私がフランスに留学していた頃、北欧に行くことがあり、中々面白い体験だったことを過去のPDCA日記でお伝えしました。
私が通っていたフランスのビジネススクールの同じクラスに北欧からの留学生がおり、現地の社会保障制度などについても色々と聞いたことを覚えています。
その中で、私が一番興味深いと感じたのは、北欧の図書館制度です。
日本の図書館の場合、飲食が禁止されており、パソコンを使える席が決まっていたりします。
一方、北欧の図書館では、飲食自由のところが多く、フリーランスの人たちがパソコンやスマホを使って、色々な仕事をすることも認められているケースがあるそうです。
日本でいうコワーキングスペースの役割を、北欧では公共図書館が担っているということですね😊。
今回紹介する資料「読書を支えるスウェーデンの公共図書館」は、「文化・情報へのアクセスを保障する空間」をキャッチフレーズにしており、「スウェーデンの人は本屋に行かない?」部分の以下フレーズが印象的でした。
「北欧の図書館の利用率が非常に高いことを受けて、北欧は本の値段が高いから個人で買うことがほとんどなく、多くの人は図書館を通じて本を入手するのだという神話がある。
しかし、これは真実ではない。
読書のための本の入手先を尋ねると、『書店から』と答える人が一番多く、次いで図書館となっている。
最近では、オンライン書店やスーパーマーケットなど、書店・図書館以外の入手先の比率も高まっている。
ただし、他の国に比べてスウェーデンでは図書館から本を借りる人の割合がかなり高いため、出版界はこれから普及していくであろう電子書籍に関しては、図書館を巨大なマーケットとして見ている。」(引用終わり)
それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!
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読書を支えるスウェーデンの公共図書館: 文化・情報へのアクセスを保障する空間
- 作者:小林ソーデルマン淳子,吉田右子,和気尚美
- 出版社/メーカー: 新評論
- 発売日: 2012/08/24
- メディア: 単行本
P.S. 私自身、図書館をかなり利用している方だと思いますが、次回北欧に行く時には、公共図書館に足を運びたいと思いました。
北欧は国民負担率が高い社会ですが、集めた税金の一部を、利便性の高い公共図書館の形で市民に還元しているというわけですね。
なお、日本の図書館も市区町村によって、開館時間が違ったり、サービスも異なります。
税収が豊かな地域の図書館は利便性が高く、人口が少ない地域の図書館は休館日が多かったりします。
色々な違いがあって、面白いものですね😊。
< Mr. PDCAのボンジュール英語「税収」 = 「tax revenue」>
今回出てきた「税収」の英訳は、「tax revenue」になります。
「税収が豊かな地域」を英語で表現する場合、「Areas with high tax revenue」とすればよいですね😊。
< マドモアゼルPDCAのメルシー映画「王様のレストラン」>
本日は、ドラマ「王様のレストラン」を紹介します。
ドラマ「王様のレストラン」は、古い作品ですが名著「君に友だちはいらない」で取り上げられたことがある有名なドラマです。
ドラマ「王様のレストラン」の舞台は、かつて一流店であったものの今はつぶれかけているフランス料理店「ベル・エキップ」です。
亡き父からこの店を受け継いだ若きオーナー原田禄郎(筒井康隆)は、料理も経営も素人ですが、松本幸四郎演じる「伝説のギャルソン」である千石武が復帰したことをきっかけに、「ベル・エキップ」が活気を取り戻すストーリーです。
ドラマ「王様のレストラン」は経営学の世界でも注目された作品で、「「王様のレストラン」の経営学入門―人が成長する組織のつくりかた」という本で詳しく解説されています。
ドラマ「王様のレストラン」を企業風に言えば原田は新CEOで、千石は新COOという感じでしょうか。
管理職の方にとっても、ドラマ「王様のレストラン」は参考になる作品で、事業再生やターン・アラウンド・マネジメントに興味がある方にとって鑑賞する価値があると感じました。
【PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 1,055 "Do Swedish people not go to bookstores?"】
When I was studying in France, I traveled to Scandinavia.
In the same class at the business school, there are Scandinavian international students, and I remember hearing a lot about social systems.
What I found most interesting was the Nordic library system.
In Scandinavian libraries, there are many places to eat and drink, and there are cases where freelancers are allowed to work.
Public libraries in Northern Europe play the role of co-working space in Japan :-).
The material introduced today "Swedish Public Library Supporting Reading (Japanese only)" has a catchphrase of "Space that guarantees access to culture and information" and the following phrases were impressive.
"There is a myth that Scandinavia's library usage is so high that books are expensive and rarely bought by individuals, and many people get books through the library.
But this is not true.
When asked where to get books for reading, most respondents say 'from a bookstore', followed by libraries.
Recently, the proportion of sources other than bookstores and libraries, such as online bookstores and supermarkets, has also increased.
However, Sweden has a much higher percentage of people borrowing books from libraries than in other countries, so the publishing community sees libraries as a huge market for e-books, which will become more prevalent." (Unquote)
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