PDCA日記 / PDCA Diary

継続は創造だ! / Continuity is Creation!

PDCA日記 / Diary Vol. 1,008「お金と歴史」/ "Money & History"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 1,008「お金と歴史」】
 

フランス革命や中国共産革命が起こった背景に、インフレがあったことはよく知られています。

 

逆に言えば、デフレで革命が起きた例はないため、日本で長期政権が続いている背景には、今の経済状況があるのかもしれませんね(皮肉😊)。

 

また、ヒトラーが長期政権を実現した背景として、インフレを封じ込めたことも有名な話です。

 

第1次世界大戦は1919年に終結しましたが、敗北したドイツはベルサイユ条約によって、多額の賠償金を背負うことになりました。

 

ドイツ社会にハイパーインフレが到来することになるのですが、1929年に世界恐慌が発生し、経済が大混乱に陥ります。

 

1930年代初頭、ドイツでは約600万人が失業しており、ヒトラー率いるナチ党は選挙公約として、失業率の低下とベルサイユ条約の実質破棄を掲げます。

 

1933年に政権を掌握したヒトラーは、アウトバーン高速自動車国道)の創設や再軍備によって、失業率を低下させることに成功します。

 

ヒトラーの経済政策については色々な意見がありますが、このPDCA日記でもヒトラーが題材になっているエントリーがありますので、興味がある人は読んでみてください😊。

 

 

デフレ気味の日本に住む我々からすると、ハイパーインフレはイメージがしにくいかもしれません。

 

ただ、2001年に私がアルゼンチンを訪問した際、現地の友人が以下のようなコメントをしていました。

 

「1990年代にアルゼンチンが経済危機に陥った際、スーパーマーケットの野菜の値段が朝と夜で値段に倍の違いがあった。」(アルゼンチンの友人コメント終わり)

 

当時のアルゼンチンでは、スーパーマーケットの店員が朝つけた値札を夜には変えなければならず、大変な重労働だったそうです。

 

つまり、朝は100ペソだったブロッコリーが、夜には200ペソになったということであり、スーパーマーケットのスタッフは値札の交換に大忙しだったということです。

 

似たような話はどこかに国で今も起こっており、インフレのチャレンジングさを感じますね。

 

アルゼンチンなどの南米の国に行ったことがある方であればご存じだと思いますが、米ドル紙幣が普通に利用できたりします。

 

アメリカ国外で現地通貨と並行して米ドルが流通し、使用できるようになることを「ドル化(dollarization )」と呼びます。

 

過去にドル化が発生した国としては、ハイパーインフレや経済危機が襲った南米のエクアドルエルサルバドル、アフリカのジンバブエなどがあります。

 

大規模なインフレが発生すると、自国通貨が使えなくなり、米ドルでなければ受け取ってくれない事態が発生するということですね。

 

今回紹介する資料「お金の流れで探る現代権力史」は「「世界の今」が驚くほどよくわかる」をキャッチフレーズにしており、お金の流れと現代史に焦点を置いた興味深い本です。

 

今回紹介する資料「お金の流れで探る現代権力史」では、イギリスで産業革命が起こった理由などについて、筆者独自の仮説が設定されており読み物としても面白いです。

 

営業などに携わっているビジネスパーソンが、今回紹介する資料「お金の流れで探る現代権力史」を読めば、話のタネなる内容が多い資料です。

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

PDCA日記が更新されたら通知が欲しいという方がいましたので、そのような場合は Twitter をご利用ください😊。https://twitter.com/MPdca

 

 

P.S. 1867年、江戸幕府の将軍から朝廷の天皇に政権返上が行われました。

 

いわゆる大政奉還ですが、この立役者の一人である坂本龍馬は日々色々な交渉を行っていましたが、働いていた様子はなさそうです。

 

坂本龍馬の背後には何らかの資金源があったと推測され、それが260年以上続いた幕府を消滅させたことになります。

 

幕末から明治維新にかけての出来事を考えながら、今回紹介した資料お金の流れで探る現代権力史」を読むと面白いかもしれませんね😊。

 

 <Mr. PDCAのボンジュール英語「秘史」=「secret history」>

 

今回出てきた「秘史」の英訳は、「secret history」になります。

 

「旧日本陸軍には秘史があった」を英語にする場合、「Former Japanese Army had a secret history」とすればよいですね😊。

 

 

<マドモアゼルPDCAのメルシー映画「私がクマにキレた理由(わけ)」>

  

本日は、スカーレット・ヨハンソン主演の映画「私がクマにキレた理由(わけ)」 を紹介します。

 

私がクマにキレた理由(わけ)(字幕版)

私がクマにキレた理由(わけ)(字幕版)

  • 発売日: 2018/01/12
  • メディア: Prime Video
 

 

原作は小説「ティファニーで子育てを」で、こちらも面白かったですね😊。 

 

 

スカーレット・ヨハンソンは日本でも有名な女優であり、彼女の代表作は東京を舞台にした映画「ロスト・イン・トランスレーション」でしょう。

 

  

今回紹介する映画「私がクマにキレた理由(わけ)」で、主人公のアニー・ブラドック(スカーレット・ヨハンソン)はニューヨークの投資銀行で仕事を探しましたが面接が上手くいかず、マンハッタンの高級住宅街で子守(ナニー)として働くことになります。

 

アニーは嫌々子守の仕事を始めましたが、マンハッタンに住み込みで働いている内に、上流階級の好青年であるハーバード・ホッティ(クリス・エヴァンス)と恋に落ちます。

 

今回紹介する映画「私がクマにキレた理由(わけ)」はありきたりなコメディではなく、人生の本質を突いたコメントが色々と登場するお勧めの作品です。

 

あまりいないと思いますが、投資銀行で働きたいと思っている人は今回紹介する映画「私がクマにキレた理由(わけ)」を鑑賞してみてください😊。

 

私がクマにキレた理由(わけ)」のメルシー評価【クロワッサン4個:🥐🥐🥐🥐】

 

【マドモアゼルPDCAコメント】今回紹介する映画「私がクマにキレた理由(わけ)」はコメディでありながら、アメリカ(というかマンハッタン)が抱えている問題を表現しているところが面白かったですね。

 

ニューヨークで私が働いていたビルが作品中に出てきますが、これが一番のサプライズでしたね😊。

 

私がクマにキレた理由(わけ)(字幕版)

私がクマにキレた理由(わけ)(字幕版)

  • 発売日: 2018/01/12
  • メディア: Prime Video
 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 1,008 "Money & History"】

 

It is well known that there was inflation behind the French Revolution and the Chinese Communist Revolution.

 

To put it the other way around, deflation has never caused a revolution in the world history, so the current economic situation may be behind the long-term administration in Japan.

 

It is also well acknowledged that Hitler contained inflation as a background to the realization of a long-term ruling.

 

The material introduced today "History of modern power exploring with the flow of money (Japanese only" is an interesting book that focuses on money flow and modern history, with the catchphrase "Understanding the present world" is surprisingly well written.

 

In "History of modern power explored by the flow of money", the author's own hypothesis is set about the reason why the Industrial Revolution took place in England and that part was also impressive.

 

Let's function PDCA today!   

 

In case you would like to receive a notice at the time of PDCA Diary post, please utilize Twitter😊. https://twitter.com/MPdca 

プライバシーポリシー・お問い合わせ