PDCA日記 / PDCA Diary

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PDCA日記 / Diary Vol. 1,104「銀行は相手によって金利を変える」/ "Banks change interest rates by person"

English follows Japanese.

PDCA日記 Vol. 1,104「銀行は相手によって金利を変える」】

  

銀行は相手によって、定期預金などの金利を変えるということをご存じでしょうか。

 

これは違法でも何でもなく、おおっぴらに行われていることで、オンライン取引でも金額によって金利が変わる局面に遭遇された方はいると思います。

 

「金持ちは、さらに金持ちになるようにできている」とは良く言ったものですね。

 

今回紹介する資料「銀と金」は、テレビドラマにもなったのでご存知の方も多いのではないでしょうか。

 

第01話

第01話

  • メディア: Prime Video
 

 

銀と金」では不正融資などの銀行にまつわる話も多く、個人的に大変楽しめました。

 

普段なかなか垣間見ることができない世界を垣間見られる作品で、金融業界に興味がある人におすすめの一冊です。

 

業界によって位置づけが変わる組織として、内部監査があります。

 

銀行の場合、内部監査は金融庁などの当局の次に恐れられている存在です(人事評価に影響するからね😊)。

 

一方、会社によっては内部監査の指摘をそれほど気にしないところもあって、「業界によって監査の捉え方が違うものだ」と感心したことを覚えています。

 

ただ、内部監査からの調査や指摘には真摯に対応した方が無難ですね😊。

 

それでは、本日もPDCAを回して行きましょう!   

 

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銀と金 1

銀と金 1

 

 

P.S. 私は銀行員時代、従業員数30万人以上の組織に属していたことがあります。

 

この金融機関は合併を繰り返して大きくなってきたのですが、2008年の金融危機で「大きすぎて管理できなかった(Too Big To Manage)」とメディアで揶揄されるようになりました。

 

結果として、アメリカ政府から公的資金を受け入れ、不採算部門を売却し、適正規模の金融機関として存続することになったのです。

 

この経緯を私は間近で見てきたのですが、規模の拡大を目指す組織はどこかの時点でチャレンジに陥るものだと感じました。

 

経営者にとってチャレンジングなのは、「おかしな方向に進んでいても指摘してくれる人がいないケースが多い」ということでしょう。

 

ワンマン経営者や創業社長が長期間トップに君臨していると、この傾向は更に強くなると考えています。

 

私の場合、外部コンサルタントとして、組織改革に入ることが多かったこともあり、「どう考えてもおかしい」プロセスがまかり通っていた会社がかなりありました。

 

私から企業担当者に対して、「こうした方が良いのではないですか?」とか「この形で改善すればコスト削減になりますが、どうでしょう?」と聞いてみても、以下のような回答を受けることが多かったと記憶しています。

 

「Mr. PDCA、我々は長い間、このやり方を続けてきました。だから、変えられないのです。」(チャレンジに陥っている企業担当者がよく発するコメント終わり)

 

自業自得のチャレンジ状態から組織が脱する唯一の方法は、経営者の交代です。

 

「10年以上同じ人がトップに居続けると弊害が出てくる」が、私の持論です。

 

というわけで経営者の皆様、日々の業務に加えて、後継者育成にも力を入れましょう。

 

忙しい中、後継者育成を行うのは大変だと思いますが、経営者にとって重要な仕事であると私は考えています😊。

 

そう言えば、ゼネラル・エレクトリックの元最高経営責任者だったジャック・ウェルチは、こう言っていましたよ。

 

「経営者の仕事は2つだけだ。1つは変化を起こすこと。もう1つは人を育てることである。」(ジャック・ウェルチのコメント終わり)

 

<Mr. PDCAのボンジュール英語「おおっぴらに」=「openly」>

 

今回出てきた「おおっぴらに」の英訳は、「openly」になります。

 

金利の変更はおおっぴらに行われている」を英語にする場合、「Interest rate changes are openly implementing」とすればよいですね😊。

 

銀と金 1

銀と金 1

 

 

<マドモアゼルPDCAのメルシー映画「氷菓」>

 

本日は、アニメ氷菓」を紹介します。

 

 

アニメ氷菓」の主人公である折木奉太郎は、神山高校1年生です。

 

奉太郎は何事にも積極的に関わろうとしない「省エネ主義」を信条とするものの、姉・供恵からの勧めで古典部に入部します。

 

奉太郎が古典部の部室に行くと、同じ1年生の千反田えるがおり、「一身上の都合」で入部していました。

 

奉太郎とは腐れ縁の福部里志古典部の一員となり、活動目的が不明なまま古典部は復活することになります。

 

そして、えるの強烈な好奇心を発端として、奉太郎は日常の中に潜む様々な謎を解き明かしていくことになります。

 

「高校生活がバラ色とは限らない」と考えていた奉太郎ですが、古典部に入ったことで結構楽しそうにしている姿が印象的でしたね。

 

 

 

PDCA (plan-do-check-action) Diary Vol. 1,104 "Banks change interest rates by person"】

 

Did you know that banks change interest rates such as time deposits by person?

 

Changing interest rates is legal and implemented openly.

 

I think some people have encountered the situation where interest rates change depending on the amount even in online transactions.

 

It is often said that "The rich become richer".

 

Many of you may know that the material introduced today "Silver & Gold" has also become a TV drama.

 

In “Silver & Gold,” there were many stories about banks such as illegal loans, and I personally enjoyed it very much.

 

It is a work that gives you a glimpse of the real world and a recommended book for people who are interested in the financial industry.

 

Let's function PDCA today!   

 

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P.S. When I was a banker, I once belonged to an organization with more than 300,000 employees.

 

This financial institution has grown after repeated mergers, but the financial crisis of 2008 has led the media to ridicule it as a bank which is "Too Big To Manage".

 

As a result, my previous employer accepted public funds from the US government, sold its unprofitable sectors, and survived as a financial institution of the right size.

 

I've seen this process up close, but at some point I felt that an organization aiming to scale up would be challenged.

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