PDCA日記 / PDCA Diary

継続は創造だ! / Continuity is Creation!

PDCA日記 / Diary Vol. 1,029「成功に終わりはない」/ "Success is endless"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 1,029「成功に終わりはない」
 

 

過去の成功体験を引きずってしまうと、そこから抜け出せずにチャレンジに陥る組織は太古からあります。

 

ナポレオンや旧日本軍は、過去の勝利を引きずり続け、壊滅してしまった例と言えるでしょう。

 

ビジネスにおいても、過去の成功を引きずった経営者が、「以前はこれで上手くいった」と言い続け、チャレンジングな局面を迎えるケースが、今も昔も頻繁に起こっています。

 

今回紹介する資料「ブラック企業のマーケティング戦略は、「いいことが高収益につながる」をキャッチフレーズにしており、「成功と失敗」部分の以下フレーズが印象的でした。

 

コトラーが著書の中で紹介しているのは作曲家のアービングバーリンのこんな言葉です。

 

『成功に関して最もつらいことは、成功し続けなければならないことだ』。

 

イギリスの首相だったウィンストン・チャーチルも『成功に終わりはない』と言っていたのだそうです。

 

成功は失敗の大きな原因になります。

 

過去に成功してしまうと、なかなかそこから抜け出すリスクを犯しにくくなりますが、そうやってもたもたしている間に市場や顧客は変化してしまうのです。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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P.S. バランスの取れた経営者の場合、「自分は成功体験を引きずっている可能性がある」と考えているケースがあります。

 

成功体験を引きずらない方法として、一定期間トップを経験したら、潔く次の世代にバトンを渡すことがあります。

 

メディアでは、カリスマ経営者が取り上げられることがあります。

 

しかしながら、私は「経営にカリスマは不要」と考えています。

 

カリスマがいるとタブーが発生し、明らかに非合理な判断であっても、それを止めることがチャレンジングになるためです。

 

国家元首や社長の任期は、4年から6年に設定されていることが多いです。

 

これには、きちんと理由があったのですね😊。

 

社長の組織運営が上手くいけば、2期8年から10年トップを務めてもよいと思います。

 

ただ、10年以上同じ人が社長の座にいると、知らず知らずのうちに社内で忖度が始まり、利権や既得権が生まれてしまうものです。

 

本人や周りの人たちが無意識の内に忖度を始めてしまうことがやっかいであり、これを避けるためには10年以上同じ人が組織のトップを務めないことが、最高の予防策になります。

 

この辺りのことは、知っておくだけで実行できますので、自分自身が10年以上の間、組織の長を務めている方は、後継者の育成に力を入れるべきでしょう。

 

そう言えば、ゼネラル・エレクトリック(GE)の中興の祖であるジャック・ウェルチは、リーダーの役割として、「変化を起こすこと、人を育てること」を掲げていました。

 

ジャック・ウェルチがGEの社長だった頃、会社を守る一方で、スタッフの首切りを容赦なく行ったことから、「建物を壊すことなく、人間だけを殺戮する中性子爆弾」になぞらえて、「ニュートロン(中性子爆弾)・ジャック」と揶揄されました。

 

ジャック・ウェルチに対する評価はアメリカでも分かれているようですが、経営者にとって重要なタスクとして「人を育てること」があるのは確かでしょう。

 

そう言えば、私がニューヨークで働いていた頃、ジャック・ウェルチが乗っていた黒塗りの車とすれ違ったことがあります。

 

ジャック・ウェルチは忙しそうに携帯で誰かと話しており、私は「忙しそうだなぁ~」と思いながら、マンハッタンの通りを徒歩で移動していたことを覚えていますね😊。

 

< Mr. PDCAのボンジュール英語「原因」 = 「cause

 

今回出てきた「原因」の英訳は、「cause」になります。

 

「成功は失敗の大きな原因になります」を英語で表現する場合、「Success is a major cause of failure」とすればよいですね😊。

 

 

< Mr. PDCAのボンジュール映画「パラサイト 半地下の家族」>

 

 本日は、映画「パラサイト 半地下の家族」を紹介します

 

 

映画「パラサイト 半地下の家族」は、韓国の狭く薄汚れた半地下のアパートから始まります。

 

父ギテク、母チュンスク、息子ギウ、娘ギジョンのキム一家は、全員が失業というチャレンジに直面しています。

 

そんな中、ギウの友人で名門大学に通う青年ミニョクが訪れます。

 

ミニョクは海外に留学する予定であり、彼が家庭教師をしている女子高生パク・ダヘの英語の代行をやらないかとギウに提案する。

 

その後、ギウはダヘと恋仲になり、失業中だったキム一家はパク家を食い物にするようになります。

 

スリラー映画でありながら、コメディの一面も持ち合わせており、韓国語の勉強にもなる作品でした。

 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 1,029 "Success is endless"
 

There have been many organizations that have fallen for the challenge of trailing past successful experiences without getting out of there.

 

Napoleon and the former Japanese army have been trailing victory in the past.

 

In business too, the challenging phase of business owners who have been trailing past successes has been saying, "This has worked before."

 

The material introduced today “Black Company Marketing Strategy (Japanese only)” has a catchphrase of “Good things lead to high profits” and the following phrases were impressive.

 

"What Kotler introduced in his book is the words of composer Irving Berlin.

 

'The hardest thing about success is that you have to stay successful.'

 

The former British Prime Minister, Winston Churchill, also said that success was endless.

 

Success is a major cause of failure.

 

Success in the past makes it harder to risk escaping from it, but the markets and customers change during that time." (Unquote)

 

Let's function PDCA today!   

 

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