PDCA日記 / PDCA Diary

継続は創造だ! / Continuity is Creation!

PDCA日記 / Diary Vol. 1,016「期待を明確にする」/ "Articulate Expectations"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 1,016「期待を明確にする」
 

 

私がコンサルタントとしてお世話になる企業で意識していることは、「経営者からの期待を明確にする」ことです。

 

これは簡単なように聞こえるかもしれませんが、実践することはかなりチャレンジングです。

 

会社員の場合、上司からの期待を明確にすることが仕事をスムーズに進める上でのポイントになるでしょう。

 

期待を明確にする上で、重要なことは頻繁にコミュニケーションを取ることです。

 

最近は、テレワークが普及しており、以前のようにオフィスで部下から上司に話しかけ、雑談から色々なことを聞き出すというテクニックが使いにくい状態になっています。

 

そんな中、ビジネスシーンで改めて注目されているのが、このPDCA日記にも度々取り上げている「1on1」と呼ばれる上司と部下の1対1の定期的な話し合いです。

 

1on1はヤフーで取り入れられており、「ヤフーの1on1―――部下を成長させるコミュニケーションの技法」という本の中で詳細が述べられています。

 

ヤフーでは、週に1回30分の話し合いを上司と部下で行うことによって、会社全体の雰囲気を明るくさせ、業績向上につなげていることが、「ヤフーの1on1―――部下を成長させるコミュニケーションの技法」で紹介されています。

 

 

上司との人間関係が良好な人にとっては、1on1を開始しやすいでしょう。

 

チャレンジングなのは、上司との関係がいまいち上手くいっていないケースです。

 

上司と部下の関係もそうですが、人間関係が上手くいっていない理由は、コミュニケーションの頻度が少ないことがほとんどです。

 

コミュニケーションの頻度増やす具体的な手法としては、挨拶がポイントになってきます。

 

過去のPDCA日記でも紹介しましたが、私が銀行員をやっていた頃、こちらから挨拶をしても無視をする上司がいました。

 

結局、私は銀行を退職したわけですが、挨拶をしない人がいる職場で働いていると、コミュニケーション自体が成立しなくなります。

 

 

日本では、「石の上にも三年」ということわざがあります。

 

英語で類似のことわざとして、「A rolling stone gathers no moss(転がる石には苔が生えぬ)」があります。

 

転職ばかりしている人(転がる石)には、技能や知見が身につかない(苔が生えない)と捉えられることが多いですが、別の意味もあるようです。

 

苔をネガティブなものと考え、「苔が生えないように転がり続ける石になる方が得策である」という意味です。

 

挨拶がない職場は「よくない苔が生える」場所であると私は考えているため、そういうケースでは転職(転がる石になること)を選択する方が私は幸せに近づくと考えていますね😊。

 

今回紹介する資料「1度きりの人生。どうせなら、楽しく生きよう!は、「仕事や人間関係に役立つ29の話」を解説しており、「期待を明確にする」部分の以下フレーズが印象的でした。

 

「人間関係におけるほとんどの問題は、『役割と目標を取り巻く期待』と『お互いの期待像の相違』から生じます。

 

私たちの日常生活において、暗黙の期待が多く存在しています。

 

それは普通、明確に語られることもないですし、説明されることもないものです。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

PDCA日記が更新されたら通知が欲しいという方がいましたので、そのような場合は Twitter をご利用ください😊。https://twitter.com/MPdca 

 

 

P.S. 経営者からの期待と、自分が行っていることのずれを防ぐ方法として、「報連相を徹底する」ことがあります。

 

報連相を徹底することによって、ずれが生じている場合は、経営者から「ずれていますよ」というコメントを受け取るタイミングが早くなります。

 

報連相が不十分だったり、頻度が少なすぎると、期待のずれを察知するタイミングが、自動的に遅くなってしまいます。

 

管理職の方はご存じだと思いますが、「チームメンバーの報連相が足りない」と感じているケースが多いはずで、「この人は報連相を十分してくれている」と認識していることは、稀でしょう。

 

「ちょっと報連相しすぎかな?」と感じているくらいがちょうどであり、そうすることで相手と自分の期待のずれを最小限に抑えられると私は考えています。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「明確にする」 = 「articulate

 

今回出てきた「明確にする」の英訳は、「articulate」になります。

 

「期待を明確にする」を英語で表現する場合、「Articulate expectations」とすればよいですね😊。

 

 

<マドモアゼルPDCAのメルシー映画「ザ・サークル」>

 

本日は、映画「ザ・サークル」を紹介します。

 

ザ・サークル」は私の大好きな映画の一つで、主人公を演じているエマ・ワトソンが疾患を抱えている父親のために、健気に働く場面があります。

 

ザ・サークル」は現在の巨大IT企業の現状を描いている作品でもありますので、是非一度観賞してみてください😊。

 

日本では、「病院が高齢者のサロンになっている」と指摘する識者がいます。

 

「最近、○○さんは病院に来ていないけれど、調子が悪いのかな」という会話が日本の病院で行われているというジョークがあります。

 

現役世代の我々からすると笑えないジョークに聞こえますね。

 

色々な意味で、日本人は病院に行き過ぎであると言われており、私もそう感じています。

 

新型コロナウイルス騒動で、本当に必要な時以外は病院に行かない動きが日本でも拡大しました。

 

この動きは健全であると私は考えていますね😊。

 

一方、アメリカは国民健康保険を導入しておらず、高額な治療を受ける場合は保険会社にカバーされているか確認する必要があります。

 

映画「ザ・サークル」でも、アメリカの医療システムが抱えるチャレンジが表現されています。

 

国によって医療システムは違いますが、アメリカの仕組みは独特であり、映画「ザ・サークル」以外の作品でも、このチャレンジが取り上げられることが結構ありますね。

 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 1,016 "Articulate expectations"
 

What I am aware of as a consultant is to clarify expectations from management.

 

This may sound easy, but practicing is quite challenging.

 

The material introduced today "Life once only. Let's live happily anyway! (Japanese only)" explains "29 stories that are useful for work and human relations" and the following phrases were impressive.

 

"Most problems in relationships arise from expectations surrounding roles and goals and differences in expectations.

 

There are many implicit expectations in our daily lives.

 

It is usually neither explicitly stated nor explained." (Unquote)

 

Let's function PDCA today!   

 

In case you would like to receive a notice at the time of PDCA Diary post, please utilize Twitter😊. https://twitter.com/MPdca 

プライバシーポリシー・お問い合わせ