PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 1,087「問題には2つの種類がある」/ "There are two types of problems"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 1,087「問題には2つの種類がある

 

私が一時期(2009年~2011年)社会を離れて、フランスのビジネススクールに行き、良かったことのひとつに「知らない理論を詰め込まれた」ことがあります。

 

私の場合、最初の職場が銀行だったこともあって、会計や財務はある程度の知識を持っていましが。

 

また、複式簿記の処理についても実務上の経験があったため、会計や財務の授業は比較的スムーズに対応できたものです(仕事は一生懸命やっておくものですね😊)。

 

ただ、銀行の仕事でマーケティング関連の経験がありませんでした。

 

そのため、ビジネススクールマーケティングの授業では、色々な意味で驚きがあったものです(一番の驚きは、マーケティングの授業で受けたテストの点数の低さだったけれどね😊)。

 

世界中どこのビジネススクールに行っても、最初に1年目は会計、財務、マーケティング、組織論、戦略などの基礎科目を受けることになります。

 

2年目は選択科目が増え、自分の興味がある分野の授業を集中的に受けることが可能です。

 

このやり方は非常に合理的であり、自分の専門分野とは違う世界を強制的に見ることになります。

 

また、授業に対する準備はグループワークを通じて行われることになります。

 

海外のビジネススクールに行った場合、グループは国籍やキャリアなどのバックグラウンドがばらばらであり、色々な意味で多様性を感じられるものです😊。

 

海外の大学院に行く醍醐味はこの点であり、最近は日本人留学生が減少しているため、世界中どこに行っても、日本人で固まるということがチャレンジングになっています。

 

この状況を嘆く識者がいますが、「英語や現地の言葉を使わざるを得ない状況に入れる」とポジティブに捉えることも可能です。

 

というわけで、海外への留学を考えている人は、日本語を使わないようにすると学ぶことが増えるでしょう。

 

ただ、日本人留学生を避ける必要はないため、つかず離れずの関係を維持することが良いでしょうね(実際に、私はそうしていましたよ😊)。

 

ビジネススクールの良い点は、本を読むだけではなく、ケースディスカッションで理論を議論することです。

 

そのため、授業中に眠くなりにくいのです。

 

私自身、1,000以上のケースを議論しましたが、2年間の授業で居眠りをしたことはありませんでした😊。

 

講義式の授業とは違い、ケース・メソッド式の授業を行うビジネススクールが多いことから、教科書に載っている理論についても、きちんと自分の言葉で発言する必要があります。

 

色々なバックグラウンドを持った学生が様々な意見を口にするため、「この理論はあの授業でこういう議論をしたな」と今でも経営理論を目にする度に、エキサイティングなクラスを思い出します😊。

 

今回紹介する資料「やさしくわかるU理論」は、「イノベーションを起こすために必要なものは何かがつかめる1冊」をキャッチフレーズにしており、以下フレーズが印象的でした。

 

「問題にはふたつの種類があることを理解できていないことが多いんだ。

 

ひとつはジグソーパズル:自分=問題の外:論理的に分解された個別の施策の積み上げによって解決できる問題。

 

もうひとつはルービックキューブ型:自分=問題の一部:要素が複雑に絡み合っているために、何らかの対策を打つと、必ず様々な方向に影響をもたらす問題。」(引用終わり)

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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マンガでやさしくわかるU理論

マンガでやさしくわかるU理論

 

 

P.S. 今回紹介した資料「やさしくわかるU理論」が説明している通り、問題にはジグソーパズル型とルービックキューブ型があるということを知っているだけでも、管理職が直面するビジネス上のチャレンジに対応しやすくなると私は考えています。

 

ルービックキューブ型の問題を、ジグソーパズル型と勘違いして対応することで、状況を更にチャレンジングにする可能性があり、これは実際のビジネスでのよく起こっていることです。

 

管理職の方でチャレンジに直面している人に、今回紹介した資料「やさしくわかるU理論はお勧めの一冊ですね😊。

  

 < Mr. PDCAのボンジュール英語「積み上げる」 = 「accumulate」>

 

今回出てきた「積み上げる」の英訳は、「accumulate」になります。

 

「個別の施策の積み上げによって、問題を解決できた」を英語にする場合、「The problem was solved by accumulating individual measures」とすればよいですね😊。

 

マンガでやさしくわかるU理論

マンガでやさしくわかるU理論

 

 

<マドモアゼルPDCAのメルシー映画「麦子さんと」>

  

本日は、堀北真希主演の映画「麦子さんと」を紹介します。 

 

麦子さんと

麦子さんと

  • 発売日: 2014/10/03
  • メディア: Prime Video
 

  

映画「麦子さんと」は、声優を目指しアニメショップに勤務するオタク女子が、かつて自分と兄を捨てた母と死別し、納骨に訪れた母の故郷で青春の足跡を追うという親子愛を描いた物語です。

 

主人公の小岩麦子(堀北真希)は、声優学校に通うためのお金を工面するため、アルバイト先の知り合いから誘われた飲み会を断るなど、声優になるためにチャレンジングな日々を送っています。

 

アニメが好きなビジネスパーソンに、今回紹介する映画「麦子さんと」はお勧めです。

 

麦子さんと」のメルシー評価【クロワッサン3個:🥐🥐🥐】

 

【マドモアゼルPDCAコメント】堀北真希は陰のある役が似合いますが、今回紹介する映画「麦子さんと」でもチャレンジングな役を演じています。

 

俳優からは引退した堀北真希ですが、現在でも色々な映画が鑑賞できるのはよいことですね😊。

 

麦子さんと

麦子さんと

  • 発売日: 2014/10/03
  • メディア: Prime Video
 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 1,087 "There are two types of problems"
 

From 2009 to 2011, I went to a business school in France and one of the great things was I could touch a lot of unknown managerial theories.

 

The material introduced today "Easy-to-understand U Theory (Japanese only)" has a catchphrase of "Book that can grasp what is necessary for innovation" and the following phrases were impressive.

 

"People often don't understand that there are two types of problems.

 

One is a jigsaw puzzle: A problem that can be solved by stacking logically disaggregated individual measures.

 

The other is the Rubik's cube type: The problem is that the elements are intricately intertwined, so that any action taken will necessarily affect various directions." (Unquote)

 

Let's function PDCA today!   

 

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