安定性」/ "Stability due to player autonomy"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 972「競技者自治による安定性

 

今回紹介する資料「大相撲のマネジメント―その実力と課題」は、「経営体としての日本相撲協会を、経営学の視点から分析・研究した意欲作」をキャッチフレーズにしており、以下のフレーズが印象的でした。

 

「(日本相撲)協会経営のこのような安定の理由は何か。

 

これを考えるとき、注目しなければならないのは、安定的な経営が、年よりという、学校教育を受けた年限が短く(その多くの最終学歴は中学卒業である)、また組織経営についてOJTないしOff-JTでの教育を受ける機会のほとんどない人々によって担われているという点である。

 

年寄は例外なく元力士であり、それも競技において一定以上の実績を上げた者である。

 

彼らによる経営は、競技者自治と呼ぶことができるだろう。

 

このような競技者自治は、他の競技にも見られ、必ずしも特異なものではない。

 

たとえばサッカーでは、協会の幹部の多くは元競技者であると同時に、大学卒業者であり、所属していたアマチュアクラブを所有していた企業において、選手引退後は一般的な産業社会での職業訓練を積んでいることが多い。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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P.S. 大相撲の世界では、名選手が協会の幹部になることがしきたりになっています。

 

PDCA日記読者から聞く意見として、「自分はプレイヤーとして楽しくやっていたのだが、いつの間にかマネージャーにならされていた。今でも管理職は向いていないと考えている」ということがあります。

 

ここでの「プレイヤー」とは、営業の場合、営業担当者のことを指し、部下をもっていないビジネスパーソンを意味します。

 

「名選手・ノットイコール・名監督」とスポーツ界で言われますが、ビジネスにおいても「名プレイヤー・ノットイコール・名マネージャー」のケースはあるようです。

 

「プレイヤーが楽しい」と考えていた人がマネージャーになった場合、プレイング・マネージャーになる傾向にあると言われています。

 

プレイヤーとプレイング・マネージャー、マネージャーの線引きは人によってまちまちなのですが、プレイイング・マネージャーをやりながら、プレイヤーとして結果を残し続けるのは、かなりチャレンジングです。

 

マネージャーの場合、自分の管轄部門や組織内でトラブルが発生した場合、知っていたかどうかに関係なく責任があるため、怒っている相手に会いにいって、なだめる必要が出てきます。

 

怒っている人をなだめるのが苦手という方に参考になるのが、銀行員1年目だった私にマネージャーのKさんが教えてくれた以下の「怒っているお客様をなだめる際の心得」です。

 

「Mr. PDCA、お客様(人)が怒っていると思うな。お金が怒っていると思え。」

 

銀行員特有の考え方かもしれませんが、「お金が怒っている」と思えば、感情的にならずに冷静に対処できます😊。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「自治」 = 「autonomy

 

今回出てきた「自治」の英訳は、「autonomy」になります。

 

競技者自治による安定性」を英語で表現する場合、「Stability due to player autonomy」とすればよいですね😊。

 

 

<マドモアゼルPDCAのメルシー映画「ガーディアン24」>

 

本日は、映画「ガーディアン24」を紹介します。

 

ガーディアン24(字幕版)

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映画「ガーディアン24」は、アクション系コメディフランス映画です。

 

隣接する宝石店からの強奪を目的に、若い強盗グループが深夜のスーパーに侵入しますが、相手の警備員が元兵士で大変な腕の持ち主でした。

 

映画「ガーディアン24」は、私がこれまで鑑賞したフランス映画で一番フランス映画らしくない作品でした。

 

また、最後の場面が印象的でしたので、予想外のラストを映画に期待する方は、「ガーディアン24」をみてみてください😊。

 

ガーディアン24(字幕版)

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PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 972 "Stability due to player autonomy"
 

The material introduced today "Sumo's Management ability and challenges (Japanese only)" has the catchphrase "an ambitious work that analyzed and researched the Japan Sumo Association as a management entity from the perspective of business administration", and the following phrases were impressive.

 

"What is the reason for such stability of the Japan Sumo Association management?

 

When considering this, it should be noted that stable management has a shorter period of school education than the year (many of which have a junior high school diploma), and OJT or organizational management. It is carried by people who have little opportunity to receive education at Off-JT.

 

Elderly people are, without exception, former sumo wrestlers, who have achieved a certain level of achievement in competition.

 

Their management could be called athlete autonomy.

 

Such athlete autonomy is also found in other competitions and is not necessarily unique.

 

For example, in soccer, many of the association's executives are former athletes, college graduates, and vocational training in the general industrial society after retirement at the company that owned the amateur club they belonged to." (Unquote)

 

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