PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 1,003「敗戦のコミュニケーション」/ "Communication of Defeat"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 1,003「敗戦のコミュニケーション

 

今回紹介する資料「もし幕末に広報がいたら」は、「「大政奉還」のプレスリリース書いてみた」をキャッチフレーズにしており、「敗戦のコミュニケーションの難しさ」部分の以下のフレーズが印象的でした。

 

「負けを認めるわけにいかないからと、負け戦をずるずる続けるのがさらなる愚策であることは、太平洋戦争の例を出すまでもありません。

 

勇気ある撤退をいつ決断するか、リーダーの資質が問われる瞬間です。

 

ここで周囲を納得させられるコミュニケーションができるかどうかは、リーダーが決断するうえで非常に重要なポイントとなります。

 

その役割を担うのが広報というわけです。

 

どうですか、少し広報という仕事の大切さがご理解いただけたでしょうか。

 

このような状況で、広報にできるささやかな工夫の一つがソフトな表現です。

 

今回プレスリリースで使った『転進』がそれです。

 

これは太平洋戦争中の日本軍が『撤退』という表現を嫌って使った言葉です。

 

しかし『負けて撤退したのだな』ということは、戦況を見ていれば国民もさすがに分かっていたのではない。

 

そこでプレスリリースでは、ひとまず失敗は失敗としてさっさとその清算をしてしまいます。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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P.S. 今回紹介する資料「もし幕末に広報がいたら」で、「広報にできるささやかな工夫の一つがソフトな表現」ということは、私自身が実際に経験したことでもあります。

 

私自身、M&A事業に携わっていたことがあり、事業売却やビジネスの切り離しに幾度となく遭遇してきました。

 

その際、プレスリリースや社内発表で、「売却」や「切り離し」という表現の代わりに、「分社」や「統合」という言葉を使っていました。

 

切り離される部門に所属するスタッフからすると、「売却」という表現は「売られる」と受け止められるからです。

 

「分社」や「統合」という表現を使うことで、「分けた上で他の会社と一緒になる」という感じで受け止めて欲しかったというわけですね。

 

ソフトな表現を使うことはプレスリリースだけではなく、普段のビジネス会話でも応用可能です。

 

このPDCA日記では、「チャレンジング」という表現を多用しています。

 

「難しい」や「できない」という言葉よりも、「その仕事はチャレンジングですね」という方がコミュニケーションを取る相手は、「この人は前向きな言葉を使う人だな」と受け取ってくれます。

 

「チャレンジング」はかなり便利な表現ですので、皆様も使ってみてください。

 

前向きな言葉を使うことは、自分の脳にもポジティブなインプットを入れることにつながります。

 

日本語の場合、主語がなくても表現できるため、日々の生活を楽しく送る上で前向きな言葉は大切です。

 

栄養の世界では、「あなたはあなたの食べたものでできている(You are what you eat)」という表現があります

 

私はこれを勝手に応用して、「あなたはあなたの言葉でできている(You are what you say)」と考えています。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「ひとまず」 = 「for the time being

 

今回出てきた「ひとまず」の英訳は、「for the time being」になります。

 

「ひとまず失敗は失敗としてさっさとその清算をしてしまいます」を英語で表現する場合、「For the time being, failure will be settled as a failure.」とすればよいですね😊。

 

 

<マドモアゼルPDCAのメルシー映画「ストレンジ・フィーリング」>

 

本日は、映画「ストレンジ・フィーリング」を紹介します。

 

映画「ストレンジ・フィーリング」の主人公は、アメリカ南部の高校に通うアリスです。

 

アリスが通う学校は、厳格なキリスト教を教えており、男女交際は制限されており、服装等も厳格だったりします。

 

ただ、好奇心旺盛なアリスはキリスト教の教義に疑問を持ち、インターネットを通じて色々なことを調べ始めます。

 

アメリカ南部の全てがこの映画のような感じではないはずですが、一部このような学校があることも事実なのでしょう。

 

私自身、大学がミッション系だったため、今回紹介する映画「ストレンジ・フィーリング」を楽しく鑑賞することができました😊。

 

映画「ストレンジ・フィーリング」サイト:https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B08P82SX6Y/htaniguchi12-22/

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 1,003 "Communication of Defeat"
 

The material introduced today "If there was a public relations at the end of the Tokugawa shogunate (Japanese only)" assumes there was public relations in the past history, and the following phrases in the "difficulty of communication in the defeat" part were impressive.

 

"It goes without saying that it is even more stupid to continue to sly the losing battle because we cannot admit the loss, not to mention the example of the Pacific War.

 

It is a moment when the qualities of a leader are questioned when deciding to withdraw courageously.

 

Whether or not communication is possible to convince others here is a very important point for leaders to make a decision.

 

Public relations play that role.

 

How is it, did you understand the importance of the job of public relations?

 

In such a situation, one of the small ideas that can be used for public relations is soft expression.

 

That is the transition used in this press release.

 

This is a word used by the Japanese army during the Pacific War to dislike the expression withdrawal.

 

However, the people did not know that they had lost and withdrew from the war situation.

 

Therefore, in the press release, if a failure is a failure, it will be settled immediately." (Unquote)

 

Let's function PDCA today!   

 

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